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総合型・学校推薦型対策

「印象に残る」志望理由書と「残らない」志望理由書の違い~添削者の視点から~

2026/6/6

こんにちは。ならざきです。

推薦・総合型選抜を受験する予定の生徒さんは、秋以降の出願に向けて、志望理由書対策が気になってくる時期かと思います。

私は普段、第一学習社にて年1000本以上の小論文添削を手がけています。

そして、今の時期は特に、志望理由書の添削の依頼が多くなっています。

(1カ月間、ずっと志望理由書を読んでいることもあります…)

たくさんの志望理由書を見ていると、「印象に残る」ものと「残らない」ものがはっきりと分かれていることに気づきます。

今回は、「印象に残る」志望理由書に必要なことについて、書いていきますね。

◇「何のために学ぶのか」がはっきりしている

志望理由書は、単に「志望先を選んだ理由」を書くものではなく、

「何のために志望先で学びたいのか」を伝えるものだと思います。

その目的意識がはっきりしている志望理由書は、読んでいてその人の人柄が伝わります。

目的意識とは、何か?

それは、「将来、どう生きて、だれの役に立ちたいか」という目標をしっかり持っていることだと思います。

例えば、「看護師」になりたいという気持ちがあったとします。

「看護師になりたいので、看護師国家試験に合格したい。」

これだけではあまり採点者の心に響きません。

「看護師になり、けがや病気で入院している子どもたちの身体と心のケアをしたい。」

これだと、「入院している子どもたち」の役に立ちたい、という思いが伝わり、印象に残りやすくなります。

将来の目標について考えるときは、単になりたい職業ではなく、「その仕事でどう社会の役に立ちたいのか」という視点で考えてみましょう。

◇「過去」より「未来」を語る

多くの生徒さんにありがちなミスとして、

「将来の目標を抱いたきっかけ」を書きすぎることが挙げられます。

つまり、「過去」を語りすぎるのです。

もちろん、きっかけについてふれておくことは大切です。

とはいえ、志望理由書の6割以上が「過去の体験」の説明にあてられているケースもよく見ます。それでは少しもったいないですね。

志望理由書で最も伝えたいことは、「私はこの大学で学び、社会に貢献できる人になります!」という思いです。

・志望先で何をどう学びたいのか

・その学びを活かし、どう将来の目標を実現するのか

といった、「未来」の姿をしっかり語りたいですね。

◇「他大学ではなく志望先がいいんだ!」と伝えられる

ここは、志望理由書において非常に大切なポイントです。

しかし、多くの生徒さんがここを十分に書ききれていない傾向にあります。

例えば、「貴学では、看護の専門知識が学べ、実習も充実している」といったケース。

これだけでは、「看護系の大学ならどこもそうだよ!」とツッコまれてしまいそうです。

「なら、他の大学でもよいのでは…?」と思われてしまうと残念です。

(実際、私も添削しながらこのようなことを思ってしまうことが多いです…)

「絶対にこの大学がいいんだ!」という思いを伝えるためには、志望先ならではの魅力をよく知っておくことが大切です。

志望先ではどんなことが学べるのか、講義や実習にどんな特徴があるのか、よく調べましょう。

オープンキャンパスに足を運んで、体験講義などを聞いてみましょう。

志望先にしかない魅力を語るためには、興味のある分野を研究している教授のことを知るのがおすすめです。

「この方のもとで学んでみたい」と思える教授を見つけ、著書などを読んでみましょう。

そうやって志望先のことを知っていく過程で、「他の大学ではなく、この大学でこそ学びたい!」という思いが強くなり、それが伝わる志望理由書を書くことにつながるはずです。

◇まとめ~志望理由書を書くことは、自分の未来を考えること

これまで、多くの志望理由書を添削してきました。

その中で、最初はみんなが書いていそうな「印象に残らない」志望理由書を書いた生徒さんが、

添削を通して考え直し、その生徒さん自身の言葉で語れる「印象に残る」志望理由書に変わった瞬間も数多く見てきました。

その変化は、志望理由書を書く過程の中で、「何のために、何をどこで学び、将来どう生きていきたいのか」という自分の未来について深く考えた結果だと思います。

高校生の今、そのように自分と向き合う機会を持てることはとても素晴らしいことです。

推薦・総合型選抜の受験を、未来を輝かせるチャンスにしてほしいと願っています。

「一人ではどう考えればいいかわからない」「考えてもうまく言葉にできない」

そうお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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