“ADHDっぽい”と言われる子どもをどう見るか|行動の裏にある「本当の理由」
「ADHDっぽい」と言われる子どもについて
「集中できない」
「落ち着きがない」
「話を聞かない」
「逆にほとんど話さない」
こうした様子から、
👉偏差値にいっさい関係なく、
👉 「ADHDっぽいのではないか」
と言われる子どもは少なくありません。
もちろん、発達特性としての側面が関係しているケースもあります。
しかし、現場で多くの生徒と関わる中で、私は少し違う角度から見ることも大切だと感じています。
行動は「問題」ではなく「適応」である
まず前提として大切なことがあります。
👉 子どもの行動は「問題」ではなく、その子なりの適応である可能性があるということです。
・落ち着きがない
・話さない
・集中が続かない
これらは単なる欠点ではなく、
👉 その環境の中でなんとかバランスを取ろうとした結果
として現れている場合があります。
環境との関係で「そう見えている」こともある
発達特性とは別に、
👉 環境との関係の中で“ADHDっぽく見える”状態が生まれているケースもあります。
特に近年、生徒を見ていて強く感じるのは次のような要因です。
・無言の社会的圧力(学校復帰ありきのスクールカウンセラーなど)
・同調圧力
・「正解」を求めすぎる教育
・合理性を重視しすぎる学習環境
こうした環境の中で、
👉 「本当はこうしたい」という感覚が抑え込まれている
ことがあります。
抑圧された感覚は、別の形で現れる
人は、自分の感覚や考えを抑え続けると、
👉 別の形でそれが表に出てきます。
例えば、
・多動的な行動として現れる
・逆に、ほとんど話さなくなる
・集中が続かなくなる
これらは、
👉 コントロールできていないのではなく、コントロールし続けた結果とも言えます。
「なぜその行動が出ているのか」を考える
ここで大切なのは、
👉 行動を直そうとする前に、その理由を考えることです。
・なぜ落ち着かないのか
・なぜ話さないのか
・なぜ集中できないのか
この「なぜ」を見ずに、
👉 行動だけを修正しようとすると、うまくいきません。
私の授業で最初にやること
こうした考えから、私の授業ではまず
👉 「思ったことをそのまま出せる環境」をつくることから始めます。
・正しいことを言わなくていい
・うまく話せなくていい
・途中で止まってもいい
こうした前提を共有しながら、
👉 少しずつ発言できる状態をつくっていきます。
最初の3か月で整えるもの
授業はすぐに成果が出るものではありません。
特に最初の約3か月は、
👉 「授業のサイクル」と「関係性」を整える期間です。
この期間で大切にしているのは、
・安心して話せること
・自分の考えを出せること
・否定されない経験を積むこと
です。
信頼関係が思考=人を変える
不思議なことに、
👉 関係性が整うと、行動は自然に変わっていきます。
・落ち着きが出てくる
・発言が増える
・集中が続くようになる
これは、
👉 無理に変えたのではなく、「出せる状態になった」結果です。
まとめ
「ADHDっぽい」と言われる行動を、
単純に問題として捉えるのではなく、
👉 その背景にある関係や環境を見ること。
そして、
👉 「なぜその行動が出ているのか」を丁寧に考えること。
これが、とても重要です。
最後に
もし今、
・どう関わればいいのかわからない
・何が原因なのか整理できない
・本人も苦しそうに見える
そう感じているなら、
👉 行動を変えようとする前に、「見方」を少し変えてみることが大切かもしれません。
私の講座では、
・その子が何を感じているのか
・どこに違和感があるのか
を一緒に整理しながら、
👉 学べる状態をつくるところからサポートしています。