オンライン家庭教師マナリンク

重たいリュックを哲学する|子どもが背負っている「見えないもの」

2026/4/22

あのリュックを見て考えたこと

うちの近所に、二つの中学校があります。

一つは進学で有名な私立の中高一貫校。

もう一つは公立の中学校です。

朝、前者の生徒は、

漬物石が三つくらい入っているのではないかと思うような、

大きな黒いリュックを背負って、うつむきながら歩いています。

一方で、公立の子たちは、

軽そうなリュックを背負って、

友達を追いかけるように走っています。

私は庭先で、ぼんやりとその様子を眺めています。

これは、ただの見え方なのでしょうか。

それとも、何かがあらわれているのでしょうか。

子どもは何を背負っているのか

重たいリュックには、もちろん教材が入っています。

ただ、それだけではない気もします。

・期待

・不安

・比較

・評価

そうした、目に見えないものも、

一緒に背負っているように見えることがあります。

では、その中学生は、

いったい誰の欲望を生きているのでしょうか。

自分のものなのか。

それとも、誰かのものなのか。

欲望はひとつではない

人の中には、いくつもの思いがあります。

・親の期待のようなもの

・社会の空気のようなもの

・そして、自分自身の感覚

それらが混ざり合って、

👉 どこまでが自分のものなのか、分からなくなることがあります。

「ほんとうは何をしたいのか」という問い

「ほんとうは自分は何をしたいのか」

この問いに、うまく言葉で応えられないとき、

人は少し元気がなくなるのかもしれません。

そう見えることがあります。

ただ、それも、

私がそう見ているだけなのかもしれません。

成績よりも大切なもの

どこに進学するか。

どのくらい成績を上げるか。

それももちろん大切です。

しかしそれ以上に、

👉 自分が何を求めているのかを、自分の言葉で言えるかどうか

これが、その人の学び方や表情を大きく変えるように感じています。

授業をしていて、私はそのように感じます。

哲学はむずかしいものなのか

哲学をやっていると言うと、

「賢いですね」と言われることがあります。

でも、実際にはそういうものでもありません。

難しいことを考えるというよりも、

👉 「うまく言えないこと」をそのまま考え続けること

に近い気がしています。

哲学=むずかしい・賢そうという方程式は

哲学界の広報不足によって生じた誤解でしょう。

言葉はどこから生まれるのか

同じ言葉でも、

・どんな前提を持っているか

・どこから考えているか

によって、手触りが変わります

だからなのか、

👉 頭の中だけで完結している言葉に私は、あまり関心が向きません。

言葉は、背景と一緒に出てくるものなのか。

それとも、言葉そのものに力があるのか。

まだ、よく分かりません。

さいごに

もし、

・なんとなく元気が出ない

・何をしたいのか分からない

・勉強しているのに手応えがない

そう感じているとしたら、

👉 「何をするか」の前に、「何を求めているのか」を考える時間が必要なのかもしれません。

私の講座では、

正解を教えるというよりも、

👉 自分の中にある問いを言葉にしていくこと

を大切にしています。

そこから、学び方も進む方向も、少しずつ見えてきます。

このブログを書いた先生

このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら

大学受験におすすめの指導コース

20,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
高校3年生、浪人生
  • 旧帝大(北大・東北大・東大・名大・京大・阪大・九大)の理系学部を受験する方
  • 数学Ⅲを学習し終えた中高一貫・高校生の方
  • 数学を得意科目にしたい方
コースの詳細を見る
28,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
高校2・3年生、浪人生
  • 京大レベルの英語を精読したい方
  • 少し背伸びした英文読解に取り組みたい方
  • 精読の伴走者を探している方
コースの詳細を見る
140,000
60(全20回)
高校1〜3年生、浪人生
  • 数IIIを1から学び直したい、学びたい
  • 短期間で数IIIを習得したい、数IIIの学習の仕方を知りたい
  • 数学IAIIBはできるのに数学IIIが苦手、不得意
コースの詳細を見る
公民月額コース
【月額】高校地理・指導コース(定期テスト・大学入試対策)
三者面談あり
無料体験あり
【月額】高校地理・指導コース(定期テスト・大学入試対策)
24,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
高校1〜3年生、浪人生
  • 地理の勉強法が分からず悩んでいる生徒さま
  • 共通テストに向けて一から地理をやり直したい受験生さま
  • 推薦入試のため定期考査の点数を上げたい生徒さま
コースの詳細を見る
物理月額コース
【中学生・高1生】偏差値50から偏差値65~75へ【物理】
三者面談あり
無料体験あり
【中学生・高1生】偏差値50から偏差値65~75へ【物理】
32,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
高校1年生
  • 医学部や難関国公立の入試で物理を得点源にしたい高2・高3・浪人生・再受験生!
  • 説明された問題は解けるけれど「応用出来ない」「すぐに忘れてしまう」生徒さん!
  • アウトプット中心の理解度を見える化しながら学ぶ授業に挑戦出来る頭の柔らかい生徒さん!
コースの詳細を見る

この先生の他のブログ

人見の写真

夏休みにつぶれる生徒、伸びる生徒|成績を分ける「内的動機」の正体

2026/7/14
■ 今年は少し違う今期は、個別授業・集団授業ともに、👉 元気のない生徒が目立ちます。昨年までは、ここまでではなかったのですが……。特に目立つのが、👉 医学部志望の生徒です。■ なぜ元気がないのか理由は単純ではありません。・勉強量が多い・プレッシャーが大きい・将来への不安があるもちろんそれもあります。...
続きを読む
人見の写真

志望理由書で勝ち抜く人の共通点|「なんか」を問いにできるかどうか

2026/6/24
大学の先生も大学院の先生も、合格する志望理由書とは、・なぜそれを研究したいのか?・なぜうちの大学で研究したいのか?・なぜあなたがそれを研究する必要があるのか?の3点を語っているものだと言います。大学教員と日常的に親交のない塾や業者はこうは言わないかもしれません。しかし私は、複数の大学教員から同じこと...
続きを読む
人見の写真

なぜ学校で国語を勉強しているのに共通テスト国語が解けないのか

2026/6/23
こんにちは。人見です。私は普段、共通テスト国語や小論文、志望理由書を指導しています。授業をしていると、生徒からよく言われることがあります。「先生、その読み方は学校で習いませんでした」しかし、私は特別な裏技を教えているわけではありません。むしろ、共通テスト国語が本来求めている力を、そのまま教えているだ...
続きを読む
人見の写真

「うちの子には無理です」は本当なのか?──私は生徒の可能性を少し大きめに見ています

2026/6/7
授業をしていると、よくこんな言葉を聞きます。「医学部なんて無理です」「そんな研究テーマは思いつきません」「自分には才能がありません」もちろん、謙遜の場合もあります。しかし、本気でそう思い込んでいる生徒も少なくありません。私は長年、国語・英語・小論文の指導をしてきました。その中で感じるのは、子どもたち...
続きを読む