総合型・学校推薦型受験と日本史学習
2024/8/17
本日もよろしくお願いいたします。そろそろ大学入試は総合型・学校推薦型入試が始まります。人によっては、この時期の学習習慣を間違えて本当の志望校に合格していない人も見受けられます。
今日は、総合型・学校推薦型入試を受験する生徒で一般入試が本線(日本史受験)の受験生向けに一つ話をしていきたいと思います。
最後までお付き合い、よろしくお願いいたします。
※追記:この記事は僕が今年5月に公式noteでまとめた記事からやや追記したものを話していきます。そのため、この記事では、その話とやや重複するところがあります。以下の記事を閲覧していただければ、よりこの話が入ってくると思います。
https://note.com/kouki_yoshino/n/n9d93a2ef28b0
■9月からの日本史学習
9月から総合型・学校推薦型入試の学習を中心に行う人が多いので、その間、日本史学習が疎かになる人が多くなると思います。
しかし、この時期の学習はかなり重要な学習と演習時期でもあるので、この時期に日本史学習をほとんど行わないで総合型・学校推薦型入試を受けると、11月以降からの学習に甚大な影響を及ぼすことになります。そのため、11月以降から駆け込み寺のように日本史受講者が増える傾向になります。
しかし、その学習では間に合いません。つまり、9月以降でも最低限度の学習時間を確保できなければいけないのです。そのことをまずは理解してください。
■間に合わない理由とは?
では、そのような学習で間に合わない理由とは何でしょうか。こちらは僕がここ数年指導に携わった受験生をもとにお話ししていきましょう。
➀一般入試が本線なのに……
一般入試が本線であるはずなのに、総合型・学校推薦型入試に力を入れすぎたことで、本来やらないといけない学習をほとんどしないで総合型・学校推薦型入試が終わってから日本史の授業を受講するケースが多いです。
こういう時にとりあえず総合型・学校推薦型入試を受けて終わってから考えよう、という人が多いと思いますが、それでは、2か月分の学習を取り戻すところから始めないといけません。
ということは、最初の1か月で学習習慣をつけて学習感覚を取り戻すことからしないといけませんが、場合によってはその1か月のロスが最後に響く恐れもあります。
②自分でやってみたが……
総合型・学校推薦型入試が終わってから自分で学習を進めてみたが、実は思ったよりも成果が上がらずに1か月が過ぎてからどうしよう、という受験生も多いです。そういう人ほど、何をしたいいかわからずに時間を過ごし、直前期になってようやく動き始める、という人が多いです。こういう人が合格するには、志望校に絶対合格する!という強い覚悟がないといけません。
③共通していることは
このような人たちに共通して言えるのが、社会科は直前に詰め込めば何とかなる、という大きな勘違いをしている人が多いのです。もちろん、知識だけを取っている問題ならそれでも対応できますが、今の入試問題は史料問題、正誤問題、組み合わせ問題など、知識といっても語句の知識だけでは対応できない問題が増えているのです。
それを知らずに、語句の知識量を増やす、一問一答形式の問題を中心に学習するなど間違った学習を進めている人が多いのです。そして、原始・古代から始めているものの、中世以降になると学習がおぼつかない生徒も多く散見されます。つまり、正しい学習法ができていない証拠です。
その結果、2か月でも間に合います、という論拠のない自称教育系YouTuberの安易な言葉、論拠のない合格体験記などに踊らされてしまうのです。日本史学習は2か月で何とかなる科目ではありません(特に今年からは歴史総合も入ってくるので、9月でも間に合うかは微妙です)。
■吉野の授業を受けるメリット
では、ここからは僕の授業を受けるメリットを話していきます。これから日本史の授業を受けようと思っている生徒様、保護者様にも是非一読していただきたく思います。
これは、僕がオンライン家庭教師などで授業をしているときに徹底して取り組んでいることです。もちろん、ここから逆転合格に結び付いたケースも多々あります。
➀正しい学習法と学習習慣が身につく
まずは、面談のときに今までやってきた学習の方法を生徒に聞きます。そうすると、やり方はわかっているが、しっくりこない、続かない、ということをよく聞きます。
そのため、まずは土台学習の方法、学習する配分、何をすればいいかなど細かく指示を出します。もちろん、その際には他科目のバランスもしっかりと考えながら、日本史だけで負担が重くなりすぎないように学習配分もアドバイスします。
また、生徒に合わせた教材選定も行います。土台学習ができていない生徒には「時代と流れで覚える!日本史用語」(文英堂)、もしくは「日本史100テーマ」(駿台文庫)のいずれかを始めること、設定した目標時期に終われるように1日・1週間で行うべき分量も指示します。これをまずは徹底して仕上げることを言います。
続いて、それらに合わせた実戦問題集の選定を行いますが、志望校に合わせて選定するので、一人一人使う教材は異なります。時期に余裕のある人は1日1題ずつを目標に進めていくようにします。時間がない人は1日2題と指示して設定した目標時期に終われるように分量を決めていきます(ただし、土台問題集を仕上げる方が優先度は高い)。
このようなことをチェックしていき、不足したときには不足した分をどこで取り返すのか、無理のない範囲で仕上げることも指示します。
②過去問演習の充実度
おそらく、日本史受講者が一番思うのはここだと思います。過去問演習が非常に充実していることです。こちらについては、過去9年分はほぼ持っています(大学によっては取り寄せなどしないといけないところもあります)。直前期にはそれらの過去問題をたくさん解いて実戦力を養うだけでなく、類題問題をこなすことで、かなりの実戦問題を行うことができます。もちろん、小テストもほぼ毎回行います(中には受験校の過去問を小テストにすることもあります)ので、実戦感覚を身につけることができます。
正誤問題主流の問題ではその間違えた理由などもしっかりとチェックしますので、よりワンランク上の実力を身につけられます。
もちろん、大学によっては論述問題を課すところもありますので、その添削にも対応しています。こちらはマナリンクチャットにてやり取りさせていただきますので、受験で必要な方は申してください。
③オリジナルテキスト+講義で出題のポイントもわかる!
もう一つあるのが、使用テキストが吉野オリジナルテキストです。これは僕が予備校講師として出講していた時に作成した通史用のオリジナルテキストになります。テーマ史用の教材も用意しますので、十分な対応ができると自負しています。そして、授業ではiPadを使って板書を共有しますので、授業のポイントを集中して聞くことができます。授業後にはiPadでまとめた板書をマナリンクチャットにて送信いたしますので、安心して復習もできます。そのため、無理してメモを取る必要がないので、僕が授業時にまとめていないところだけをメモして後から追加すれば問題なく対応できます。この土台がしっかりと定着できるようになれば、早稲田や国公立二次、関関同立などの難関校にも逆転合格できるのです。
以上のことからも、吉野の授業を取るだけでもメリットがあるのです。
■逆に吉野の授業に合わない人は?
では、逆に吉野の授業に合わない人はどういう人でしょうか。
ズバリ、短期間で短絡的な成果を求める人です。つまり、楽して成績を上げて合格したい人は僕の授業には全く合いません。
僕は授業でも課題でも手を抜くつもりは一切ありません。生徒によって強度の入れ方が違うものの、やるべきことはやってほしいのです。できなければ逆転合格は難しいと思った方がいいです。
今まで僕の授業を受けてきて逆転合格した生徒はこの辺りを妥協なくやっていたことです。つまり、志望する大学に受かる運命にある人、志望する大学に何としても合格したい人、という強い気持ちを持っている人は合格していきました。そういう生徒は課題を妥協なくやってきたのです。そして、それだけではないのです。英語・国語などの科目バランスもしっかりとれているのです。実はこれが重要で、日本史だけやっても合格はしないのです。英語・国語など他科目の学習もしっかりとやることが重要なのです。
■そのためには
そのためには、夏休み期間で受講を見送った人も9月(遅くても10月くらい)から日本史学習の習慣づけを行うために受講をしてほしいと思います。特にこの時期の日本史学習は軽視されがちですが、この時期に最低ラインでもいいから学習習慣をつけていたら、11月になってから有利になるのは間違いありません。つまり、2か月先にスタートして3か月以上のアドバンテージを得ることができます。これが他科目などの学習負担を軽減することができる唯一の方法です。
この時期は通史授業を1からするのではなく、現状苦手な単元・学習が中途半端な単元などを中心にオンデマンド形式で授業を提供します。つまり、オンリーワンの授業を受けることができます。僕の授業は週1で90分授業と少し長いですが、十分な説明と学習アドバイスなどを行うならこの時間が適していると思います。
総合型・学校推薦型入試を受ける生徒様、この時期だからこそ、日本史学習の習慣づけをしっかり行って志望校合格に近づけてほしいと思います。そのために僕も全力で指導にあたりたいと思います。
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