【大学入試】再受験などを検討している方へ

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2025/3/16

本日もよろしくお願いいたします。

今日は大学入試を再び受験する人向けの話をしていきたいと思います。主に社会科について話していけたら、と思います。

最後までお付き合いよろしくお願いいたします。


■再受験をするときの注意点

まず、再受験をする、ということは今年の受験に失敗してもう一年頑張るという方なのか、一度大学には合格したものの、再び志望校を目指すために再受験をするのか、という2つのパターンがあります。

そのときに注意しないといけないのが、社会科では選択科目が高校時代に選択したものなのか、新しく学ぶか、で大きく変わります。

①高校時代に選択した科目の場合

高校時代に選択した科目の場合、高校時代に学んだことがあるため、前提となる知識がそれなりにあると思います。その一方で、それなりの知識があるから、という理由で本腰入れて学習するケースが希薄な人も出てきます

実は入試で失敗する人の大半のケースがこれです。なまじ知識があるから自分にとって必要か不要かの選択をすることがあり、本来やるべきことができていない人もいるのです。

このケースをやっても許される人は、英語・国語などの必要な科目の土台が不十分な人が行うならそれでも対応はできると思います。しかし、現役時代に社会などの選択科目が苦手ならしっかりと土台を作ることを優先してほしいのです。そのときに学習する時間は最低限度確保すれば十分です。

つまり、学習習慣をつけるため、正しいペースを身につけることが大事になると思います。


②選択科目を新たに学ぶ方

選択科目を新たに学ぶ方については、ゼロからのスタートなので、まずは学習習慣をつけることを優先してください。科目が変われば、学習するやり方も変わってきます。また、指導者が変われば、やり方も変わるので、そのやり方に慣れることを優先してください。

このケースは学習習慣を身につけて、土台知識を構築してください。演習量を増やすのは9月以降からでも間に合います。


共通して注意することは、9月からの総合型選抜・学校推薦型選抜入試を受験するときに最低限の学習習慣と授業出席を忘れないようにしましょう。


■理系生徒向け 日本史を受講する必要がある?

理系生徒は、共通テストの社会の科目を地理や公民にする人が多いと思います。それは十分にわかる気がします。多分、理系受験生にとっては社会の負担を軽くしたい気持ちがあると思います。それは間違いではありません。

中には日本史や世界史で受験する生徒もいると思いますが、僕は受験したい科目で受験すればいいと思っています。もし、日本史で受講する場合、点数がとりにくい、という話を聞くことがありますが、それは全くのガセです。もし、そのように思っているのなら、勉強の仕方がわかっていない可能性が高いのです

なお、吉野の共通テスト日本史を受講された方は理系生徒でも8割前後をとることができます。その理由としては、やるべき学習を提示して演習を徹底して行わせているからです。つまり、学習習慣と基礎知識の徹底、実戦演習のやり方などを徹底して指導しています


これは日本史に限らず、ほかの科目でも同様です。つまり、正しい学習ができていなかったらほかの科目にも影響を及ぼします。そのため、自分で行うのもいいのですが、その場合は科目の先生に相談して受講するタイミング、学習アドバイスなどを正しく指導してもらうことが大事です。


■これから日本史などを学習する人へ

要は何が言いたいのか、というと、日本史の学習を行うのは、早めに始めるほど有利に展開します。逆に後からでもできる、と高を括る、総合型選抜などの試験で日本史の学習が疎かになるなどのことが起これば失敗してしまいます。

特に科目バランスを正しく取れなければいけません。僕の授業でも科目バランスは非常に重視しています。特に英語・数学などの主要科目の土台が早期に定着していなければ日本史などの科目を頑張っても何かしらのハンデを背負って戦うことになります。

そのためには、3か月で仕上げるのではなく、正しく学習指導を受けていきつつ、不足分を正しく補うことができるか、だと思います。間違っても短期間で知識がすべて定着できるわけではありません。そこはご注意ください。

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