模試の成績にとらわれすぎないように!

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2024/9/21

本日もよろしくおねがいいたします。

今日は久々に記事を一本書きたいと思います。今日のテーマは模試の結果についてです。気になる人も多いと思いますが、模試の本来の意味と活用法を間違えると大変なこととなります。今回はマナリンクの授業で気を付けていることを含めて記事をまとめたいと思います。

最後までお付き合いよろしくお願いいたします。なお、カテゴリーは大学受験となっていますが、中学入試、高校入試でも該当しますので、合わせて読んでいただけると幸いです。


■模試とは?

模試とは、現状の自分の力を期間と時間を使って解くものです。え、そんなこと言われなくてもわかりますよ、といいたくなります。これは間違いではないのですが、模試はあくまでも総合的に行われるもので、実際の入試問題とは大きく異なります。そのため、模試の結果が出て合格判定が低くても実はあまり関係ない場合があるのです。

先ほど、模試と実際の入試問題は異なる、といいましたが、大学別、共通テスト模試に関しては出題形式はかなり寄せているところがあるので、参考になることが多いです

ですが、入試問題ではないのです。ここを間違えないようにしましょう。


模試が終わってから復習、成績表が帰ってきてから復習、と正しく行ってください。その際に解説もしっかり読み込んで、関連知識や背景知識などを身につけておいてください。特に、表などで整理されたものについては正しく理解できているか確認も行っておくといいでしょう。

これをやっている、やっていないではその後の定着に差が出てきます。間違えた問題形式、正しくアプローチできたか、については解説などとともに確認してください。その後、直しノートやサブノートなどに周辺知識・関連知識・背景知識として加えておくといいでしょう。


■模試の判定のカラクリ

模試の判定ですが、よく「今回の結果がE判定だった」といって、志望校を変える人がいると思いますが、それに関してはちょっと待ってほしいです。

模試の判定でE判定を受ける人は全体の4~5割ほどといわれています(実は各20%ではない)。判定は単純に自分がとったスコアに基づいて偏差値が算出されますが、それに届いているのかそうでないか、というところをよく見られます。確かに偏差値も大事ですが、実際に自分が取った点数も重視してほしいのです

よく、オンライン家庭教師などで最後の2・3か月で逆転合格した、という話を聞くと思いますが、それは自分の志望校に合わせた学習指導を受けている、勉強しているに過ぎないのです。つまり、志望校でよく出る単元や形式に絞った指導を行うため、コスパ・タイパのいい指導を効率よく受けて効率よく学習を進めているのです。もちろん、それに必要な前提知識は必要であることは言うまでもありません。


ということは、志望校を受験する生徒の約半数はE判定からのスタートとみていいでしょう。その際に、何が足りなかったか、どの形式で点数を落としているかなど失点の原因を正しくつかんでください。それらを正しく行うことで、逆転合格への道も切り開けるのです。模試の判定だけに惑わされずに頑張っていきましょう。


■合格するために

僕もオンライン家庭教師で授業をするときには、受験生の苦手単元とイマイチ理解・定着ができていない単元を中心に指導をします。ただし、この時も志望校の過去問から必要・不要を判断してより最短距離で合格できる指導を行っているのです。

ここについては、生徒自身が「絶対にこの大学に合格する!」「この大学に入る運命にある!」といった覚悟を持って学習を進めてほしいのです。それができなければ、いくら素晴らしい授業を受けたとしても絵に描いた餅です。これが12月といった直前期に指導を受けるならなおさらです。その覚悟をしっかりと行わなければ一般入試で合格することはできません。


大学入試は2か月少しやっただけで合格するほど甘くありません。早い時期からの積み重ねを忘れないようにしてください。そして、近年では9月から11月末までは総合型・学校推薦型の入試が入っている関係で、この3か月は社会の学習は軽視されてしまいます。しかし、この3か月で最低でも1日30分でもいいから社会の学習を進めておくだけでも12月からのダッシュで変わります。これができていなければ一般入試でも失敗します。

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