【日本に帰国してからでもできる算数・数学学習法】 ――「海外式の考え方」を日本の学びに橋渡しする、きゅうご式リメイク学習
【日本に帰国してからでもできる算数・数学学習法】
――「海外式の考え方」を日本の学びに橋渡しする、きゅうご式リメイク学習
海外の教育を受けて帰国したお子さんの多くが、最初に戸惑うのが**算数・数学の「考え方の違い」**です。
海外では「考え方を自由に表現する力」を重視する一方、日本では「正確さ」と「解法の手順」を重んじます。
そのため、
「英語では説明できるのに、日本語で表現できない」
「答えは合っているのに、途中の式が違うと言われる」
そんなギャップに悩む子が少なくありません。
でも安心してください。
私はこれまで30年以上、海外・帰国子女の生徒を数多く指導し、**“日本式に直す”のではなく、“海外式の思考を活かす”**形で学びを整えてきました。
ここでは、帰国後からでも効果的に学びを進められる「きゅうご式・3つの学習法」を紹介します。
① 「考え方の翻訳」から始める
まず最初にやるべきは、**「英語(または現地語)の思考を日本語に置き換える練習」**です。
帰国子女の多くは、“concept(概念)”を理解していても、“ことばで説明する力”が日本語ではまだ育っていません。
💬きゅうご先生式アプローチ:
英語で考えた解き方を日本語で話してもらう
日本語の数学用語(割合・比・底辺など)を一緒に整理
日本語の「説明文型」(例:「〇〇だから△△になる」)をテンプレート化
このプロセスを通じて、**「思考と言語の橋渡し」**ができます。
この力が育つと、学校の授業・テスト・入試すべてに強くなります。
② 「解き方」よりも「なぜそう考えたか」を大切にする
海外の学びでは、プロセス(考え方)を大事にします。
日本では「正しい答え」が重視される傾向にありますが、私は両方のバランスをとります。
💡授業ではこう進めます:
子どもが自由に説明
私が「日本の先生ならこう聞くよ」と翻訳して見せる
一緒に「どちらの考え方もOK」に整える
これにより、「自分の考えが否定されない」安心感が生まれ、学びが再び楽しくなります。
さらに、日本的な答案の書き方も同時に身につくため、学校・塾の課題にもスムーズに対応できます。
きゅうご式の特徴は、“海外の思考力+日本の論理性”の両立です。
これができる先生は、実はほとんどいません。
③ 「表現力」を育てる算数・数学
帰国子女の強みは、「発想」と「表現」です。
私はこの力を数学に活かすために、「プレゼン型算数」「説明力強化」を授業に取り入れています。
たとえば:
自分の解き方をホワイトボードでプレゼン
答えを「言葉・式・図・グラフ」で多面的に表現
“Explain your idea” を「日本語+数式」で説明
このトレーニングで、ただの「計算ができる子」ではなく、**“自分の考えを言葉で伝えられる子”**に変わります。
これこそが、将来の国際人に必要な「数的コミュニケーション力」です。
🌈 まとめ:「海外の学びを、日本で輝かせよう」
日本に帰国してからでも、算数・数学は十分に伸ばせます。
必要なのは「やり直し」ではなく、「つなぎ直し」です。
1️⃣ 英語思考を日本語に翻訳する
2️⃣ “なぜそう考えたか”を言語化する
3️⃣ プレゼン型で表現力を育てる
この3つを通して、海外の経験が“弱点”ではなく最大の強みに変わります。
「海外で育ったからこそ、論理的に考えられる」
「英語と日本語、両方で数学を語れる」
「その子だけの学び方を尊重する」
それが、きゅうご先生の授業です。
日本の算数に戻すのではなく、世界の学びを日本で花開かせる算数を一緒に育てていきましょう。