【苦手な数学の証明問題を短期間で克服する3つの方法】 ――「わかる」だけで終わらせない、“考えを伝える数学”のきゅうご式リスタート法
【苦手な数学の証明問題を短期間で克服する3つの方法】
――「わかる」だけで終わらせない、“考えを伝える数学”のきゅうご式リスタート法
冬休みになると、特に中学生・高校生からよく聞く悩みがあります。
「証明問題が全然できない…」
「考え方は分かっても、どう書けばいいのか分からない…」
実は、証明問題が苦手な子どもの多くは、“論理が弱い”のではなく、“考えを言葉に変える力”が育っていないだけです。
私は35年以上、数学の指導と心理学的アプローチを組み合わせてきました。
その中で気づいたのは、証明問題ができない子ほど、「説明のしかた」を誰からも教わっていないということ。
冬期講習は、そんな「思考を整理し直す」絶好のチャンスです。
ここでは、きゅうご先生が実践する――他では学べない3つの克服法をご紹介します。
① 「考え方を図で“見える化”する」
証明が書けない最大の原因は、頭の中で論理が混線していること。
だからまず必要なのは、「見える化」です。
きゅうご先生の授業では、いきなり書かせることはしません。
まず、次の3つを整理します。
何がわかっているか(Given)
何を証明したいのか(Goal)
どうつなげるか(Bridge)
これを「きゅうご式・三段ブリッジ法」と呼びます。
紙の上で矢印や図を使って“思考の地図”を描き、頭の中を整理することで、自然と「書く順番」が見えてくるのです。
💡ポイント:
証明問題は「暗記科目」ではなく、「図解科目」です。
目で考える練習をすれば、論理の道筋は誰でも見えるようになります。
② 「“なぜ?”を3回くり返す」
多くの子が証明問題でつまずくのは、「理由」を途中で止めてしまうから。
「なぜこの角度が等しいの?」「なぜこの線が平行なの?」
この“なぜ”を、1回で終わらせずに3回掘り下げるのが、きゅうご式のコツです。
例:
「△ABCと△DEFが合同」
→なぜ? 対応する辺と角がすべて等しいから。
→なぜ? 角の二等分線が共通しているから。
→なぜ? 図形の性質上、線分が同一だから。
このプロセスを口で説明しながら書く練習をすると、頭の中の“論理の鎖”がつながります。
そして、**「説明できる=理解できた」**状態になるのです。
きゅうご先生の授業では、これを**「3WHYトレーニング」**として実践しています。
心理的にも“根拠を積み上げる快感”が生まれ、数学が「言葉で語れる教科」に変わります。
③ 「自分の言葉で説明できるまでやる」
証明問題の本当のゴールは、“正しい文章を書くこと”ではありません。
**「自分の考えを自分の言葉で説明できるようになること」**です。
授業では、次のような対話が生まれます。
きゅうご先生:「どうしてこの辺が等しいと思ったの?」
生徒:「あ、ここが共通だから…」
きゅうご先生:「いいね!それを日本語で“だから〜となる”って書いてみようか。」
この“思考の翻訳”こそが、きゅうご先生の最大の特徴です。
「考え」と「ことば」の橋をかけることで、論理が整理され、表現力も自然に伸びていきます。
さらに、この方法は英語・国語・理科の記述問題にも応用できるため、受験全体の得点力アップにつながります。
❄️ まとめ:「証明問題は“心の整理”から始まる」
証明問題は、ただの計算問題とは違い、
心の状態と考え方の整理力がそのまま成果に出ます。
1️⃣ 三段ブリッジ法で思考を見える化する
2️⃣ 「なぜ?」を3回くり返して論理をつなぐ
3️⃣ 自分の言葉で説明できるまで整理する
この3ステップを冬期講習の数週間で集中して行うと、
証明が「苦手」から「得意」へと確実に変わります。
証明は“暗記”ではなく“表現”。
きゅうご先生と一緒に、「考えを形にする数学」を体験しませんか?
心理 × 教育 × 表現の融合――
それが、きゅうご先生の「証明問題・リスタート講座」です。