「授業がうまくいかない」と感じた先生へ 元教員が最初に見直す3つのこと
「説明したのに、生徒の反応が薄い」
「宿題を出しても、なかなか取り組んでもらえない」
「この教え方で合っているのか、自信が持てない」
家庭教師や塾講師として指導していると、こうした悩みを一人で抱えることがあります。
私は公立小中学校をはじめ、35年以上教育に携わり、初任者指導を5年間担当しました。算数の教科指導員として、他校の先生方の授業を参観し、助言する機会も多くありました。
その中で感じてきたのは、「うまくいかない授業」には、教え方の上手・下手より先に見直せるポイントがあるということです。
今回は、私が先生方の授業を見るときに最初に確認していた3つのことをご紹介します。
① 生徒が「どこで止まっているか」を先に確かめているか
授業がうまくいかないとき、多くの先生は説明の仕方を変えようとします。
けれども、生徒が止まっている場所が、説明より手前にあることは少なくありません。
たとえば中学生が一次関数でつまずいている場合、原因が小学校の割合や、中1の負の数にあることもあります。
新しい説明を考える前に、「この子はどこまでなら一人でできるか」を短い問題で確かめると、授業の組み立てが変わります。
② 1回の授業で「できた」を1つ残せているか
意欲が続かない生徒ほど、授業の最後に「今日はこれができた」と言える経験が大切です。
教える量を増やすより、授業の最後に生徒が一人で解ける問題を1問置く。それだけでも、次の授業への入り方が変わります。
宿題も同じです。量より「一人で最後までできる量か」を基準にすると、取り組み方が変わることがあります。
③ 保護者に「何を、どこまで」伝えているか
保護者対応に悩む先生は少なくありません。
保護者が不安になるのは、成績そのものより、「今どこにいて、次に何をするのか」が見えないときです。
授業の報告では、できたこと・まだ課題のこと・次回やることの3点に絞って伝えると、面談でも話がぶれにくくなります。
不登校や発達特性のある生徒の場合は、学年の内容より「今の段階で何ができるようになったか」を具体的に伝えることが、保護者の安心につながります。
一人で抱えず、外からの視点を入れてみませんか
ここで紹介した3つは、あくまで入口です。実際には、生徒の状況や先生の指導スタイルによって、見直すポイントは一人ひとり違います。
学校では、若手の先生が困ったときに授業を見てくれる先輩や指導教員がいます。けれども、家庭教師やオンライン講師は、一人で授業を続けていることがほとんどです。
そこで、家庭教師・オンライン講師・塾講師の先生方を対象に、オンライン個別相談のコースを開設しました。
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先生の指導方法を否定する場ではありません。これまでの経験や工夫を大切にしながら、次の授業で試せる一歩を一緒に見つけていきます。
「この教え方でいいのかな」と感じたときに、気軽にご相談ください。