中2の一次関数でつまずいたとき、最初に確認したい3つのこと
「式・表・グラフが出てきて、何をしているのか分からない」
「比例はできたのに、一次関数になったら急に点数が下がった」
2学期のこの時期、中学2年生の保護者の方から、こうしたご相談をいただくことがあります。
こんにちは。35年以上、算数・数学の指導に携わってきた、きゅうご先生です。
一次関数は、中2数学の中でもつまずく子が多い単元です。ただ、「一次関数が苦手」に見えても、実際には一次関数の手前で止まっていることが少なくありません。問題集を増やす前に、次の3つを確認してみてください。
① 「y=ax+b」のaとbが、何を表しているか言えるか
式は覚えていても、aが「xが1増えたときのyの増え方」、bが「x=0のときのyの値」だと説明できない子は多いです。式を記号として暗記しているだけだと、少し形が変わった問題で手が止まります。
おすすめは、具体的な場面で考えることです。たとえば「最初に水が5L入っていて、1分ごとに2Lずつ増える」なら、y=2x+5。2が増え方、5が最初の量です。言葉と式を行き来できるようになると、式の意味が見えてきます。
② 表を「横に」読めているか
一次関数では、表・式・グラフの3つがつながっています。その中心にあるのが「表」です。
xが1増えるとyがいくつ増えるかを、表を横に見て確かめる習慣がない子は、「変化の割合」でつまずきやすくなります。ご家庭では、式からいきなりグラフを書かせるより、まず表を作って「いくつずつ増えている?」と聞いてみてください。
③ 中1の「座標」と「負の数」に戻る必要がないか
一次関数のグラフが書けない原因が、実は中1の座標の読み取りや、負の数の計算にあることもあります。
(2, −3) の点をすぐに取れるか
x=−2 のとき、y=3x+1 を正しく計算できるか
この2つがあやしい場合は、一次関数の練習を続けるより、中1の内容を短く確認した方が近道です。
「止まっている場所」が分かれば、立て直しはできます
一次関数は、このあと中3の関数y=ax²や、高校数学の関数につながる大切な単元です。だからこそ、焦って問題数を増やすより、どこで止まっているかを見つけることが大切です。
私の授業では、最初に表・式・グラフのどこでつまずいているかを確認し、必要なら中1の内容まで戻って、その子に合った順番で進めています。「何から手をつければいいか分からない」という場合は、お気軽にご相談ください。
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