海外在住の小学生、日本の国語・漢字が遅れてきたら|算数の文章題にも響く理由
「日本語で会話はできるのに、国語の教科書になると読めない漢字が多い」
「算数の計算はできるのに、文章題になると手が止まる」
海外在住の小学生の保護者の方から、こうしたご相談をいただくことがあります。
私はこれまで、公立小中学校をはじめ35年以上、小学校1〜6年生の国語・算数を指導してきました。現在は、海外在住の日本人のお子さんにもオンラインで指導しています。その経験から、海外在住の小学生の国語と算数の文章題の関係、そして家庭でできる学習方法をお伝えします。
会話はできても、教科書の日本語は別もの
家庭での会話は、身近な話題が中心です。一方、国語や算数の教科書には「比べる」「理由」「全体」「残り」など、普段の会話ではあまり使わない言葉がたくさん出てきます。
漢字も同じです。学年が上がるほど教科書に出てくる漢字や語彙が増え、読める言葉、意味がわかる言葉の量が、読解の力に直結していきます。
会話が上手でも教科書の文章で止まってしまうのは、能力の問題ではなく、「学習に使う日本語」に触れる量の違いであることが多いのです。
現地校・インター校の学習と、日本の国語の違い
現地校やインターナショナルスクールでは、現地の言語で読み書きや授業が進みます。そこで身につく読解力や考える力は、大きな財産です。
ただ、日本の国語では、漢字の読み書き、教科書の語彙、日本語の文章を正確に読み取る力が、学年ごとに積み上がっていきます。学ぶ内容の順番や量が違うため、日本の学年の内容と少しずつずれが出てくるのは自然なことです。
国語の読み取りは、算数の文章題にも関係する
たとえば、次の問題を考えてみます。
「りんごが12こあります。3人で同じ数ずつ分けると、1人分は何こですか。」
計算は12÷3です。でも、「同じ数ずつ」「1人分」という言葉の意味があいまいだと、わり算を使う場面だと気づけません。
「〜より何こ多い」「あわせて」「のこりは」なども同じです。算数の文章題でつまずく原因が、計算ではなく言葉の読み取りにあることは少なくありません。算数の文章題には、国語力も深く関わっているのです。
家庭でできる3つの学習方法
① 漢字は「書く」より先に「読める・意味がわかる」を増やす
1日に数個でもよいので、教科書に出てくる漢字を読んで、意味を言えるようにします。書く練習は、読めるようになってからでも遅くありません。
② 算数の問題文を声に出して読む
声に出すと、読み飛ばしや意味がわからない言葉に気づきやすくなります。わからない言葉があれば、その場で一緒に確かめましょう。
③ 日本の学年で、今どのあたりにいるかを確認する
日本の教科書の目次などを見ながら、国語・算数それぞれ、どこまで理解できているかを整理しておくと、無理のない計画が立てられます。
帰国予定がある家庭、海外生活を続ける家庭へ
帰国の予定があるご家庭は、帰国後に学ぶ学年の漢字や算数の用語を、少しずつ先に確認しておくと安心です。帰国子女の漢字の悩みは、早めに少しずつ取り組むことで軽くできます。
海外生活を続けるご家庭は、日本の学年に完全に合わせることより、日本語で読む・考える時間を毎週の習慣として続けることを大切にしてください。
国語と算数を一緒に学ぶメリット
国語で身につけた言葉の理解は、算数の文章題を読む力になります。算数で順序立てて考える経験は、国語の読み取りにも生きてきます。2つを別々にではなく、つなげて学ぶことで、学習時間が限られる海外生活でも、海外子女の日本語学習を効率よく続けられます。
マナリンクでは、「算数+国語|算数+国語で日本の学びをつなぐ」コースで、お子さんの日本語の状況に合わせて、国語と算数を一緒に進めることができます。
無料体験やご相談は、下の「この先生のおすすめコース」からお気軽にどうぞ。
この先生のおすすめコース
- 海外生活で日本語・漢字に触れる機会が少ない
- 算数はできても、日本語の文章題になると難しい
- 日本の学習内容も無理なく継続しておきたい
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海外子女におすすめの指導コース
- 幼少期を海外で過ごし、日本語や国語に苦手意識や不安があるお子様
- 国語の楽しさを感じたり、国語が好きになることを目指すお子様
- 個々のお子様に合わせた学習方法で指導でき、穏やかで安心できる先生を探している保護者様
- 基礎内容からやさしく丁寧に教えてほしい!自分のペースに合わせてくれる先生がいい!
- 中1、2の基礎内容から復習したい!安心して受けられる授業がいい!自主学習スケジュールも作ってほしい!
- 苦手分野の克服をしたい!落ち着いた授業がいい!追加オプションは全て無料で付けたい!
- 日本語を使う機会が少なく、帰国後の学習に不安を感じている。
- 日本の文化や物語を楽しく学びたい。
- 教材はニーズに合わせて柔軟に対応してほしい。
- 海外に住みながら、予習シリーズで中学受験の算数を進めている小学生
- 近くに日本の塾がなく、家庭だけで算数の進め方を決めるのが難しい方
- 時差があっても、日本の受験に向けた算数の学習を続けたい方
- 日本の高校受験を考えている生徒さん
- 志望校にあった的確なアドバイスが欲しい生徒さん
- 基礎から実力練成まで幅広くみてもらいたい生徒さん