中学生の成績が伸び悩む理由は?プロが教える勉強の落とし穴
2025/6/22
「ちゃんと勉強しているのに、成績が上がらない…」
「塾にも通っているし、家でも机に向かっているのに…」
中学生の保護者様からよく聞く声です。
一生懸命頑張っているのに結果につながらないと、生徒さん本院も親も不安になりますよね。
実は【成績が伸び悩む子どもたち】には、いくつか共通する『落とし穴』があります。
講師として長年多くの生徒たちを指導してきた立場から、よくある原因とその解決策をお伝えします。
★成績が伸び悩む子にありがちな3つの落とし穴
①「やっているつもり」になっている
ノートをキレイにとっていたり、長時間机に向かっていたとしても、中身が伴っていないケースは意外と多いです。
- 解き直しをしていない
- 答えを写して終わり
- 解ける問題しかやっていない
これでは、勉強時間が長くても、学力は定着しません。
~改善策~
「自力で解けるか」を基準に振り返りをしましょう。間違えた問題に印をつけて、必ず自分でやり直す習慣をつけましょう。
②覚えることに偏りすぎている
特に理科・社会では「覚えれば何とかなる」と思って暗記に頼りすぎる子が多いです。
しかし、定期テストや入試では「知識をどう使うか」を問われる出題が増えています。
単語や用語だけを丸暗記していても、応用問題に太刀打ちできません。
~改善策~
「なぜ?」「どうして?」をを考えながら勉強するクセをつけましょう。ご家庭でも「どうやって覚えたの?」と問いかけるだけで、理解度がグッと深まります。
③勉強計画が行き当たりばったり
成績が安定しない子の多くは、「計画を立てていない」もしくは、「実行できていない」傾向があります。
- 「今日は英語、明日は数学」だけでは弱い
- 「提出物や宿題に追われてテスト勉強が手薄」になりがち
改善策~
最低でもテスト2週間前から「何を・いつまでに・どのくらい」やるかを決めておく。
予定を見えるかすることで、焦らず落ち着いて勉強できます。
◎過去の指導例
中2の生徒さんで、週3日塾に通い、家でも2時間ほど勉強していましたが、数学の点数は50~60点ほどでなかなか伸びていませんでした。
そこで私からのアドバイスとして
- 間違えた問題の再チャレンジの徹底
- 1週間単位の勉強計画の作成
- 「理解したつもりチェック」の実施
を徹底したところ、2か月後には80点以上をとれるようになりました。
★成績アップのカギは「量より中身」
- 時間をかけている=成果が出る、ではありません。
- 自分に足りない部分を把握し、適切に対策することが大切
もし「うちの子もあてはまるかも?」と感じたら
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