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“解けなかった問題”を3色に。次のテストで同じミスを減らす復習法

2026/9/21

こんにちは。オンライン家庭教師のゆうじです。

問題集やテストで間違えた問題を、もう一度ノートに解き直す。

きちんと復習したはずなのに、次のテストでも同じようなところで間違えてしまう。

『勉強あるある』ですよね?

もしかすると、見直したいのは復習の量ではなく、『間違えた理由に合った復習ができているか』*かもしれません。

知らなかったことと、計算の途中で間違えたこと、問題文を読み違えたことでは、必要な練習が変わります。

今回は、日々の問題集や定期テストで使える「間違いを3色に分ける方法」を紹介します。色分けを入り口にして、自分に必要な復習を見つけていきましょう。

〇全部の問題を、同じように解き直さなくても大丈夫

間違えた問題を、最初から最後まで書き直す。その練習が必要な場面もあります。

ただ、毎回すべての問題に同じ時間をかける必要はありません。

例えば、用語を一つ思い出せなかった問題なら、まず取り組みたいのは、その知識を思い出せるようにする練習です。

通分の途中で間違えたのなら、どの操作で崩れたかを見つけ、その部分を練習したいところです。

復習を始める前に、少しだけ立ち止まってみてください。

「この問題は、どこで、何ができなかったのだろう?」

ここがはっきりすると、次にやることも選びやすくなります。

〇間違えたところを、3色で分けてみよう

用意するのは、3色のペンです。

色は好きなもので構いませんが、ここでは次のように分けます。

色間違いの種類、例えば

赤:知識の不足・思い出せない用語、公式、物質の性質が出てこなかった

青:計算・書き方のミス符号、通分、転記、途中式で間違えた

緑:問題文の読み違い条件や、何を答えるかを取り違えた

問題全体を塗る必要はありません。間違いが起きた式や、読み落とした言葉に、小さく印を付けるだけで十分です。

その横に、「分子に掛ける式を間違えた」「すべて選ぶのに、一つだけ選んだ」などと、理由を一言添えておきましょう。

一問に二つの色が付いても大丈夫です。原因が分からないときは「?」を付けて、先生に相談してください。

3色は、復習の方向を考えるための目印です。きれいに分類することに時間をかけすぎなくてよいのです。

〇赤のミスは、知識を「思い出して説明する」練習へ

用語や公式を忘れていたとき、解答を読むと「ああ、そうだった」と感じますよね。

そこで、もうひと手間。教材を閉じて、今確認したことを自分で説明してみてください。

見れば分かることも、何も見ずに取り出そうとすると、意外と言葉が出てこないものです。この「出てこなかったところ」が、次に確認したい部分になります。

一つの答えを、周りの知識とつなげる

例えば、無機化学の「塩素」に関する問題で間違えたとします。

正解の選択肢を覚えるだけで終わらず、紙の中央に「塩素」と書いて、次のような項目を思い出してみます。

  • どのような性質があるか。

  • どのように作るか。

  • どのように集めるか。

  • どのような反応をするか。

さらに、「なぜその方法で集めるのか」まで説明できるか、確かめてみましょう。

私も、テーマを一つ決めて、そこから関連する知識を書き出す勉強方法を生徒に伝えています。何を覚えていて、何が抜けているのかを確認するためです。

最初から広い範囲をまとめなくても構いません。間違えた問題に関係するところから、小さなまとまりを作っていきましょう。

復習は、次のように進められます。

  1. 必要な知識と、その周辺を短く確認する。

  2. 教材を閉じて、口頭や白紙で説明する。

  3. 抜けていたところを確かめる。

  4. 翌日など、時間を空けてもう一度思い出す。

最後に短い類題で、その知識を使えるか確認できるとよいですね。書き出すだけでなく、問題の中で取り出せるかも見ておきましょう。

〇青のミスは、「気を付ける」を具体的な動作に変える

計算ミスをしたとき、こんな反省を書いていませんか?

次は計算ミスに気を付ける。

気持ちはよく分かります。ただ、次の問題を解くときに、何を変えるのかが少し曖昧です。

もう一段、具体的にしてみましょう。

分数式はややこしいので、見直しながら解く。

これでも、「どこを、どう見直すか」が残っています。

例えば通分なら、ここまで決めてみます。

分母を因数分解して、共通因数を確認する。共通分母を決めたら、それぞれの分子に何を掛けるかを書いてから、分子をまとめる。

これなら、次に取る動作が分かります。

間違えやすい操作を、途中式に残す

例えば、次の計算を考えてみます。

共通分母は (x(x+1)) です。右側の分数は、分子と分母の両方に (x) を掛けます。

頭の中だけで通分すると、分子に掛ける (x) を落としてしまうことがあります。そこで、慣れるまでは「何を掛けたか」が見える途中式を残します。

大切なのは、自分が間違える場所に、確認できる手順を置くことです。

符号を落とすなら、括弧を外す一行を省略しない。数字を写し間違えるなら、元の式と写した式を照合する。

原因が分かったら、その操作を含む短い問題で練習しましょう。長い問題を丸ごとやり直す前に、直したい部分に絞って取り組めます。

〇緑のミスは、短い文を「自分の言葉で言い直す」

読み間違いに対しても、「次はちゃんと読む」だけでは、取り組み方が決まりません。

まずは短い一文を読んで、直後に内容を言い直してみましょう。

例えば、

誤っているものをすべて選びなさい。

とあれば、

正しいものは選ばず、間違っているものを、個数を決めつけずに探す。

と言い直します。

また、

少なくとも一つ含む。

なら、

一つ以上あればよい。二つ以上あってもよい。

と確認できます。

自分の説明と元の文を比べると、どこで意味が変わってしまったかを見つけやすくなります。

自分が読み違えやすい「文の型」を知る

次のような表現は、並べて違いを確かめておきたいところです。

  • 「正しいもの」と「誤っているもの」

  • 「一つ選ぶ」と「すべて選ぶ」

  • 「少なくとも一つ」と「ちょうど一つ」

  • 「以下」と「未満」

短い文をいくつか使って、正しく言い直せたもの、取り違えたものを記録してみてください。

「自分は否定の表現を見落としやすい」「個数の条件を読み違えやすい」と分かれば、本番で確認する場所も具体的になります。

なお、言葉の意味そのものを知らなかった場合は、赤の知識の復習も必要です。読み違いだと思っていたものが、用語の理解不足だった、ということもあります。

〇色を付けたら、「次にすること」を一つ決めよう

色分けが終わったら、次の行動を一つだけ決めます。

問題集の余白に、これくらい残せれば十分です。

・今回の原因と次にすること

赤:塩素の捕集法を思い出せなかった性質と捕集法の関係を、教材を閉じて説明する

青:通分で分子に掛ける式を間違えた何を掛けるか、途中式に書いてからまとめる

緑:「誤っているもの」を見落とした解く前に、何を選ぶ問題か言い直す

そして、翌日や次の授業で、解答を見ずにできるかを確かめます。

知識なら説明してみる。計算なら短い類題を解く。読み取りなら同じ型の別の文を言い直す。

できなければ、もう少し小さな段階に戻れば大丈夫です。復習の目的は、やり直したページを増やすことではなく、次に自分でできることを増やすことです。

〇まずは、今日間違えた3問から

最初から、すべての間違いを細かく記録しなくても構いません。

今日間違えた問題を三つ選んで、

「なぜ間違えたのか」
「次に何をするのか」

を、一つずつ考えてみてください。

私が指導で大切にしているのも、点数だけで判断せず、どこで解けなくなったのかを確かめることです。そのうえで、知識を整理するのか、計算の手順を練習するのか、読み方を確認するのかを、生徒に合わせて考えています。

「また間違えた」で終わっていた一問も、原因が見えれば、次の練習を選ぶ材料になります。

まずは一問、間違えたところに色を付けることから始めてみませんか。

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