成績が伸びる子は「質問」が上手
家庭教師をしていると、
「成績が伸びる子にはどんな特徴がありますか?」
と聞かれることがあります。
もちろん様々な要素がありますが、私が強く感じるのは、
質問ができる子は伸びるのが早い ということです。
中学受験の塾は集団授業が中心です。授業中に疑問があっても、
「こんなこと聞いていいのかな」
「みんなはわかっているのに、自分だけ聞くのは恥ずかしいな」
と思ってしまう小学生は少なくありません。
実際、わからないまま授業が進んでしまうことはよくあります。
だからこそ、家庭教師との1対1の時間はとても大切です。
家庭教師の授業では、その場で質問できる環境があります。
そして実は、 質問ができる子ほど成績の伸びが早い のです。
わからないことをそのままにせず、その場で解決できるからです。
ただ、私は「質問できるかどうか」は生徒さんだけの問題ではないと思っています。
以前、私の友人でとても優秀な家庭教師がいました。本当に頭が良く、素晴らしい方でした。
ただ、その友人がある時、
「なぜこんな簡単なことがわからないのか、私にはわからない」
と言ったことがありました。頭の良い人には時々あることなのかもしれません。
でも私は、その言葉を聞いて少し違う考えを持ちました。
私はもともと何でも簡単に理解できるタイプではありませんでした。
自分なりに工夫したり、覚え方を変えたり、何度もやり直したりしながら勉強してきました。
だからこそ「なぜわからないのか」よりも「どこでつまずいているのか」を考えるようにしています。
生徒さんの中には、
「こんなことを聞いていい?」
「前にも説明してもらったのに、また聞いたら怒られるかもしれない」
と思っている子もいます。でも、その気持ちは絶対になくしてあげたいと思っています。
私の授業では、
「質問しても大丈夫」「何回でもわかるまで付き合う」
ということを大切にしています。
もし生徒さんが理解できなければ、
それは生徒さんが悪いのではなく、講師の説明の仕方に改善の余地があるということです。
図を描いてみたり、身近な例に置き換えてみたり、別の考え方から説明してみたり。
あの手この手で、「なるほど、そういうことか!」という瞬間まで一緒に考えます。
中学受験は、わからないことがたくさん出てくる世界です。
だからこそ、わからないことを隠す子ではなく、わからないことを聞ける子になってほしい。
私はそんな思いで、日々授業をしています。