間違えた問題は、いつ解き直すのが正解?

「間違えた問題は、その日のうちにもう一度やらせた方がいいですか?」
このご質問は、保護者の方からよくいただくご質問です。
もちろん、その日のうちに解き直して「なぜ間違えたのか」を確認することは大切です。
でも、私は本当に大切なのは、その3日後だと思っています。
なぜなら、授業を受けた当日は、解けてある意味当たり前だからです。
先生から説明を聞いた直後は、考え方も式も頭の中に残っています。「なるほど!」と思った直後に同じ問題を解けば、すらすら解けることも多いでしょう。
でも、それを「できるようになった」と考えるのは、少し早いのです。
私が勤務している塾でも、生徒さんには一度だけではなく、複数回の解き直しをおすすめしています。
さらに私がおすすめしているのは、
当日 → 3日後 → 6日後(次の授業の前日)
という流れです。
まず当日は、解説を聞いて理解する日。そして3日後に、もう一度自分の力で解いてみます。ここでは、少し忘れかけているはずです。
「あれ?どうやるんだっけ?」と一度考えて、頭の中から解き方を引っ張り出す。
実は私は、この時間がとても大事だと考えています。
すぐに答えが出てこなくても構いません。むしろ、一度忘れかけたことを自分で思い出そうとすることで、1回目の「記憶の呼び起こし」ができます。
そして、次の授業の前日、6日後にもう一度解きます。ここで一人で解ければ、かなり定着してきた証拠です。逆に、ここでもまだ手が止まるのであれば、「一度はわかったけれど、まだ自分のものにはなっていない問題」だとわかります。
中学受験では、次から次へと新しい単元が出てきます。
そのため、どうしても「新しい問題をたくさん解かせなければ」と焦ってしまいがちです。
でも私は、一度間違えた大切な問題を、自分の力で解けるまで何度かやり直す方が得点に繋がることも多いと思っています。
「この前やったのに、また忘れてる!」とがっかりしなくて大丈夫です。
忘れるのは普通のことです。
大切なのは、忘れないことではなく、忘れかけた頃にもう一度思い出すこと。
当日に「わかった」。
3日後に「思い出せた」。
6日後に「一人で解けた」。
この3段階を作ってあげると、問題は少しずつ「習った問題」から「自分で解ける問題」に変わっていきます。