【2026年度最新】聖マリアンナ医科大学医学部英語入試対策完全ガイド|大問別傾向・記述問題・過去問分析・おすすめ参考書まで徹底解説
2025/8/4
聖マリアンナ医科大学医学部英語入試完全攻略ガイド【2026年度対応】
聖マリアンナ医科大学医学部英語入試の傾向分析・大問別対策・合格戦略を医学部受験のプロが徹底解説!
聖マリアンナ医科大学医学部の英語入試は、記述式中心の出題形式で論理的思考力と正確な英語表現力が問われる特徴的な試験です。本記事では、2021年度以降大問3問で構成されており、大問1、2が長文読解、大問3が短文で与えられた状況を説明する文を選択するものという最新の出題傾向に基づき、合格への最短ルートを示します。
入試概要と最新動向
基本情報
- 試験時間: 90分
- 配点: 100点
- 出題形式: 記述式とマーク式の併用
- 難易度: 標準~やや難
- 合格目安: 一次通過ラインは75%程度
2025年度の変更点
2024年度からはメール文の状況を説明するものが1問追加され、出題バリエーションが拡大しています。また、大問3は昨年度までは、与えられたシチュエーションに対応する英文として正しいものを選ぶ、会話文問題の亜種のようなものが出題されていたが、今年度は100語少々の短いパッセージ中の空所を文脈に合うよう補う読解問題に変更されました。
大問別出題傾向と対策
大問1 記述式長文読解問題
出題傾向
- 大問1では、実験・研究や現象の内容を説明する記述問題が出題されました。2024年度入試では以前よりも記述数が減少していましたが、100字程度で記述させる問題は変わらず出題されています。
頻出テーマ
- 「公害が野生動物に与える悪影響」「ジェンナーによる種痘の開発」「『不気味の谷効果』に関する研究の変遷」「ジャハイ族の匂いに関する言語表現」「ヨーグルトの歴史」「象の協調行動の研究」など、幅広い分野からの出題が特徴的です。
対策ポイント
100字要約対策の徹底
- 段落の主題文と結論部分を的確に把握する練習を行い、要点を簡潔にまとめる技能の習得と日本語表現力の向上が必要です。
科学・研究系英文への慣れ
- 実験手順や研究結果を説明する英文の読解練習を積み、データや図表を含む文章への対応力強化が重要です。
記述解答の精度向上
- 問題量に対して時間はある程度あるため、記述の解答を含め、精度の高い答案作成能力が求められます。
推奨教材
- 『英語長文プラス記述式トレーニング問題集』(旺文社)
- 『基礎英語長文問題精講』(旺文社)
- 『全レベル問題集 英語長文 私大標準レベル』(旺文社)
大問2 選択式長文読解問題
出題傾向
- 大問1と比較して読みやすい長文が出題される傾向があります。特に大問2の長文は非常に読みやすく、失点を避けたい問題です。
設問形式
- 適語補充問題
- 内容一致問題
- 語句の定義選択問題
- 下線部説明問題
対策ポイント
速読と精読のバランス
- 90分の試験時間を有効活用する時間配分を確立し、選択肢の吟味に十分な時間を確保することが重要です。
語彙力の強化
- 聖マリの英語問題に出てくる英単語は高校英語の範疇です。すごく難しい単語が出てくるわけではありません。
データ読解力の習得
- データを扱う問題が多く出題されていますので「どの数値が何を表しているのか」を素早く正確に読み取る練習をしておくべきです。
推奨教材
- 『速読英単語 必修編』(Z会)
- 『話題別英単語リンガメタリカ』(Z会)
- 『英語長文ハイパートレーニング レベル2』(桐原書店)
大問3 英語表現・状況判断問題
出題傾向
- 聖マリの大問3はなんとも形容のし難い出題傾向です。聖マリ英語の名物と言えるでしょう。提示されたシチュエーションに適切な英語表現を選びます。
2025年度の変更点
- 従来の会話文形式から、100語少々の短いパッセージ中の空所を文脈に合うよう補う読解問題に変更され、解答根拠が見定めやすくなりました。
対策ポイント
基本文法の確実な習得
- 英文法や英語表現の基礎ができていれば何も対策しなくとも3/5は取れますし、対策次第で満点を取れるはずです。
会話表現への慣れ親しみ
- 対策としては「文法の基礎を身につけること」「良質の会話文に触れること」があげられます。
状況判断力の養成
- 文脈に応じた適切な表現の選択力と語用論的な観点からの英語理解が必要です。
推奨教材
- 『Vintage』
- 『スクランブル英文法・語法』(旺文社)
- 『会話文完成プロブレム』(Z会)
出題レベルと学習戦略
出題レベル分析
- 語彙レベル: 高校標準~大学入試標準
- 文法レベル: 標準~やや難
- 読解レベル: 標準~やや難
- 記述レベル: やや難~難
目標得点率
- 英語を得点源にしたい受験生: 80%以上
- 他教科を得点源にしたい受験生: 70%以上
- 合格最低ライン: 65%以上
学習ステップ
Step 1: 基礎力養成(6月まで)
- 基本語彙の完全習得では『システム英単語』1-2章の完全暗記と派生語・語法も含めた定着が必要です。
- 基本文法の理解では『総合英語Evergreen』通読と文法問題集での演習を行います。
Step 2: 応用力向上(9月まで)
- 長文読解力の強化では科学系・研究系テーマの長文演習と記述問題への慣れが重要です。
- 記述力の向上では100字要約の徹底練習と添削指導の活用が必要です。
Step 3: 実戦力完成(入試まで)
- 過去問演習の徹底では時間配分の確立と出題形式への完全適応を目指します。
- 弱点補強では間違えた問題の原因分析と類似問題での反復練習を行います。
合格への具体的勉強法
語彙学習のコツ
- 体系的に単語の基礎力を身につけられるシス単などの単語集を利用しましょう。単語集を周回しながら派生語もチェックし、速読英単語で「英文を読むことでいつのまにか単語を憶えている」という体験を積むと良いでしょう。
記述対策の重要性
- 長文自体がシンプルでわかりやすい内容であることが多いので、素直に読んだままを書くだけでOK。過去問演習してコツをつかんでおけば高得点を取れるでしょう。
時間配分戦略
- 大問1(記述長文): 40分
- 大問2(選択長文): 30分
- 大問3(表現問題): 15分
- 見直し: 5分
頻出語彙・表現集
🔬✅ 医療・科学系英単語リスト
- experiment (実験)
- research (研究)
- hypothesis (仮説)
- analysis (分析)
- data (データ)
- correlation (相関関係)
- significant (有意な)
- phenomenon (現象)
- observation (観察)
- conclusion (結論)
- diagnose (診断する)
- therapy (治療)
- symptom (症状)
- infection (感染)
- vaccine (ワクチン)
- immune (免疫のある)
- surgery (外科手術)
- genetic (遺伝の)
- organ (臓器)
- tissue (組織)
- cell (細胞)
- virus (ウイルス)
- bacteria (バクテリア/細菌)
- clinical (臨床の)
- antibiotic (抗生物質)
- transplant (移植)
- epidemic (流行病)
- pandemic (世界的流行病)
- nutrition (栄養)
- metabolism (代謝)
- compound (化合物)
- substance (物質)
- radiation (放射線)
- microscope (顕微鏡)
- enzyme (酵素)
- dose (一回分の服用量)
- prescription (処方箋)
- side effect (副作用)
- placebo (プラセボ、偽薬)
- contagious (感染性の)
- diagnosis (診断)
- pathogen (病原体)
- surgeon (外科医)
- physician (内科医/医師)
- nurse (看護師)
- rehabilitation (リハビリ、回復訓練)
- mutation (突然変異)
- inheritance (遺伝)
- chromosome (染色体)
- disorder (障害、病気)
- symptomatic (症状のある)
- anatomy (解剖学)
- neuron (神経細胞)
- stimulus (刺激)
- paralysis (麻痺)
- respiration (呼吸)
- heartbeat (心拍)
- blood pressure (血圧)
- clinical trial (臨床試験)
よくある間違いと対策
記述問題での失点パターン
文脈を無視した直訳
- 文章全体の流れを把握してから記述することが重要です。
字数制限の無視
- 100字前後でまとめる練習を徹底することが必要です。
日本語表現の不自然さ
- 読み手に分かりやすい日本語で記述することが大切です。
選択問題での失点パターン
選択肢の吟味不足
- 全選択肢を検討してから解答することが重要です。
語彙不足による誤答
- 基本語彙の確実な習得が必要です。
時間不足による雑な解答
- 時間配分の徹底が重要です。
直前期対策
12月からの学習計画
過去問演習(5年分)
- 本番同様の時間設定での演習と答案分析と弱点補強を行います。
記述力の最終調整
- 要約問題の集中演習と模範解答との比較検討が重要です。
語彙・表現の最終チェック
- 頻出語彙の総復習と会話表現の確認を行います。
入試当日の心構え
- 時間配分の厳守
- 記述問題への時間確保
- 見直し時間の確保
- 冷静な判断力の維持
まとめ:聖マリアンナ医科大学英語攻略の鍵
聖マリアンナ医科大学医学部の英語入試攻略には、以下の3つの要素が不可欠です:
記述力の徹底強化
- 100字要約を中心とした記述問題への対応力が合否を分けます。
幅広い分野への対応力
- 科学・研究分野を中心とした多様なテーマへの適応力が必要です。
精度の高い答案作成能力
- 問題量に対して時間はある程度あるため、記述の解答を含め、精度の高い答案作成能力が求められます。
これらの要素を効率的に身につけるためには、計画的な学習と継続的な演習が不可欠です。本ガイドを参考に、合格への確実な道筋を歩んでください。
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