【2025年度最新】英検準1級 大問別傾向と対策完全攻略ガイド|合格率79%突破の勉強法とおすすめ参考書

0

2025/8/5

【2025年度最新版】英検準1級 大問別傾向と対策 完全攻略ガイド

英検準1級は大学中級程度のレベルとされ、社会生活で求められる英語力を十分に理解し使用できることが求められる重要な資格です。2025年度第1回から「Summarize it between 60 and 70 words.」となり、文字数は目安ではなく明確に指定されるようになるなど、試験形式に変更が加えられています。本記事では、2025年度の最新情報に基づいて、英検準1級の大問別傾向と対策を受験生目線で詳しく解説します。

英検準1級の基本情報と2025年度変更点

試験構成

一次試験(筆記・リスニング:90分+約30分)

  • 大問1では語彙・熟語問題25問
  • 大問2は読解(空所補充)6問
  • 大問3は読解(内容一致)10問
  • 大問4では2024年度から新設された英文要約1問
  • 大問5は英作文(意見論述)1問
  • 大問6はリスニング(Part1~Part3)29問

二次試験(面接:約8分)

Attitude(態度)

カジュアルカンバセーション

4コマ漫画ナレーション

質疑応答

合格ライン

一次試験では各技能750点満点、計2,250点満点中1,792点(約79%)が合格ライン。二次試験は750点満点中約460点(約61%)が合格基準となります。

2025年度の重要な変更点

1級・準1級・2級・準2級プラスのライティング問題において、受験者の英語能力をより適切に測定するために、英文要約問題の問題冊子指示文と解答用紙の表記を一部変更し、指示内容を明確にしました。


大問1:語彙問題(語彙・熟語を分けて解説)

語彙問題の傾向と特徴

  • 英検準1級で最も重要なのが語彙力です。英検準1級に求められる単語数は7,500~9,000語程度。「高校卒業レベル」である英検2級の単語数は3,800~5,100語なので、約2倍の単語を覚える必要があります。
  • 出題される語彙は学術的で抽象的なものが多く、「persecution(迫害)」「shudder(身震いする)」「perplexing(混乱させる)」といった日常会話にはほぼ使わない単語も登場するので、英検準1級でもっとも大変なのは語彙力の強化といっても過言ではありません。

頻出分野

  • 社会問題として環境、政治、経済、人権が頻出。科学技術ではAI、バイオテクノロジー、宇宙開発関連。医療・健康分野では精神健康、公衆衛生、医療倫理。教育ではオンライン教育、教育格差、生涯学習。文化・芸術では多様性、伝統文化保護、デジタルアートが主要テーマです。


語彙問題の具体的対策方法

推奨教材:『英単語ターゲット1900』

パス単ではなくターゲット1900を推奨する理由として、大学受験との相乗効果が期待でき、例文が自然で実用的である点があります。音声が聞き取りやすく発音学習に最適で、段階的構成により挫折しにくく、語源学習も併用できる優秀な教材です。

具体的な学習スケジュール

第1段階(1~2ヶ月目):基礎語彙の定着

  • 1日100語のペースで意味を確認し、毎日前日・3日前・1週間前の分を復習します。音声と一緒に正しい発音を覚え、例文を音読して語彙の使い方を理解することが重要です。

第2段階(3ヶ月目):応用と実践

  • 『英検分野別ターゲット 英検準1級 語彙問題』(旺文社)で実践演習を行い、間違えた語彙は専用ノートに記録し、類義語・反意語をセットで覚えます。

第3段階(試験1ヶ月前):総仕上げ

  • 苦手語彙の集中復習、過去問での実践演習、新出語彙の最終確認を行います。


熟語問題の傾向と対策

熟語問題では、動詞句(phrasal verb)、前置詞句、慣用表現が頻出します。

頻出熟語パターン

動詞句として「come across(偶然出会う)、bring about(引き起こす)、put off(延期する)」、前置詞句では「in terms of(~の観点から)、on behalf of(~の代わりに)、with regard to(~に関して)」、慣用表現は「take for granted(当然視する)、make ends meet(やりくりする)」が頻出です。

熟語対策の具体的方法

文脈重視の学習として熟語を単独で覚えるのではなく、文の中で理解すること。置き換え練習で同じ意味の熟語を複数覚える。逆引き学習では日本語の意味から英語の熟語を思い出す練習。作文練習で覚えた熟語を使って短文を作成することが効果的です。


大問2:読解(空所補充)(6問)

出題傾向と文章の特徴

大問2では、200~300語程度の文章に6つの空所があり、適切な語句や文を選択する問題です。

頻出テーマ

  • 気候変動と環境保護、デジタル技術の社会への影響、都市化と人口問題、文化的多様性と国際理解、健康とライフスタイルが主要なテーマとなっています。

出題される空所のタイプ

  • 接続詞・副詞(however, therefore, meanwhile)、代名詞(this, these, such)、語彙(形容詞、動詞、名詞)、短いフレーズが出題されます。


具体的な解法戦略

ステップ1:全文読解(2分)

  • 空所を無視して全文を読み、話題と論理展開を把握します。

ステップ2:文脈分析(3分)

  • 各空所の前後2~3文を注意深く読み、論理関係を分析します。

ステップ3:選択肢検討(1分)

  • 品詞、コロケーション、文脈の一致度を総合的に判断します。


推奨問題集と学習法

  • 主教材として『2025年度版 英検準1級 過去6回全問題集』(旺文社)
  • 補助教材として『英検分野別ターゲット 英検準1級 リーディング問題』(旺文社)
  • 速習教材として『7日間完成 英検準1級 予想問題ドリル』(旺文社)


効果的な練習方法

  • 時間制限練習として1問1分30秒以内で解く。
  • 根拠明確化として選択理由を言語化する習慣をつける。
  • 間違い分析ノートで不正解パターンを記録。
  • 音読仕上げで正解文章の音読により自然さを確認することが重要です。


大問3:読解(内容一致)(7問)

出題傾向と配点の重要性

大問3は英検準1級で最も配点が高い重要セクションです。3つの長文(各300~500語)から計10問出題され、合否を左右する決定的な部分となります。

文章のタイプ別対策

説明文(約40%の出題率)

  • 科学的現象や社会問題を客観的に解説し、データや統計を含むことが多く、因果関係の理解が重要です。

論説文(約35%の出題率)

  • 筆者の明確な主張があり、反対意見への反駁も含むため、論理構造の把握が鍵となります。

報告文(約25%の出題率)

  • 研究結果や調査報告で、具体的な数値や事例が多く、詳細情報の正確な読み取りが必要です。


頻出テーマ(2024-2025年度分析)

  • 環境・エネルギー問題として再生可能エネルギー、プラスチック汚染、生物多様性保護。
  • テクノロジーと社会ではAIの倫理的課題、SNSの心理的影響、リモートワークの普及。
  • 健康・医療分野ではメンタルヘルス、予防医学、高齢化社会。
  • 教育・文化ではオンライン教育、多文化共生、言語保護が頻出


効果的な読解戦略

第1段階:スキミング(2分)

  • タイトルと第1段落で話題把握
  • 最終段落で結論確認
  • 各段落の第1文で論理展開把握


第2段階:設問確認(1分)

  • 設問タイプの分類(詳細情報/主旨/推論)
  • キーワードの特定
  • 解答順序の決定


第3段階:精読と解答(7分)

  • 設問に関連する箇所を精読
  • 選択肢と本文の照合
  • 消去法の活用


間違いパターンと対策

  • パターン1:「部分的には正しいが全体として間違い」対策として選択肢の全要素が本文と一致するか確認することが重要です。
  • パターン2:「過度な推論」対策として本文に明記されていない内容は選ばないよう注意します。
  • パターン3:「時制の混同」対策として過去・現在・未来の時制を正確に把握することが必要です。


大問4:英文要約(2024年度新設問題)

2025年度の指示文変更点

2025年度第1回から「Summarize it between 60 and 70 words.」となり、文字数は目安ではなく明確に指定されるようになります。この変更により、より正確な文字数管理が求められます。

要約問題の特徴と評価基準

出題形式

200語程度の英文を読み、60-70語の英文で要約し、内容・構成・語彙・文法の4観点で評価されます。

頻出テーマ

  • 社会問題(都市化、高齢化、格差)
  • 科学技術(イノベーション、デジタル化)
  • 環境問題(持続可能性、気候変動)
  • 文化・教育(国際化、言語学習)


要約作成の具体的ステップ

ステップ1:構造分析(3分)

  • パラグラフごとに話題が展開されているため、1つのパラグラフを1つの文に要約します。各段落の主題文を特定し、重要な支持情報を抽出し、因果関係や対比関係を把握します。

ステップ2:要点整理(2分)

  • 筆者の主張を1文で表現し、主要な理由・根拠を2-3点選択し、結論や影響を簡潔にまとめます。

ステップ3:英文作成(10分)

  • 第1文で主張の要約、第2-3文で根拠の要約、第4文で結論の要約(必要に応じて)を行います。

ステップ4:文字数調整と校正(3分)

  • 60-70語の範囲内に調整し、文法・語彙の最終チェック、論理的つながりの確認を行います。


要約スキル向上のための練習法

効果的な練習ルーティン

  • 毎日15分の要約練習として短い記事(150-200語)を60-70語で要約。段階的練習では最初は日本語で要約してから英語で要約に移行。モデル答案研究として英検公式サンプル問題と旺文社オリジナル予想問題の解答例・訳・解説を活用。添削指導活用としてオンライン英会話や学習アプリでフィードバック取得することが重要です。

頻出表現とテンプレート

導入表現

  • The passage discusses...,
  • The author argues that...,
  • The text examines...

要約表現

  • This is mainly due to...,
  • As a result,...,
  • However, there are concerns about...

結論表現

  • In conclusion,...,
  • Overall,...,
  • Therefore,...


大問5:英作文(意見論述)

出題傾向と評価基準

英検準1級の英作文は、社会的なトピックに対して自分の意見を120-150語で論述する問題です。問題文で自分の意見とその理由2つを書くよう指定されている問題です。

2024-2025年度の頻出テーマ

  • 企業のデジタル化推進
  • リモートワークの是非
  • 環境保護と経済発展の両立
  • 教育におけるAI活用
  • 多様性とインクルージョン


評価観点(各4点、計16点満点)

  • 内容では課題への適切な応答と論理性
  • 構成では4段落構成とパラグラフの一貫性
  • 語彙では適切で多様な語彙使用
  • 文法では正確で多様な文構造が評価


高得点を獲得する4段落構成

英文エッセイは基本的に、イントロダクション(導入)・ボディ(本論)・コンクルージョン(結論)から構成されます。

第1段落:Introduction(25-30語)

  • 背景説明(1文)と自分の立場表明(1文)を行います。

第2段落:Body 1(40-50語)

  • 第1の理由提示、具体例や根拠、理由の説明を展開します。

第3段落:Body 2(40-50語)

  • 第2の理由提示、具体例や根拠、理由の説明を行います。

第4段落:Conclusion(15-20語)

  • 立場の再確認と総括的コメントでまとめます。


実践的なライティング戦略

時間配分(20分)

  • 構想・アウトライン作成に3分、英文作成に12分、見直し・修正に5分を配分します。

推奨問題集

  • 『英検準1級 英作文問題完全制覇』(ジャパンタイムズ)
  • 『英検分野別ターゲット 英検準1級 ライティング問題』(旺文社)
  • 『最短合格!英検準1級 英作文問題完全制覇』(ジャパンタイムズ)


頻出表現とテンプレート

賛成・反対表現

  • I strongly believe that...,
  • From my perspective,...,
  • It is undeniable that...

理由提示

  • Firstly,...
  • To begin with,...,
  • Secondly,...
  • Furthermore,...
  • In addition,...
  • Moreover,...

具体例提示

  • For example,...
  • For instance,...,
  • A case in point is...,
  • This can be seen in...

結論

  • In conclusion,...
  • To sum up,...,
  • For these reasons,...,
  • therefore,...


大問6:リスニング総合対策

Part 1:短い会話(12問)

出題形式と特徴

  • 2人の短い対話(30-40秒)で日常的な場面設定、話者の意図や感情の推測が重要です。

頻出場面

  • 職場での会話、店舗でのやり取り、友人同士の相談、教育機関での対話が主要な場面です。

攻略のコツ

  • 選択肢の先読みとして放送前に選択肢を読んで会話の方向性を予測。話者の関係性把握で上司・部下、店員・客などの関係を早期に特定。感情表現の理解として語調、イントネーションから話者の感情を読み取り。重要語句への注目でbut, however, actually などの転換語に注意することが重要です。


Part 2:長めのステートメント(10問)

出題形式と特徴

  • 1人のナレーション・スピーチ(60-90秒)でアカデミックな内容が多く、詳細情報の正確な聞き取りが必要です。

頻出ジャンル

  • 科学・技術の解説、歴史・文化の紹介、社会問題の分析、研究結果の報告が主要ジャンルです。

効果的な聞き取り戦略

  • メモ取り技術として固有名詞、数字、年代を書き留める。構造把握で問題提起→説明→結論の流れを意識。キーワード特定で重要語句を聞き逃さない。推論力活用で直接言及されていない情報も論理的に推測することが効果的です。


Part 3:リアルライフ(6問)

出題形式と特徴

  • 複数人の自然な会話(90-120秒)で実際の生活場面を再現し、話者の意見や立場の変化に注目します。

頻出場面

  • 会議・ディスカッション、インタビュー、相談・アドバイス、計画・提案の検討が主要場面です。

高得点獲得のポイント

  • 話者識別として誰が何を言っているかを明確に把握。意見の変化追跡で話の進行とともに変わる話者の考えを追う。詳細情報整理で時間、場所、条件などの具体的情報を整理。結論の確認で最終的な決定や合意内容を正確に把握することが重要です。


リスニング力向上のための日常学習法

基礎力強化(毎日30分)

  • シャドーイングとして英語音声に合わせて復唱、ディクテーションで聞いた内容を文字に起こす、音読練習で正しい発音とリズムの習得を行います。

実践力向上(週3回)

  • TED Talksでアカデミックな内容で語彙力も向上、BBC Learning Englishでニュース英語で時事問題に慣れる、VOA Learning Englishで段階的にレベルアップ可能です。

推奨アプリ・サイト

  • 英語の友(旺文社)では過去問音声の再生速度調整可能、ELSA Speakで発音矯正でリスニング力も向上、PodcastではBBC, NPR, CNN Student Newsが効果的です。


二次試験(面接)完全攻略

カジュアルカンバセーション

評価ポイント

  • 自然な応答ができるか、適切な語彙・表現を使えるか、相手とのやり取りを継続できるかが評価されます。

頻出質問パターン

  • What did you do last weekend?,
  • How do you usually spend your free time?,
  • What's your favorite season and why?,
  • Have you traveled anywhere recently?

高評価につながる応答のコツ

  • 詳細情報の追加として単純な回答で終わらず、理由や感想を加える。自然な英語表現でI mean, You know, Actually などを適切に使用。積極的な姿勢で質問に対して前向きに答えることが重要です。


4コマ漫画ナレーション

出題形式

  • 4コマの絵を見て2分間でストーリーを英語で説明し、登場人物の行動と心情を描写し、論理的な時系列での説明が必要です。

高得点のための描写戦略

構成フレームワーク

  • 状況設定でIn the first picture, I can see...、
  • 展開描写でIn the second picture, ...、
  • 問題発生でIn the third picture, something unexpected happens...、
  • 結末説明でFinally, in the last picture, ...

使える表現テンプレート

状況描写

The man/woman appears to be...,

It looks like they are...,

the setting seems to be...

感情表現

He/She looks surprised/worried/excited...,

The person seems to be thinking about...,

You can see that he/she is feeling...

時系列表現

At first,...

Initially,..., Then,...

After that,..., Suddenly,...

All of a sudden,..., In the end,...

Finally,...

質疑応答

出題パターン

社会問題に対する意見

個人的な経験・価値観

将来の予測・提案

頻出トピック

環境問題と個人の責任

技術進歩の影響

教育制度の改善

国際交流・多文化理解

働き方改革

効果的な回答構成(PREP法)

Point(結論・立場を明確に述べる)

Reason(理由を2つ以上提示)

Example(具体例や経験談を追加)

Point(最初の立場を再確認)

高評価につながる表現技法

多様な接続詞としてHowever, Furthermore, On the other handを使用

条件表現でIf..., then... / Provided that...を活用

比較表現でCompared to..., Unlike...を用いる

因果関係でDue to..., As a result of...を表現する

ATTITUDE(態度・姿勢)

評価要素

  • 積極的なコミュニケーション姿勢
  • 適切な声の大きさ・速度
  • アイコンタクトと表情
  • 自然な身振り手振りが評価

好印象を与えるポイント

  • 明るい表情として笑顔を心がけ、緊張しすぎない。
  • はっきりした発音で相手に聞こえるよう明瞭に話す。
  • 適度なペースで早すぎず遅すぎない自然な速度を保つ。
  • 積極的な姿勢で分からない時も諦めずに説明を試みる。

面接対策の実践的学習法

自主練習方法

  • 鏡の前での練習で表情と身振りを確認、録音・録画練習で客観的な自己評価、時間管理練習で各セクションの時間配分を体得、想定問答集作成で頻出質問への回答を準備することが効果的です。

推奨問題集

  • 『14日でできる!英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題』(旺文社)
  • 『英検準1級 面接大特訓』(Jリサーチ出版)
  • 『英検準1級 総合対策教本』(旺文社)


オンライン対策活用法

  • オンライン英会話で講師との実践練習
  • 英検対策コースで専門講師による模擬面接
  • AI面接練習で24時間いつでも練習可能なアプリ活用


効率的な学習スケジュール

3ヶ月短期集中プラン

1ヶ月目:基礎固め

  • 語彙力強化(ターゲット1900)
  • 文法確認(高校文法総復習)
  • リスニング習慣化(毎日20分)
  • 過去問1回分で現状把握

2ヶ月目:実践力向上

  • 長文読解スピード向上
  • ライティング構成パターン習得
  • リスニング各パート対策
  • 過去問2回分で弱点分析

3ヶ月目:総仕上げ

  • 頻出分野集中対策
  • 時間配分最適化
  • 面接練習開始
  • 過去問3回分で最終調整


6ヶ月じっくりプラン

1-2ヶ月目:語彙・文法基礎

  • ターゲット1900完全習得
  • 英文法問題集1冊完了
  • 基礎リスニング教材で基礎を固め

3-4ヶ月目:読解・ライティング強化

  • 長文読解問題集2冊
  • ライティング添削指導
  • 中級リスニング教材で実力を向上

5-6ヶ月目:実践・面接対策

  • 過去問10回分演習
  • 面接集中練習
  • 弱点補強と総復習


推奨教材一覧

基本教材(必須)

『英単語ターゲット1900』(旺文社)

  • 大学受験と併用可能で音声付きで発音学習可能です。1日100語ペースで音声併用学習を行います。


『2025年度版 英検準1級 過去6回全問題集』(旺文社)

  • 2024年度から加わった新ライティング問題の英検公式サンプル問題と旺文社オリジナル予想問題の解答例・訳・解説を収録しています。時間を計って解き、解説を熟読することが重要です。


『英検準1級 総合対策教本』(旺文社)

  • 全技能バランス良く対策でき、基礎から応用まで網羅的に学習できます。苦手分野の補強用として活用します。


分野別強化教材

語彙・熟語対策

  • 『英検分野別ターゲット 英検準1級 語彙問題』(旺文社)で実践的な語彙問題演習
  • 『英検準1級語彙・イディオム問題500』(旺文社)で集中的な語彙強化

読解対策

  • 『英検分野別ターゲット 英検準1級 リーディング問題』(旺文社)で読解技術向上
  • 『英検準1級 長文読解問題120』(旺文社)で多量読解演習

ライティング対策

  • 『英検準1級 英作文問題完全制覇』(ジャパンタイムズ)で構成力強化
  • 英検分野別ターゲット 英検準1級 ライティング問題』(旺文社)で実践演習

リスニング対策

  • 『英検分野別ターゲット 英検準1級 リスニング問題』(旺文社)で各パート対策
  • 『英検準1級 リスニング問題150』(旺文社)で大量演習を実施

面接対策

  • 『14日でできる!英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題』(旺文社)で短期集中対策
  • 『英検準1級 面接大特訓』(Jリサーチ出版)で徹底的な面接練習


速習・直前対策教材

『7日間完成 英検準1級 予想問題ドリル』(旺文社)

  • 試験直前の総復習に最適で、本番形式の予想問題で最終確認を行います。


『英検準1級過去問集(2025年度版)』(教学社赤本シリーズ)

  • 過去問9回分収録で、竹岡広信先生による傾向分析付きです。音声は専用サイトで配信されます。


学習における重要なポイント

時間管理の重要性

  • 英検準1級一次試験は90分という限られた時間で多くの問題を解く必要があります。大問1語彙問題20分、大問2空所補充10分、大問3読解25分、大問4要約15分、大問5英作文20分という時間配分を目安に練習しましょう。

苦手分野の特定と対策

  • 過去問を解いた後は必ず正答率を算出し、7割を切った大問は苦手分野として重点的に対策します。語彙問題は暗記量の問題なので継続学習、読解問題は解法パターンの習得、ライティングは構成力の強化、リスニングは音声認識力の向上がそれぞれの改善ポイントです。

モチベーション維持の方法

  • 英検準1級の学習は長期間にわたるため、モチベーション維持が重要です。小さな目標設定(週単位、月単位)、学習記録の可視化、同じ目標を持つ学習仲間との情報交換、定期的な模擬試験での実力確認などが効果的です。

英検準1級合格後の展望

  • 英検準1級合格は大学入試での加点や単位認定、教員採用試験での優遇、海外留学の英語力証明など、多方面で活用できます。また、TOEIC800点台後半~900点前半相当の実力が身につき、ビジネスシーンでも通用する英語力の証明となります。


まとめ:英検準1級合格への道筋

  • 英検準1級は「大学中級程度」の英語力を証明する資格で、合格には計画的で継続的な学習が不可欠です。語彙力が最も重要な要素となるため、『英単語ターゲット1900』を中心とした語彙学習を基盤とし、過去問演習で実践力を身につけることが合格への最短ルートです。
  • 2025年度からの試験形式変更、特に英文要約問題の文字数明確化に対応するため、最新の教材と情報で対策を進めることが重要です。一次試験突破後は面接対策に集中し、自然な英語表現と積極的なコミュニケーション姿勢を身につけましょう。
  • 英検準1級合格は決して簡単ではありませんが、正しい戦略と継続的な努力によって必ず達成できる目標です。この記事を参考に、今日から具体的な学習を開始し、英検準1級合格という大きな目標を実現してください。


英検準1級合格を真剣に考えている方は👇

0

この先生の他のブログ