オンライン家庭教師マナリンク

【2026年度第1回】英検準1級の難易度を徹底分析|早慶・医学部志望が知るべき合格ラインと読解・英作文の攻略法

2026/6/25

【2026年度第1回英検準1級】英検準1級:従来型を徹底分析|早慶・医学部を目指すご家庭が今すぐ知るべき「合格ライン」と「伸ばし方」

「うちの子、英検準1級って受かるレベルなんでしょうか」——早慶や医学部を志すお子さまをお持ちの保護者の方から、毎年いちばん多くいただくご相談です。準1級は、大学入試の英語力を映す鏡。ここでどう戦えるかを見れば、お子さまが本番の私大入試・国公立二次でどこまで通用するかが、かなり正確に見えてきます。

今回は2026年度第1回の従来型・準1級を、保護者の方にもわかるようセクション別に分析しました。難易度、最低合格ライン、そして「合格して当然」の状態まで引き上げるために、日々どんな学習が必要なのか。読解と英作文を中心に、できるだけ具体的にお伝えします。

◆ 全体の難易度:今回は「標準〜やや難」

語彙・読解・要約・英作文・リスニングのバランスは例年どおりですが、差がついたのは長文読解の論理展開と、英作文2題(要約と意見論述)の処理速度でした。じつはこの2点こそ、独学でいちばん伸びにくく、放っておくと最後まで弱点として残りやすい領域です。早慶・医学部志望のお子さまにとって、ここで安定して得点できるかどうかが合否を分けます。

◆ 大問1(語彙・熟語)難易度 ★★★☆☆

◆ 大問1(語彙・熟語)難易度 ★★★☆☆

diagram(図表)、equation(方程式)、forecast(予報)といった基本語の判別から、censor(検閲する)、fabricate(捏造する)、citation(違反切符)、turbulence(乱気流)、barren(不毛の)、deficiency(欠乏)といった抽象度の高い単語まで全18問。後半は go under(倒産する)、add up(つじつまが合う)、slip away(こっそり抜け出す)、eat up(時間を食う)といった句動詞が並びました。

早慶・医学部志望なら18問中16問以上が必須です。鍵は、日本語訳の丸暗記で終わらせないこと。give a traffic citation(交通違反切符を切る)、fabricate data(データを捏造する)のように、単語を文脈ごと・コロケーションごと覚えられるかで、定着率も入試での得点力もまったく変わります。とりわけ句動詞は最後まで失点が残る分野。当講座では、お子さま一人ひとりの弱点語を見極め、覚えるべき形のまま反復できるよう導いていきます。

◆ 大問2(長文空所補充)難易度 ★★★☆☆

今回は「出生順と性格」「水没の危機にあるツバルの国家存続」という2題。問われたのは語彙力ではなく、「具体的に言えば」「それにもかかわらず」「実のところ」といったつなぎ言葉と、論理の流れを読む力でした。

▶ ここで伸び悩むお子さまの多くは、「なんとなく」選択肢を選んでしまいます。正しい解き方は、選択肢を見る前に「順接か、逆接か、具体化か」を自分で予測すること。段落の主張を一文で要約しながら読む訓練を積めば、空所はほぼ自動的に埋まるようになります。この「論理を先読みする読み方」は、独学では身につきにくく、指導者の伴走がもっとも効く部分です。

◆ 大問3(読解)難易度 ★★★★☆ ——ここが本命

「世界最古の都市ウルク」「動物の知能を人為的に高めることの倫理」という長文。とくに後者は抽象的・倫理的な論点が4問にわたり、言語に関わる遺伝子をめぐる実験、脳の大きな魚の繁殖実験、「知能向上を控えること自体が非倫理的だ」というある研究者の主張まで、言い換え(パラフレーズ)を見抜く力が徹底的に試されました。

🎯 到達目標は7問中5問、できれば6〜7問。じつはこのテーマ性は、早慶の長文や医学部の英文(生命倫理・科学系)と直結しています。準1級の読解で稼げない受験生は、本番の私大入試でも同じ壁にぶつかるのです。

▶ 攻略の核心は、選択肢が本文を必ず同義変換しているという事実です。本文では「初歩的な記録を可能にした」と書かれた内容が、選択肢では「複雑化する社会の運営を助ける手段」と置き換えられている、というように。このパターンを自力で気づけるようになるまで、本文の根拠箇所に線を引き、選択肢のどの語に対応するかを1問ずつ照合する精読が欠かせません。速読は、精読の積み重ねの先にしか生まれません。当講座が最も力を入れているのが、まさにこの「根拠で解く精読力」の育成です。

◆ 英文要約 難易度 ★★★★☆

今回は「水道水へのフッ素添加」の賛否を60〜70語で要約する問題。賛成(通院が難しい人にも毎日予防効果が及ぶ)と反対(摂取量を管理できない、個人のケアを怠る)の対立構造を、自分の言葉で圧縮する力が問われました。

▶ 正しい手順は、各段落の主張を一文に圧縮し、原文の語句をそのまま写さず言い換え、最後に語数を調整すること。「歯の健康を改善する」を「歯にとって有益だ」のように言い換えられるかが分かれ目で、原文の丸写しは減点対象です。要約は型と添削がすべて。書きっぱなしでは決して伸びません。

◆ 英文エッセイ 難易度 ★★★★☆ ——合否の分水嶺

トピックは「広告は人々の消費行動に影響を与えすぎているか」。「経済」「自由」「信頼できる情報」「テクノロジー」という観点から2つを使い、120〜150語で論じます。

▶ 採点は内容の正しさより、型と論理一貫性で決まります。序論で立場を明示し、理由を2つそれぞれの観点で展開し、結論で立場を再確認する。抽象論と具体例をワンセットにするだけで点が安定します。英作文こそ、添削指導の有無で最も差が開く領域。だからこそ当講座では、提出された答案を一文ずつ丁寧に添削し、合格答案の型がお子さまの手に定着するまで伴走します。

◆ 最低合格ラインと、目指すべき「圧勝」の基準

準1級は技能別スコアの均等配点で、読解・リスニング・ライティングがほぼ等価。一次合格は各技能7割前後が目安です。

  • 最低ライン:語彙18問中14問、読解で7〜8割、要約・英作文は型を守って中位点

  • 早慶・医学部の必達:語彙18問中16問、読解9割、英作文は満点近く

準1級は「受かればいい」試験ではなく、「圧勝して当然」の通過点です。ここで余裕を持てない限り、早慶の長文や医学部の自由英作文では戦えません。

◆ 合格を確実にする、日々の学習——「これくらいで足りる」は早慶・医学部には通用しない

まず正直に申し上げます。世間でよく言われる「1日50語、長文1本、シャドーイング15分」程度では、早慶・医学部にはまったく足りません。あの水準を本気で狙うなら、その倍以上を毎日こなす覚悟が要ります。

  • 語彙:新出単語をコロケーションごと1日100〜150語、既習語の総ざらいを並行し、毎週テストで定着確認

  • 読解1日2〜3長文を全文構文分析つきの精読で潰し、時間を計った速読演習を毎日。週末は初見長文を本番形式で処理し、根拠照合まで復習

  • 要約・英作文週に最低4〜6本を書き上げ、その全てに添削を入れて翌日までに書き直す

  • リスニング毎日30〜45分の音読・追いかけ練習とディクテーションで、学術的な話題に耳を「飽和させる」まで浴び続ける

このタスク量は、ひと目でわかるとおり過酷です。そして問題はここからです。これだけの負荷を、高校生が自分一人で、毎日、何カ月も、正しい方向に走り続けられるでしょうか。答えは、ほぼ「無理」です。量をこなしても方向が間違っていれば伸びません。間違ったまま100問解けば、間違いが100回固まるだけです。

だからこそ、ただ課題を出すだけの指導では足りません。今日どれだけやれたか、どこでつまずいたか、答案のどの一文が合否を分けるのか——それを毎日見守り、軌道を即座に修正し、折れそうな気持ちを支える伴走者が要ります。この過酷なタスクを「やり切らせる」ことこそが、ご家庭だけでは最も難しく、専門家が最も価値を発揮するところです。

英検準1級は、早慶・医学部への第一関門であり、お子さまの英語力を正確に測る鏡でもあります。読解の論理力英作文の型、この2つを今から磨けば、合格ラインは必ず超えられます。お子さまの「次の一文」を、確かな手応えとともに書き始めさせてあげてください。体験レッスンで、現在地と最短ルートを一緒に確かめてみませんか。

このブログを書いた先生

このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら

英検におすすめの指導コース

英語単発/短期コース
短期3回コース:英検面接対策
短期3回コース:英検面接対策
16,500
60(全3回)
小学5・6年生、中学1〜3年生、高校1・2年生、浪人生、社会人
  • 英検面接に合格したい方
  • 面接に向け効率よく学習したい方
  • 家庭学習のアドバイスも欲しい方
コースの詳細を見る
英語月額コース
徹底コーチングで英検対策 各級対応 高校生
無料体験あり
徹底コーチングで英検対策 各級対応 高校生
22,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
高校1〜3年生、浪人生
  • 苦手を克服する解決策が分からない方。
  • 英検を受ける予定でサポートが必要な方。
  • 短期間で英検合格を目指している方。
コースの詳細を見る
英語月額コース
【中高一貫校3級対策】中学生で最短合格を目指すための英検講座
三者面談あり
タイプ別
無料体験あり
【中高一貫校3級対策】中学生で最短合格を目指すための英検講座
28,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
中学1〜3年生
  • 英検対策の仕方がわからない
  • 現状どんなレベルであっても合格に導いてくれる先生を探している
  • 将来を見据えてさらに上位級へステップアップしていきたい
コースの詳細を見る
英語単発/短期コース
[全4回] 短期集中!英検2次面接直前演習〜3級/準2級
タイプ別
無料体験あり
[全4回] 短期集中!英検2次面接直前演習〜3級/準2級
20,000
60(全4回)
中学1〜3年生
  • 初めてでも、何度目かのトライでもOK!
  • いざ面接官を目の前にすると、頭が真っ白になってしまう
  • 様々なケースを想定して、何度も練習&フィードバックしてほしい
コースの詳細を見る
23,500
45(全5回)
小学3〜6年生
  • 小学生の方の初めての英検受験で、何から始めるべきかわからない方。しっかりと合格までサポート致します。
  • 英語学習が苦手だが、英検にチャレンジしたい方。英語の基礎の基礎から易しく何度でも解説します。
  • 中学受験や、小学生の間に中学英語の予習をして、英語力をアップさせたい方もお問い合わせください。
コースの詳細を見る

この先生の他のブログ

上谷の写真

【早慶vsMARCH】英語入試の違いを徹底比較|過去問で分かる大学教育の本質と勉強法

2026/8/9
早慶とMARCHの英語入試から見える「大学教育の本質」──親が知っておきたい志望校選びの視点「早慶とMARCHって、英語の問題はどう違うの?」お子さんの大学受験に向き合う保護者の方なら、一度は抱く疑問ではないでしょうか。偏差値やブランドイメージだけで語られがちな大学群の違いですが、英語入試問題を比べ...
続きを読む
上谷の写真

英検準1級を取ったのに早慶・MARCHに落ちる時代|合格ラインが変わった3つの理由【2026年版】

2026/7/30
【2026年最新】英検準1級はもう「合格の切符」じゃない|早慶・MARCH上位で通用する英語力と、高2までの逆算戦略「英検準1級を取ったのに、早慶もMARCH上位も落ちた」——2026年度入試を終えたいま、この声が受験生と保護者のあいだで一気に増えています。ほんの数年前まで、準1級は「持っていれば有...
続きを読む
上谷の写真

一流大学と二流大学の違いとは?偏差値では見抜けない「本当の分かれ目」

2026/7/26
一流大学と二流大学の違い ― 偏差値では見えない「本当の分かれ目」「名前」でも「偏差値」でもない一流大学と二流大学の違いは何か。そう問われたとき、多くの人は偏差値のランキングや、就職活動での通りやすさ、卒業証書に刻まれた大学名の重みを思い浮かべる。もちろん、それらは無関係ではない。だが、二十年近く受...
続きを読む
上谷の写真

総合型選抜2027|面接必須化と志望理由書のAI対策を解説

2026/7/24
【2027年度入試】総合型選抜が「面接必須」に。早稲田のAI対策が告げる、受験生と保護者が今すぐ知るべき3つの変化「年内に決まるなら、そのほうがラクなのでは」——そう考えるご家庭が、この数年で一気に増えました。総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜、いわゆる年内入試の拡大は、もはや一時的なブームで...
続きを読む