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【世界を旅した先生が伝えたい!歴史への興味がグッと深まる「旅×学び」のススメ】Vol.2 エクアドル編 ~赤道の国に刻まれた歴史と学びのヒント~

2025/6/11

「赤道直下の国ってどんなところだと思う?」

授業でこう質問すると、「暑そう」「ジャングルがありそう」といった答えが返ってきます。間違ってはいません。でも実際にエクアドルに行ってみると、もっと面白い発見がありました。


エクアドル――名前の由来はスペイン語の「赤道(ecuador)」。その名の通り、国の真ん中を赤道が走っています。私はこの国を旅しているとき、赤道をまたいでジャンプする体験スポット「赤道記念碑(Mitad del Mundo)」に立ち寄りました。そこでは「今、君は北半球と南半球の両方に立っている」とガイドに言われ、なんだか宇宙規模の不思議さを感じました。

”この写真の赤道碑、実は赤道の線から少しズレてます(笑)”

ここでふと考えてみましょう。なぜ地球には「赤道」という線があるのか?

これは理科と地理の学びにつながります。地球は自転しており、最も速く回っているのが赤道上。だからこそ、地球の形はわずかに赤道部分が膨らんだ楕円形(回転楕円体)になっている。

また、太陽の光が真上から差す赤道直下では、気温の年較差が小さく、日照時間もほとんど変わらない――まさに気候の基礎知識がここに詰まっているのです。


さらに、歴史的な視点で見ると、エクアドルはスペインの植民地支配を受けた南米の一国です。16世紀以降、インカ帝国を征服したスペインがこの地を支配し、スペイン語を持ち込みました。学校で習う「大航海時代」や「コロンブス以後のラテンアメリカの征服」の知識とぴったり重なります。

でも、実はこの地域、植民地以前から高度な文明があったことも忘れてはなりません。インカ帝国の影響を受けたキト(現・首都)周辺では、太陽の動きや天文観測を使って農耕暦を管理していたという記録もあります。これは理科や数学の発展の歴史でもあるのです。


「じゃあ、なぜエクアドルは独立したのか?」

19世紀、ナポレオン戦争をきっかけにスペインが混乱する中、シモン・ボリバルらによって南米諸国は独立を果たしていきます。つまり、ヨーロッパの戦争が南米の歴史に大きな影響を与えたという点で、世界史が一つにつながる瞬間なのです。


このように、たった一つの国――たとえばエクアドルを学ぶだけでも、


私の授業では、こうした旅のエピソードを使いながら、世界のしくみと歴史を「自分ごと」に変えていきます。写真や地図を交えながら、「なぜ?」を掘り下げていく中で、子どもたちは自然と知識の点と点をつなげていきます。


次回は、アジアの交易ルートや宗教の交差点として知られる「イスタンブール」から、歴史の面白さをさらに深堀りしてみましょう。

世界と歴史を旅する学び、一緒に楽しみませんか?

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