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【GMARCH攻略・短期集中シリーズ】英語④ 読解力に直結する 「テーマ別で鍛える長文読解の型」

2025/12/31

センスではなく、再現性

GMARCHの長文を読んでいると、
「内容はなんとなく分かった気がするのに、設問で外れる」
そんな経験をした人は多いはずです。

原因はシンプルです。
長文を“文章”として読んでいて、“構造”として読めていない

GMARCH長文には、
テーマごとにほぼ決まった言い回し=定型文があり、
それは「ここが大事ですよ」という合図になっています。

① 科学系長文|結論はすでに書いてある

科学系の文章は、
最初からいきなり核心が書かれることが珍しくありません。

Researchers have found that regular exercise improves cognitive performance.

この一文が出た瞬間、
「研究の結論は運動が認知機能を高めること」
と分かります。

その後に続く、

The results suggest that physical activity increases blood flow to the brain.

This phenomenon can be explained by improved neural connections.

これらはすべて結論の補足説明です。
実験方法を細かく追う必要はありません。

👉 科学系は
「found / suggest / indicate」が出た文=答えの核
と決めて読み進めます。

② 社会系長文|意見の対立を整理する

社会系テーマでは、
まず問題提起が来ます。

One of the major issues facing modern society is income inequality.

ここで「テーマ=格差問題」と確定。

続いて、

Critics argue that government intervention discourages economic growth.

Supporters claim that such policies are necessary to protect vulnerable groups.

この時点では、
どちらが正しいかは考えません

重要なのは、
「意見が対立している」という構造をつかむこと。

そして最後に、

As a result, policymakers must carefully balance economic efficiency and social justice.

この一文が来たら、
筆者は「両立が必要」という立場だと分かります。

👉 社会系は
問題 → 反対意見 → 賛成意見 → 筆者の整理
この流れを追うだけです。

③ 心理学系長文|人のクセに名前をつける

心理学系では、
人間の行動パターンが語られます。

People tend to overestimate their own abilities.

「人は自分を過大評価しがち」
ここがまず結論。

次に、

This tendency is known as the Dunning-Kruger effect.

名前が出たら、
それ以上の暗記は不要

さらに、

Participants were asked to evaluate their performance after completing a task.

と実験の話が続きますが、
ここは読み流してOK。

最後に、

The findings reveal that lack of expertise often leads to misplaced confidence.

と再び結論が確認されます。

👉 心理学系は
人の傾向 → 名前 → 再確認
この3点だけ拾います。

④ 教育系長文|時代の変化を読む

教育系は、
まず過去の話から始まります。

Traditional education has focused on memorization and standardized testing.

「昔は暗記中心」
と分かったら、次は必ず転換が来ます。

In recent years, there has been growing interest in critical thinking skills.

そして評価。

This approach emphasizes student engagement and creativity.

ただし、ここで終わりません。

However, there are concerns about unequal access to resources.

問題点を出した上で、

Educators argue that a balanced approach is essential.

筆者は「完全否定ではなく、調整派」です。

👉 教育系は
昔 → 今 → 懸念 → 筆者の立場
この一本道を外さない。

まとめ|定型文は「読む順番」を教えてくれる

GMARCH長文は、
知らない単語をいくつ知っているかではありません。

  • Researchers have found that ~

  • Critics argue that ~

  • People tend to ~

  • In recent years, there has been ~

これらが出た瞬間、
「どこを読むべきか」が自動的に決まる。

だから必要なのはセンスではなく、
毎回同じ型で読む再現性です。

次回は、
この定型文を設問(内容一致・指示語)とどう結びつけるかを、
実戦ベースで整理していきます。

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