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英語

【英語ブログ】「訳しているのに理解できない」の正体

2026/2/15

英語をしっかり勉強しているのに、
こんな感覚になったことはありませんか?

一文一文は訳せる。
でも、結局何の話だったのか分からない。

単語も文法も合っているのに点数が伸びない。
このタイプのつまずきはとても多いです。

結論から言うと――

原因は「英語力不足」ではなく、“読み方のズレ”です。

逐語訳がダメな理由

多くの人がやっている読み方はこれです。

英語 → 日本語 → 英語 → 日本語 → 英語 → 日本語

一見、丁寧で正しい勉強に見えます。
しかしこの読み方には致命的な欠点があります。

それは
意味がつながらないこと。

英語は「文の途中」で意味が進みます。
日本語は「最後まで読んで」意味が確定します。

つまり、

英語は途中で理解する言語
日本語は最後に理解する言語

ここがズレると、文章がバラバラになります。

日本語にした瞬間に意味が崩れる例

例を見てみましょう。

People who exercise regularly tend to live longer.

多くの人はこう訳します。

定期的に運動する人々は長生きする傾向がある

訳としては正しいです。
しかし、読解としては失敗しています。

なぜか。

読むとき頭の中ではこうなっています。

  • 人々は〜

  • 定期的に運動する〜

  • 長生きする傾向がある

主語が確定するまで意味が浮かばない
→ 情報が一時的に止まる
→ 次の文とつながらない

これが「読めているのに理解できない」状態です。

英語は「意味のかたまり」で読む

英語は単語単位ではなく
情報のかたまりで進みます。

先ほどの文を、英語のまま理解してみます。

People who exercise regularly
(習慣的に運動している人は)
tend to live longer
(長く生きやすい)

これだけです。

訳さず
そのまま意味を取る。

ここで重要なのは
日本語に直さないことではなく

英語の順番で理解することです。

練習:意味のかたまりを作る

次の文を見てください。

Many students fail the test because they try to memorize everything.

やってはいけない読み方:

  • 多くの生徒は

  • テストに失敗する

  • なぜなら

  • 彼らはすべてを暗記しようとするから

良い読み方:

Many students fail the test
多くの生徒がテストに失敗する
because they try to memorize everything
全部覚えようとするから

“becauseの前後”で意味が成立します。

このように
文の骨組み単位で理解する癖をつけると

・読む速度が上がる
・内容一致が合う
・記憶に残る

という変化が起きます。

まとめ

読めない人は単語を覚えていません。
伸び悩む人は訳しすぎています。

英語長文で必要なのは
「日本語を作る力」ではなく

意味を流す力

単語 → 文法 → 日本語
から

単語 → かたまり → 内容
へ切り替わった瞬間、英語は一気に楽になります。

次回は
返り読みが起きる本当の原因を扱います。

「前から読め」と言われてもできない理由を、
具体的なトレーニングとともに整理していきます。

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