ご挨拶、自己紹介
みなさま、はじめまして。
2月より指導を開始する、講師の加藤と申します。
担当教科は、主に英語と数学です。
大学時代に言語学と英語教育を主に学び、現在は大学院で言語学と第二言語習得の研究を行っております。
大学院での研究、さらに言語学などと聞くと、どこか難しい、僕/私にはあまり関係ないと思いがちですが、実は意外と日常生活との関係があります。
まず第一に、「言語」を用いてコミュニケーションを取るのは、この地球上の多様な種の中で、人間だけなのです。(空を見上げると飛んでいるカラスや、おそらくペットとして飼っている人も多いであろう犬や猫は、それぞれの鳴き声や仕草などでコミュニケーションを取ります。)つまり、言語は人間の生物学的特徴の1つであり、人間が人間たる所以であるともいえます。
また、多くの方には母語があります。バイリンガルです!という方もいるかもしれませんが、日本で生まれ育った場合は日本語が母語の人が多く、アメリカやイギリスなどで育った場合は英語が母語の方が多いですね。では、どのようにして母語を習得したかと問われると、皆さんはなんと答えますか?実はこれは、簡単に見えて意外と答えることは難しいのです。確かに幼少期から絵本や紙芝居の読みきかせを両親にしてもらったり、いろんな口調で話しかけてもらったり、街中でいろんな文字を見かけたりして、多くのインプットを受けているはずです。しかし、母語話者はそのようにインプットをされていないような知識も同様に知っているのです。
例えば日本語の例を挙げると、「私は本を読む」と「私が本を読む」は、ともに正しい文だと判断できます。では、少し順番を変えてみるとどうでしょうか。「私が読んだ本」とはいえますが、「私は読んだ本」は文として正しくないと判断できます。これは日本語を母語とする人に聞くと、ほとんど100%同じような判断ができます。こういった決まりを、正式に誰かから教わるといったことはなかったはずです。にもかかわらず、個人差がほとんど生じることなく、正しく判断できてしまうのです。
どうでしょうか。そう考えると、我々は言語について、教わっていること以上のことを知っている可能性があり、かなり不思議だなと思われるでしょう。また、普段何気なくコミュニケーションを取るために我々は言語を用いますが、実はそれはかなり高度な営みであり、かつまだまだ謎も多く残された行為であることが実感できるでしょう。
私が研究をしている言語学は、こうした人間言語の仕組みやその特徴、制約などを深掘っていく学問です。そこで明らかになった知見を、少しでも第二言語の学習に援用することができればいいなと思っております。
また、数学の指導も承っておりますので、皆様と楽しく勉強をできることをお待ちしております。