歴史勉強方法 徹底検討(第13回) 「歴史の記述問題で点が取れない理由 その1」 ―― 用語は覚えているのに書けない原因と、得点につながる書き方のコツを整理します
「用語は覚えているのに、記述になると書けない」
「なんとなく分かっているのに、点数にならない」
これは多くの受験生がつまずくポイントです。
しかし原因はシンプルです。
それは、
“知識を並べる力”と“説明する力”が別だからです。
今回は、
記述問題で点が取れない理由と、
得点につながる書き方の基本を整理します。
① 用語を“単体”で覚えている
記述が書けない最大の原因は、
用語をバラバラに覚えていることです。
例えば、
年号
人物
出来事
それぞれは覚えているのに、
「つなげて説明する」ことができない。
記述問題では、
知識を文章として再構成する力が求められます。
② 「何を書けばいいか」が分かっていない
記述問題には必ず「問い」があります。
しかし多くの人は、
とりあえず知っていることを書く
関係ありそうな用語を並べる
という書き方をしてしまいます。
これでは点数になりません。
重要なのは、
問いに対して必要な要素だけを書くことです。
③ 因果関係が書けていない
歴史の記述問題で評価されるのは、
「流れ」=因果関係です。
例えば
明治維新 に関する問題なら、
なぜ起こったのか(原因)
何が変わったのか(結果)
この2つが重要です。
単に「明治維新が行われた」と書くだけでは、
説明として不十分です。
④ 点が取れる記述の基本構造
記述問題には、
型(テンプレート)があります。
基本はこの形です。
原因 → 出来事 → 結果
例えば、
「〜という背景のもと、〜が行われ、その結果〜となった」
この形で書くだけで、
答案は一気に安定します。
⑤ キーワードの使い方が重要
記述問題では、
採点者が見るポイント=キーワードです。
例えば
西郷隆盛 に関する問題であれば、
武士階級
不満
政府との対立
といった言葉が含まれているかが重要です。
ただし注意点は、
並べるだけではダメ
文としてつなげることが必要
ということです。
⑥ 書けるようになるための練習法
① 口で説明する
まずは書く前に、
「この出来事を説明してみて」
と自分に問いかけてみます。
言葉で説明できない内容は、
文章でも書けません。
② 30〜50字でまとめる練習
短くまとめることで、
余計な情報を削る
重要な要素を残す
力がつきます。
③ 模範解答を“分解”する
模範解答を見て、
原因はどこか
結果はどこか
キーワードは何か
を分析します。
これを繰り返すと、
「書き方の型」が身についていきます。
まとめ
歴史の記述問題で点が取れない理由は、
用語をバラバラに覚えている
問いに対して書けていない
因果関係が整理できていない
という点にあります。
大切なのは、
知識を“説明できる形”に変えることです。
歴史は暗記ではなく、
説明する科目です。
書き方の型を身につければ、
記述問題は確実に安定します。
次回予告(第14回)
「歴史の記述問題で点が取れない理由 その2」
―― 「書いているのに減点される理由」を整理し、
より高得点を取るための答案の精度を高める方法を解説します。