オンライン家庭教師マナリンク

【高校受験・大学受験】国語の成績が伸びる人は「答え合わせ」を大切にしている――問題を解いた後にやるべき3つのこと

2026/9/7

◎「丸つけして終わり」から卒業すれば、国語の読解力はもっと伸ばせる

9月に入り、受験勉強もいよいよ秋の段階に入ってきました。

夏休みにたくさんの問題を解いた人も多いでしょう。

そして9月以降は、過去問や実戦的な問題に取り組む機会も少しずつ増えていきます。

そこで、ぜひ意識してほしいことがあります。

それは、

「問題を解く時間」だけでなく、「答え合わせの時間」を大切にすること

です。

国語が苦手な人を見ていると、

問題を解く

丸つけをする

間違えた問題の答えを見る

次の問題へ

という流れになっていることがあります。

もちろん、これでも勉強にはなります。

しかし、国語の成績を本気で伸ばしたいのであれば、もう一歩踏み込んでほしいのです。

今回は、国語の問題を解いた後にやってほしい「3つの復習」を紹介します。

◎国語は「問題を解いた後」に成績が伸びる

国語では、

「たくさん問題を解けば読解力が上がる」

と思われがちです。

もちろん、問題演習の量は重要です。

しかし、10問解いて10問丸つけするだけでは、なかなか力がつきません。

大切なのは、

「なぜその答えになったのか」を考えること

です。

例えば、選択問題を間違えたとします。

そこで、

「正解は③だった。自分は②を選んだ」

だけで終わってしまうのは非常にもったいありません。

なぜ②ではなく③なのか。

本文のどこを読み違えたのか。

選択肢のどの部分が違っていたのか。

ここまで確認して初めて、次の問題に生かせる知識になります。

つまり、

国語の復習=答えを覚えることではない

のです。

① 間違えた問題は「なぜ間違えたのか」を考える

まずやってほしいのが、

間違いの原因を考えること

です。

例えば、選択問題を間違えた場合でも、原因はいくつか考えられます。

原因1:本文を読み間違えた

本文には書いてあるのに、内容を正しく理解できていなかったケースです。

原因2:選択肢を最後まで比較していなかった

「これっぽい」と思った選択肢を、十分に比較せず選んでしまうケースです。

原因3:選択肢の一部だけを見ていた

前半は本文と合っているけれど、後半に間違った内容が入っている。

このような選択肢は、入試でもよく登場します。

原因4:語彙の意味が分からなかった

言葉の意味が分からなかったため、文章全体の意味を取り違えてしまうケースです。

原因5:時間が足りなかった

読解力そのものではなく、読むスピードや時間配分が原因の場合もあります。

このように、

「間違えた」という結果だけを見るのではなく、「なぜ間違えたのか」を見る

ことが大切です。

② 正解した問題も「根拠」を確認する

実は、ここが非常に重要です。

国語では、

正解した=完全に理解できていた

とは限りません。

例えば、4択問題で、

「たぶん②だと思う」

と選んだら、たまたま正解だった。

こういうこともあります。

この場合、次に似た問題が出たときには間違える可能性があります。

だからこそ、正解した問題でも、

「本文のどこを根拠に②を選んだのか」

を確認してみましょう。

例えば、

「第4段落のこの部分と、②のこの表現が一致している」

と説明できるのであれば、かなり良い状態です。

反対に、

「なんとなく②」

なのであれば、まだ改善の余地があります。

国語では、

正解したかどうかだけでなく、正解するまでの過程

を見ることが大切です。

③ 解説を読んだら「自分の言葉」で説明する

もう一つおすすめしたいのが、

解説を読んだ後、自分の言葉で説明してみること

です。

例えば、

「なぜこの選択肢が正解なの?」

と聞かれたときに、

「解説にそう書いてあったから」

ではなく、

「本文のここにこう書いてあるから」

と説明できるようにします。

記述問題なら、

「本文のこの部分を使って、このようにまとめればよかった」

と説明できればOKです。

これは、先生や誰かに説明する必要はありません。

声に出してもいいですし、ノートに1行だけ書いても構いません。

自分の言葉で説明できる=理解できている

という目安になります。

◎国語の復習で「全部ノートにまとめる」必要はない

ここで一つ注意したいことがあります。

復習を頑張ろうとして、

「間違えた問題を全部ノートにまとめよう」

とする人がいます。

もちろん、それが自分に合っているのであれば問題ありません。

しかし、受験生にとって時間は貴重です。

国語の問題を解くたびに、

本文を写す

問題を書く

答えを書く

解説を書く

という作業をしていたら、復習だけでかなりの時間がかかってしまいます。

おすすめなのは、

「なぜ間違えたか」を短く残すこと

です。

例えば、

選択肢の後半まで確認していなかった。

「原因」と「結果」を逆に読んでいた。

筆者の主張を具体例と混同した。

本文の「しかし」の後を見落とした。

このくらいで十分です。

大切なのは、きれいなノートを作ることではありません。

同じ間違いを次にしないこと

です。

◎高校受験の国語|9月からは「間違いのパターン」を見つけよう

高校受験生の場合、9月以降は問題演習の機会が増えてきます。

そこでおすすめなのが、

自分がどんな問題で間違えやすいのかを把握すること

です。

例えば、

  • 説明文の選択問題が苦手

  • 小説の心情問題が苦手

  • 記述問題で点が取れない

  • 漢字・語彙で失点する

  • 時間が足りなくなる

などです。

「国語が苦手」と一言でまとめるのではなく、

「国語の何が苦手なのか」

まで細かくしていきましょう。

そうすると、対策も変わります。

記述が苦手なら記述練習。

語彙が弱いなら語彙学習。

時間が足りないなら時間を測った演習。

このように、必要な勉強が見えてきます。

◎大学受験の国語|「正解の根拠」を説明できるようにする

大学受験では、特に評論文などで、

「なんとなくこの選択肢」

という解き方から卒業することが重要です。

難しい文章になるほど、

本文のどこが選択肢の根拠になっているのか

を確認する必要があります。

例えば、

「この選択肢は本文のこの部分と対応している」

「この選択肢は前半は合っているが、後半が本文と矛盾している」

といった分析です。

こうした確認を繰り返していくことで、

選択肢を見る目

が少しずつ身についてきます。

これは、大学入試の現代文で非常に重要な力です。

◎9月から実践したい「国語の復習ルール」

最後に、今日から使える簡単なルールを紹介します。

国語の問題を解いたら、

STEP1 丸つけをする

まずは普通に採点します。

STEP2 間違えた理由を考える

「なぜこの答えを選んだのか?」

「どこで間違えたのか?」

を確認します。

STEP3 正解の根拠を探す

本文のどこが答えの根拠なのかを確認します。

STEP4 正解した問題も確認する

「本当に根拠を持って答えられたか」を考えます。

STEP5 1行だけ記録する

必要であれば、

「選択肢の後半を確認する」

「具体例と筆者の主張を区別する」

など、自分への注意点を残します。

これだけでも、問題演習の質は大きく変わります。

「解いた問題数」だけで国語の勉強量を判断しない

受験勉強では、

「今日は国語を3題解いた!」

という数字が気になることがあります。

もちろん、問題数も一つの目安です。

しかし、

3題解いて丸つけだけする

のと、

1題を丁寧に復習して、間違いの原因まで分析する

のでは、学習効果が大きく変わります。

特に9月以降は、

「たくさん解く」

だけではなく、

「1問からどれだけ学ぶか」

も意識してみてください。

◎まとめ|国語は「解いた後」に伸びる

国語の成績を伸ばすためには、問題をたくさん解くことも大切です。

しかし、それと同じくらい、

問題を解いた後に何をするか

が重要です。

今日から、

・間違えた理由を考える

・正解の根拠を確認する

・正解した問題も根拠を確認する

・解説を自分の言葉で説明する

・同じミスをしないための注意点を残す

という5つを意識してみてください。

国語は、勉強してすぐに点数が大きく変わる教科ではないかもしれません。

でも、一つひとつの間違いを丁寧に分析していけば、少しずつ「読み方」や「解き方」が変わってきます。

そして秋以降、過去問や実戦問題に取り組むようになったとき、

「以前なら間違えていた問題が解けるようになった」

という変化が出てきます。

9月は、ただ問題数を増やすだけではなく、

「解く→振り返る→次に生かす」

というサイクルを作っていきましょう。

国語の成績を伸ばす鍵は、意外と「問題を解いている時間」だけにはありません。

答え合わせの時間こそ、自分の弱点と向き合える大切な時間です。

このブログを書いた先生

この先生の他のブログ

そらの写真

【高校受験・大学受験】9月からの英語学習は「休む時間」も大切!受験生が疲れず続ける勉強法

2026/9/4
■英語を嫌いにならず、学校と受験勉強を両立するための「息抜き」の取り入れ方9月になり、学校が始まりました。夏休み中は、自分のペースで勉強できていた受験生も多いと思います。しかし、学校が始まると、朝早く起きる授業を受ける部活動や学校行事がある帰宅してから受験勉強をする定期テストや提出物もあると、一気に...
続きを読む
そらの写真

【高校受験・大学受験】9月に知りたい「秋の社会」!身近な疑問から学ぶ地理・歴史の雑学5選

2026/9/2
■「なぜ?」を知ると、社会はもっと面白くなる。受験勉強の息抜きにもおすすめ9月になりました。夏の暑さも少しずつ落ち着き、季節は秋へと向かっていきます。受験生にとって9月は、夏休みが終わり、学校生活と受験勉強を両立していく時期です。夏休みのように一日中勉強できるわけではありません。学校の授業、宿題、部...
続きを読む
そらの写真

【高校受験・大学受験】9月は「読書の秋」!受験生の国語力を伸ばす読書習慣

2026/8/31
■9月から国語の読解力を伸ばすために、受験生が実践したい1日10分の読書9月になりました。夏休みが終わり、学校生活も再び始まります。受験生にとっては、模試や実力テストが増え、ここから本格的に入試を意識する時期です。「夏休みより勉強時間が取れなくなった」「学校が始まって少し疲れている」そんな人もいるか...
続きを読む
そらの写真

【高校受験・大学受験】夏休み、英語を頑張った人へ

2026/8/28
■9月から「伸びる受験生」になるために、夏の最後に伝えたいこと夏休みも、いよいよ終わります。長いように感じた夏休みも、振り返ってみればあっという間だったのではないでしょうか。受験生の皆さんは、この夏、英語にどれくらい取り組めたでしょうか。英単語を覚えた。文法を復習した。長文を何題も解いた。音読を続け...
続きを読む