【高校受験・大学受験】夏休み、英語を頑張った人へ
■9月から「伸びる受験生」になるために、夏の最後に伝えたいこと
夏休みも、いよいよ終わります。
長いように感じた夏休みも、振り返ってみればあっという間だったのではないでしょうか。
受験生の皆さんは、この夏、英語にどれくらい取り組めたでしょうか。
英単語を覚えた。
文法を復習した。
長文を何題も解いた。
音読を続けた。
シャドーイングにも挑戦した。
毎日少しずつでも英語に触れてきた。
そんな人も多いと思います。
一方で、夏休みの終わりになると、
「思ったほど長文が速く読めるようにならなかった」
「単語を覚えたのに、模試では点数が取れなかった」
「もっと勉強すればよかった」
「この夏の勉強で本当に力がついたのか分からない」
と不安になる人もいるでしょう。
でも、まず伝えたいことがあります。
夏休みの努力は、すぐにすべて点数になるわけではありません。
そして、
点数に表れていないからといって、努力が無駄になったわけでもありません。
今回は、夏休み最後の英語学習について、そして9月からさらに英語力を伸ばしていくために大切なことをお話しします。
■英語の成績は「努力→すぐ点数」ではない
英語の勉強では、
単語を覚える
↓
文法を理解する
↓
英文の構造が分かる
↓
英文を読めるようになる
↓
速く読めるようになる
↓
問題が解けるようになる
という段階があります。
そのため、勉強した翌日の模試で、
「20点も上がった!」
ということばかりではありません。
むしろ、
「最近、以前より英文が読みやすい」
「単語で止まることが減った」
「文法問題で迷わなくなった」
という変化が先に現れることがあります。
そして、その積み重ねが後から得点として表れてきます。
だからこそ、
「点数がまだ上がっていない=英語が伸びていない」
とは考えないでください。
■夏休み前の自分と比べてみよう
夏休み最後の今、一度だけ夏休み前を思い出してみましょう。
例えば、夏前には、
英単語を見ても意味が出てこなかった。
という人が、
今は基本的な単語ならすぐ意味が分かる。
ようになっていませんか?
あるいは、
長文を読むと、すぐに前の文に戻ってしまう。
という人が、
前から読み進められるようになった。
ということはありませんか?
さらに、
英文を目で追うだけだった。
という人が、
音読を通して英語の語順を意識できるようになった。
のであれば、それも大きな成長です。
夏休み前の自分と比べてみてください。
■英単語は「思い出せる」ようになったことが成長
夏休みに英単語をたくさん覚えた人もいるでしょう。
ただ、夏休み最後に単語帳を開いて、
「忘れている単語がある……」
と落ち込む必要はありません。
一度覚えた単語を忘れることはあります。
大切なのは、
忘れた単語をもう一度思い出すことです。
例えば、
environment
「あれ……何だっけ?」
となったとしても、答えを確認して、
environment=環境
ともう一度思い出す。
さらに長文の中で、
environmental problems
と出てきたときに、
「あ、environmentの関連語だ」
と気づける。
こうした繰り返しによって、単語は徐々に「使える知識」になっていきます。
■長文がまだ速く読めなくても焦らない
英語の長文を読むスピードも、すぐに変わるわけではありません。
最初は、
I think that...
という短い文でも、一語ずつ日本語に直していたかもしれません。
しかし、音読や長文演習を続けることで、
英文を語順のまま処理する
ことに少しずつ慣れていきます。
例えば、
I went to the library to study English.
を読むとき、
「私は……図書館に……英語を……勉強するために……行った」
と一語ずつ処理するのではなく、
「英語を勉強するために図書館へ行った」
という意味を、英文の流れに沿って捉えられるようになっていきます。
この力は、短期間で完成するものではありません。
だからこそ、9月以降も継続していきましょう。
■音読は9月からも続けよう
夏休みに音読を始めた人は、ぜひ9月以降も続けてください。
音読の目的は、単に英語を声に出すことではありません。
英文を、
「見れば分かる」
から、
「読めば自然に意味が入ってくる」
状態に近づけることです。
長文を解いた後に、
1.答え合わせ
2.間違いの分析
3.単語・文法の確認
4.文構造の確認
5.音読
という流れを作ってみましょう。
一度解いた英文を繰り返し読むことには、大きな意味があります。
■シャドーイングも「英語の音」に慣れる練習
音声教材を使える人は、シャドーイングも継続してみましょう。
英文の意味を理解した上で、
音声を聞く → 少し遅れて声に出す
という練習を行います。
シャドーイングを続けていると、
英語の音のつながり
弱く発音される音
英語特有のリズム
語順
英文を処理するスピード
などに少しずつ慣れていきます。
そして、
「自分で発音できる英語は、聞き取りやすくなる」
という面もあります。
リーディングのために始めた音読やシャドーイングが、リスニングにもつながっていくのです。
■高校受験生は「基礎を完成させる」意識を持とう
高校受験生は、9月以降さらに入試問題を意識した学習が増えていきます。
その前に、
英単語
熟語
文法
基本文構造
長文読解
の基礎に穴がないか確認しましょう。
特に、
「長文が読めない」
という場合には、
本当に読解力だけが原因なのか
を考えてください。
実は、
「単語が分からない」
「文法が分からない」
「主語と動詞が分からない」
という基礎的な原因が隠れていることもあります。
長文を解き続けるだけではなく、原因に合わせて戻ることが重要です。
■大学受験生は「夏の基礎」を秋の演習につなげる
大学受験生は、9月から長文演習や過去問など、より実戦的な学習が増えていきます。
だからこそ、夏休みに身につけた基礎を、「問題を解くための知識」
へ変えていきましょう。
例えば、
単語を覚えた
↓
長文の中で意味が分かる
文法を覚えた
↓
長文の構造が分かる
音読した
↓
英文を前から処理できる
というように、
知識を実際の英文の中で使う
ことを意識してください。
■9月からは「量」と「復習」を両立する
秋になると、
「もっと長文を解かなければ」
と考えるようになります。
もちろん演習量は大切です。
しかし、
解いた数だけを増やすこと
には注意してください。
例えば、
長文1題を解く
↓
答え合わせ
↓
終了
ではなく、
長文1題を解く
↓
間違いを分析
↓
単語・文法を確認
↓
英文構造を確認
↓
音読
まで行います。
1題から得られるものを増やすことも、秋以降の重要な学習です。
■最後に「3つ」確認しよう
最後に、次の3つを書き出してみてください。
① 夏休みにできるようになったこと
例えば、
英単語を500語覚えた
長文を前より速く読めるようになった
音読を習慣にできた
など。
② まだ苦手なこと
例えば、
熟語が弱い
長文後半で時間が足りない
リスニングが苦手
など。
③ 9月から取り組むこと
例えば、
英単語を毎日30分
長文を週3題
音読を毎日10分
シャドーイングを週3回
というように具体化します。
これだけでも、夏休みと9月以降の学習がつながります。
■夏休み、思うようにできなかった人へ
ここまで読んで、
「自分は夏休みにあまり勉強できなかった」
と思っている人もいるでしょう。
大丈夫です。
夏休みの過ごし方だけで、受験の結果が決まるわけではありません。
もちろん、夏休みにたくさん勉強できたことは素晴らしいことです。
しかし、
できなかった日があったことより、その後どうするかの方が大切です。
1日勉強できなかった。
計画が崩れた。
模試で思うような点数が取れなかった。
そんなことは、これから先にもあります。
大切なのは、
「もうダメだ」とそこで止まらないこと。
次の日に、
また英単語を開けばいい。
また英文を読めばいい。
また机に向かえばいい。
それで十分です。
■夏休み、頑張った人へ
そして、毎日頑張ってきた人へ。
朝早く起きて勉強した。
部活が終わってから勉強した。
暑い中、塾へ通った。
遊びたい気持ちを抑えて机に向かった。
思うように集中できない日も、それでも勉強した。
その一つひとつは、決して無駄ではありません。
たとえ今の模試の点数に表れていなくても、
あなたの中には確実に積み上がっているものがあります。
英単語を一つ覚えた。
英文を一文理解できた。
昨日より速く読めた。
音読でつまずかなくなった。
リスニングで聞き取れる部分が増えた。
その小さな変化を大切にしてください。
■受験は「夏休み」で終わらない
夏休みが終わると、
学校生活が始まります。
授業もあります。
部活や学校行事もあります。
夏休みほど自由に勉強時間を取れないかもしれません。
だからといって、
「夏休みほど勉強できないから、もう伸びない」
ということではありません。
むしろ秋からは、限られた時間をどう使うか
が重要になります。
毎日30分でもいい。
英単語を覚える。
英文を読む。
音読する。
間違いを復習する。
その積み重ねが、入試本番で大きな差になります。
■まとめ
夏休み最後の英語で大切なのは、
「どれだけ勉強したか」だけではありません。
この夏、
どんな単語を覚えたか
どんな文法を理解したか
どんな長文を読んだか
音読を続けられたか
シャドーイングに取り組めたか
夏前より何ができるようになったか
を振り返ってみてください。
そして9月からは、
夏に身につけた力を、実際の得点につなげる期間
にしていきましょう。
■最後に、受験生の皆さんへ
夏休み、本当にお疲れさまでした。
思い描いていた通りに過ごせた人も、
「もっとできたはず」と思っている人もいるでしょう。
でも、ここで夏休みを振り返って終わりではありません。
9月から、また新しいスタートです。
受験は長い道のりです。
毎日完璧に頑張る必要はありません。
疲れた日は休んでもいい。
うまくいかない日は、少し勉強量を減らしてもいい。
でも、
また次の日に戻ってきてください。
受験で最後に大きな力になるのは、
一日だけの猛烈な努力ではなく、
今日も、明日も、その次の日も続ける力です。
夏休みに積み上げた努力は、これからの自分を必ず支えてくれます。
そして、まだ伸びる余地はたくさんあります。
夏は終わります。
でも、受験はここからです。
9月からも、一日一日を大切に。
焦らず、でも立ち止まらず。
自分を信じて、ここからまた頑張っていきましょう。
夏休みを最後まで走り抜いた皆さん、本当にお疲れさまでした。
ここからの一歩が、春の自分につながります。
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- 大学受験を控えた&考え始めている高校2年~3年生
- 受験はまだ先だけれど早めに発音への意識を高めたい高校1年生
- 共通テストのリスニング対策も意識して学習に取り組みたい高校生
- 小学生で英検合格を目指している子
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- 何から始めればいいかわからない子
- 中学生で英検合格を目指している子
- 単語がなかなか覚えられない子
- 何から始めればいいかわからない子