「bulk」と聞いて、なぜ「筋肉」?
先日、家庭教師の授業で英単語のミニテストをしていた時の話です。
「bulk(バルク)って、どういう意味?」
私がそう尋ねると、生徒から返ってきた答えは、
「筋肉!」
でした。
私は一瞬、「えっ?」と思いました。
bulkは「大きさ・かさ・量」などを表す言葉です。
in bulkなら「大量に」、the bulk of ...なら「〜の大部分」という意味になります。bulkだけで、そのまま「筋肉」という意味ではありません。
しかし、気になって「バルク」と入力してインターネット画像検索してみると、出てくるのは筋肉隆々の男性の姿も出てきました。
さらに、別の時に他の生徒さんにも聞いてみると、やはり、
「筋肉」「胸筋」と言う答えが返ってきました。
なぜ、みんなの中で「バルク」と「筋肉」がこんなに強く結びついているのでしょう。
調べてみると、ちゃんと理由がありました。
英語にはbulk upという表現があり、「体を大きくする」「体重を増やす」、特に筋肉をつけて体を大きくする、という意味で使われます。
ボディビルや筋力トレーニングの世界では、筋肉量を増やす時期や行為をbulkingと呼ぶそうです。(私は初耳でした。)
それが日本でも「バルクアップ」という筋トレ用語として広まり、「大胸筋のバルクをつける」のように、筋肉の厚みやボリュームを表すときにも「バルク」が使われるようになったのでしょう。
動画やSNSで言葉と筋肉の画像を一緒に目にする機会が増えたため、「バルク」と聞くと筋肉を思い浮かべる人が多いのか、と納得しました。
bulkの中心にある「大きさ・かさ」というイメージから、bulk up、そして「筋肉を大きくする」という意味へつながっていたのです。
英単語を画像と一緒に覚える方法は、実はとても効果的です。
bulkなら、こんなふうに、表現ごとに画像を結びつけるとよさそうです。
buy in bulk:商品を大量にまとめ買いしている画像

the bulk of ...:全体の大部分を占めている図
bulk up:筋力トレーニングで体を大きくしている画像

知らない単語に出会ったら、辞書で中心の意味を確かめ、例文と画像を一緒に見る。
そうすると、単語の意味が立体的になり、記憶にも残りやすくなります。
「筋肉!」という意外な答えから、英単語の面白さと、画像で覚える力を改めて教えてもらった出来事でした。
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