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【高校受験・大学受験】夏休み最後の2週間、英語は「長文を解く」だけではもったいない

2026/8/21

■ 夏に身につけた単語・文法・読解力を、9月以降の得点力につなげる仕上げ方

夏休みも、いよいよ残り2週間ほどになりました。

この夏、

「英単語を毎日覚えてきた」

「英文法を復習した」

「長文問題にもたくさん取り組んだ」

という受験生も多いと思います。

一方で、この時期になると、

「長文を何題も解いているのに、なかなか点数が上がらない」

「単語は覚えたはずなのに、長文になると分からなくなる」

「読むスピードが思ったほど上がらない」

という悩みも出てきます。

ここで大切なのは、夏休み最後の2週間を「さらに問題を解くだけの期間」にしないことです。

これまで学習してきた、

単語・文法・英文解釈・長文・音読・シャドーイング

をつなげて、9月以降に使える英語力へ変えていきましょう。

夏休み最後は「新しい長文」だけを増やさない

長文を解くこと自体はもちろん大切です。

しかし、

長文を解く
↓
答え合わせ
↓
点数を確認
↓
次の長文

だけでは、せっかくの演習が十分に活かされません。

例えば、長文で5問間違えたとしても、

「5問間違えた」

だけで終われば、次の問題でも同じようなミスをする可能性があります。

重要なのは、

「なぜ間違えたのか」

を確認することです。

■長文の間違いを5種類に分けてみる

夏休み最後の2週間は、間違えた問題を次のように分類してみましょう。

① 単語が分からなかった

単語そのものを知らなかった場合です。

→ 単語帳に戻って復習。

② 文法・熟語が分からなかった

例えば、

  • 時制

  • 助動詞

  • 関係詞

  • 分詞

  • 不定詞

  • 熟語

などが原因の場合です。

→ 文法書や問題集で確認。

③ 文構造が分からなかった

単語は全部知っているのに、英文の意味が取れない。

この場合は、

英文解釈の力

が必要です。

主語・動詞・修飾関係などを確認しましょう。

④ 本文は読めたが設問を間違えた

これは読解力だけの問題ではありません。

例えば、

「適切でないもの」

を見落としていたり、

選択肢の細かな違いを比較できていなかったりします。

→ 設問の読み方を復習しましょう。

⑤ 時間が足りなかった

最後まで読み切れなかった場合は、

「英語を読むスピード」

を確認する必要があります。

ただし、単純に「もっと速く読む」のではありません。

前から意味を処理できているか

を確認しましょう。

■「単語を覚えたのに読めない」の正体

英単語帳を見て、

environment=環境

と答えられる。

それなのに長文の中に、

environmental problems

と出てくると、意味を取るのに時間がかかる。

こういうケースがあります。

これは単語を覚えていないというより、

単語を「長文の中で処理する練習」が不足している

可能性があります。

だからこそ、夏休み最後の2週間は、

単語帳だけで終わらせず、

実際の英文の中で単語を確認する

ようにしましょう。

■「意味」だけではなく「使われ方」を確認する

例えば、

increase

という単語を覚えるとします。

「増える・増やす」

だけで終わらせず、

The number of students increased.

The company increased its sales.

のように、実際の英文の中で確認します。

さらに、

「主語が何になっているか」

「自動詞・他動詞としてどう使われているか」

まで確認できれば、長文での処理速度も上がっていきます。

これまでの英単語学習でも、

「意味だけ暗記しない」

ことを意識してきました。

夏休み最後は、その知識を実際の長文で使えるか確認する時期です。

■音読をもう一度取り入れる

ここで、これまでの記事でも紹介してきた音読が重要になります。

長文を解いた後、

① 答え合わせ

↓

② 単語・文法確認

↓

③ 文構造確認

↓

④ 内容理解

↓

⑤ 音読

という流れを作ってみましょう。

音読では、単純に声を出すだけではありません。

英文の語順のまま意味を処理する

ことを意識します。

これまで練習してきた「前から読む力」を、音読によってさらに定着させていきましょう。

■シャドーイングも「仕上げ」に使う

音声教材がある英文なら、シャドーイングもおすすめです。

まず英文の意味を理解します。

そのうえで、

音声を聞く

↓

少し遅れて声に出す

という練習を行います。

シャドーイングを続けることで、

  • 英語の語順

  • 音のつながり

  • 弱く発音される音

  • 英文のリズム

などに慣れていきます。

そして、以前の記事でも紹介したように、

自分で発音できる音は、聞き取りやすくなります。

リーディングだけでなく、リスニングにもつながる学習です。

■高校受験生は「基礎の穴」を残さない

高校受験生の場合、夏休み最後の2週間で特に確認したいのは、

「中学英語の基礎に穴がないか」

です。

例えば、

  • be動詞

  • 一般動詞

  • 時制

  • 助動詞

  • 不定詞

  • 動名詞

  • 比較

  • 受動態

  • 現在完了

  • 関係代名詞

など。

長文で意味が取れない原因が文法にあるなら、長文だけを解き続けても改善しません。

「この文法が原因で読めなかった」

というものを見つけたら、その単元に戻りましょう。

■高校受験生の最後の2週間

例えば、次のようなスケジュールがおすすめです。

月曜日

長文1題+復習

火曜日

英単語+文法+音読

水曜日

長文1題+復習

木曜日

苦手文法+シャドーイング

金曜日

長文1題+復習

土曜日

長文2題+総復習

日曜日

1週間の間違い直し

毎日大量の長文を解く必要はありません。

「解いた長文を、自分の力に変える」

ことを優先しましょう。

■大学受験生は「9月からの演習」を意識する

大学受験生は、夏休み終了後から徐々に演習量が増えていきます。

そのため、夏休み最後の2週間で、

自分の英語の弱点を明確にしておく

ことが重要です。

例えば、

「単語は問題ない」

「英文解釈が弱い」

「長文の後半で集中力が切れる」

「選択肢の比較に時間がかかる」

などです。

この状態まで分析できれば、9月以降の勉強がかなり具体的になります。

■大学受験生は「志望校レベル」に触れておく

夏休み最後の2週間では、志望校の過去問にも少しずつ触れておきましょう。

まだ合格点が取れなくても問題ありません。

むしろ、

「今の自分と志望校との距離を知る」

ことが重要です。

例えば、

  • 長文の量

  • 単語レベル

  • 文構造

  • 設問形式

  • 英作文

  • 和訳

  • リスニング

などを確認します。

「難しいからまだやらない」のではなく、

「どのような英語が求められるのかを知る」

という目的で使ってみましょう。

■夏休み最後の1週間は「同じ英文」をもう一度読む

最後の1週間で、ぜひ試してほしい勉強があります。

それは、

一度しっかり復習した長文を、もう一度読むこと

です。

例えば、

1週間前に解いた長文を、

「今日は何分で読めるか」

測ってみましょう。

以前よりスムーズに読めるなら、それは成長です。

さらに、

  • 単語で止まらない

  • 文構造で迷わない

  • 前の文に戻らない

  • 内容を頭に残しながら読める

ようになっていれば、確実に力がついています。

■「夏休み前」と同じ英文を比べてみる。

できれば、夏休み前に解いた英文を一つ残しておきましょう。

そして夏休み最後にもう一度読んでみます。

すると、

「前より速く読める」

「この単語はもう迷わない」

「この文法はすぐ分かる」

という変化に気付けるかもしれません。

受験勉強では、成績という数字だけを見ていると、

「自分は伸びていない」

と感じることがあります。

しかし、以前できなかったことができるようになっていることも、立派な成長です。

■夏休み最後の2週間でやっておきたいこと

英語については、次の5つを確認しておきましょう。

① 英単語

夏に覚えた単語をもう一度確認する。

② 文法

長文で間違えた原因になった文法を復習する。

③ 長文

量よりも復習の質を意識する。

④ 音読

理解した英文を繰り返し読む。

⑤ シャドーイング

音声がある教材で、音と語順を結び付ける。

この5つをつなげることで、

「単語を覚える」→「英文を理解する」→「速く読む」→「音でも理解する」

という流れができます。

■9月からの英語学習につなげる

夏休みの最後に、ぜひ一度、

「9月から何を伸ばすのか」

を決めてください。

例えば、

英単語 → 毎日継続

長文 → 週3題

音読 → 毎日10分

文法 → 苦手分野を重点復習

シャドーイング → 週3回

というように具体的にします。

「英語を頑張る」ではなく、

「何を・どのくらい・どの方法でやるのか」

まで決めることが大切です。

■まとめ

夏休み最後の2週間。

英語で大切なのは、単純に長文の問題数を増やすことではありません。

この夏に学んだ、

英単語・熟語・文法・英文解釈・長文・音読・シャドーイング

を一つにつなげていきましょう。

長文を解いたら、

解く → 間違いを分析する → 文法・単語を復習する → 精読する → 音読する

という流れを作ります。

そして最後に、

「夏休み前より、英文を読むのが少し楽になった」

と感じられれば、それは大きな成果です。

受験勉強では、すぐに点数に表れない努力もたくさんあります。

単語を一つ覚えたこと。

昨日より英文を速く読めたこと。

音読でつまずかなくなったこと。

以前分からなかった文構造が理解できたこと。

その一つひとつが、秋以降の得点につながっていきます。

夏休みは、まだ終わっていません。

残り2週間を、

「もっとやらなければ」と焦る時間ではなく、

「ここまで積み上げてきたものを、自分の力に変える時間」

にしてください。

ここまで頑張ってきた人なら、最後の2週間も必ず積み上げられます。

夏休みの最後まで、一日一日の学習を大切にしていきましょう。

夏の努力を、秋の得点へ。

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