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【高校受験・大学受験】9月から英語の成績が伸びる人・伸び悩む人の違い――秋の長文対策で見直したい3つのポイント

2026/9/18

■「単語は覚えているのに長文が読めない」受験生が、秋から見直したい英語学習法

「夏休みに英単語をたくさん覚えました」

「文法も一通り復習しました」

「それなのに、9月の模試では英語の長文が思ったように読めませんでした……」

秋になると、こうしたご相談が増えてきます。

特に高校受験・大学受験では、夏までに英単語や文法を頑張った生徒ほど、

「知識は増えたのに、英語の点数が思ったほど伸びない」

という壁にぶつかることがあります。

しかし、これは必ずしも夏の勉強が間違っていたということではありません。

むしろ9月からは、

「英語を知っている」から「英語を読んで、問題を解ける」へ

学習の重点を少しずつ変えていく時期です。

今回は、秋から英語の成績を伸ばすために見直したい3つのポイントを紹介します。

1.「単語を知っている」と「長文を読める」は別の力

英語長文が苦手な生徒に、

「単語の意味は分かりますか?」

と聞くと、

「だいたい分かります」

という答えが返ってくることがあります。

それでも長文を読ませると、なかなか内容が頭に入ってきません。

これは珍しいことではありません。

例えば、

The students who visited the museum last Sunday were surprised by the number of visitors.

という英文があったとします。

単語を一つずつ見れば、

  • students

  • visited

  • museum

  • Sunday

  • surprised

  • number

  • visitors

など、知っている単語が多いかもしれません。

しかし、

「誰が何をしたのか」を素早くつかむには単語の知識だけでは足りません。

主語と動詞を見つける。

修飾関係を整理する。

関係代名詞のまとまりを処理する。

そして、英文を前から意味のまとまりごとに理解する。

こうした力が必要になります。

つまり秋からは、

単語・文法の知識を「読む力」に変える練習

が重要になってきます。

2.秋から見直したいポイント①「返り読み」を減らす

英語長文が遅い生徒に多いのが、何度も前に戻って読み直すこと

です。

英文を、

「最初の部分を読む」

「分からなくなる」

「前に戻る」

「もう一度読む」

「また先に進む」

という読み方をしていると、時間がかかってしまいます。

もちろん、重要な部分を読み直すこと自体が悪いわけではありません。

ただ、毎文を何度も読み直している場合は、秋から少しずつ改善していきたいポイントです。

例えば、

I went to the library / after school / to study for the test.

なら、

「私は図書館へ行った」

「放課後に」

「テストの勉強をするために」

というように、英語の語順に沿って意味を取る練習をします。

最初は少し難しく感じるかもしれません。

しかし、これを繰り返すことで、

「英文を日本語に並べ替えてから理解する」

という負担が少しずつ減っていきます。

高校受験でも大学受験でも、長文を読むスピードを上げるうえで非常に重要な練習です。

3.秋から見直したいポイント②「全部訳す」をやめる

もう一つ、長文が遅くなる原因として多いのが、

英文を一文ずつ完璧に日本語訳しようとすること

です。

もちろん、精読の練習では一文を丁寧に訳すことも必要です。

しかし、入試本番では、文章全体の内容を理解しながら問題を解いていかなければなりません。

そのため、

「この単語の意味は?」

「この文を完璧な日本語にすると?」

と一文ずつ止まっていると、時間が足りなくなることがあります。

特に大学受験では、長い文章を限られた時間で処理する必要があります。

そこで意識したいのが、

「重要な情報を拾いながら読む」

という考え方です。

例えば、

・however

・therefore

・for example

・in addition

・because

・although

などの語に注目します。

これらは文章の流れをつかむ手がかりになります。

「しかし」「だから」「例えば」に注目する

例えば、

Many students like studying online. However, some students find it difficult to concentrate at home.

とあれば、

「多くの生徒はオンライン学習が好き」

しかし

「自宅では集中しにくい生徒もいる」

という対比が見えてきます。

英語長文では、

「何が主張されているのか」

だけでなく、

「前の内容と今の内容がどうつながっているのか」

を見ることが重要です。

秋から長文を読むときは、接続語に少し意識を向けてみてください。

4.秋から見直したいポイント③「解いた後」の復習を変える

英語長文では、

問題を解いて丸付けをして終わりにしないことが大切です。

むしろ、成績を伸ばすためにはその後の復習が重要です。

例えば長文問題で5問間違えたとします。

そのとき、

「5問間違えた」

だけで終わらせてはいけません。

次のように分類してみます。

① 単語が分からなかった

→ 単語を復習する

② 文構造が分からなかった

→ その英文を精読する

③ 本文は理解できたが選択肢を間違えた

→ 選択肢の比較方法を見直す

④ 時間が足りなかった

→ 読むスピードを改善する練習が必要

⑤ 本文の根拠を確認せずに答えた

→ 根拠を本文から探す習慣をつける

このように、

「なぜ間違えたのか」

まで分析すると、次にやるべき勉強が見えてきます。

5.長文は「解く時間」と「復習時間」をセットにする

例えば高校受験生なら、長文問題を30分で解いたとして、

「30分で終わったから次の問題へ」

とするのではなく、

その後に15~20分程度かけて復習する方法があります。

大学受験でも同様です。

特に、

  • 読めなかった文

  • 根拠が分からなかった問題

  • 間違えた問題

  • 意味を曖昧に理解していた単語

  • 構造が取れなかった英文

を確認します。

ここで大切なのは、

長文を何題解いたかだけで勉強量を判断しないこと

です。

1題を丁寧に復習することで、次の長文を読むときの力がつくことがあります。

6.「音読」は秋からも非常におすすめ

長文の復習をした後は、ぜひ音読も取り入れてみてください。

例えば、

① 一度普通に読む

② 分からない単語・文構造を確認する

③ 内容を理解する

④ 音読する

⑤ もう一度英文を読む

という流れです。

音読では、

「英文を目で追う」

だけでなく、

「英語の語順のまま理解する」

練習になります。

また、音声が用意されている教材であれば、

  • 音声を聞く

  • 音声に合わせて読む

  • シャドーイングする

という方法も有効です。

毎日1時間音読する必要はありません。

最初は、1日10分程度でも構いません。

重要なのは、毎日の学習の中に少しずつ取り入れることです。

7.高校受験生は「正確さ+読むスピード」を意識する

高校受験では、秋以降、

「長文を最後まで読めるか」

が重要になってきます。

特に、

「単語はある程度分かる」

「文法問題も解ける」

という生徒の場合、次の課題は長文処理能力になることがあります。

例えば、

9月

長文1題を時間内に最後まで読む

10月

本文の内容を素早く整理する

11月

設問の根拠を本文から探す

12月以降

過去問で時間配分を調整する

というように、少しずつ実戦的にしていきます。

もちろん、志望校によって必要な対策は異なります。

そのため、秋からは志望校の過去問や出題形式も確認しながら学習を進めていきましょう。

8.大学受験生は「読む量」も意識する

大学受験では、高校受験以上に、

英文を読む量

が重要になります。

特に共通テストでは、限られた時間の中で多くの英文を処理する必要があります。

そのため、

「難しい英文を1題だけ精読する」

だけではなく、

比較的読みやすい英文を一定量読む

ことも大切です。

例えば、

  • 精読する長文 → 週2~3題

  • 音読 → 1日10分

  • 短めの英文 → 1日1~2本

  • 英単語 → 毎日復習

といった形で、読む量を確保します。

もちろん、現在の学力や志望校によって調整してください。

大切なのは、「難しい英文を読むこと」だけが長文対策ではない

ということです。

9.秋から伸びる生徒は「できなかったこと」を具体的にしている

英語の模試で、

「長文が苦手でした」

という振り返りだけでは、次の勉強につながりません。

例えば、

「第4問の後半から読むスピードが落ちた」

「選択肢を2つまで絞れたが、本文の根拠を確認せずに選んだ」

「知らない単語が10個あった」

「関係代名詞が入った文で意味が取れなかった」

など、具体的にしてみます。

そうすると、

「次に何を練習すればいいのか」

が明確になります。

英語に限らず、秋からの受験勉強では、

「できなかった」ではなく「なぜできなかったのか」まで考えることが非常に重要です。

■10.9月からの英語学習は「知識→読解→実戦」へ

夏までの英語学習では、

  • 英単語

  • 英熟語

  • 文法

  • 基本構文

などの知識を増やすことが重要でした。

秋からは、それらを長文の中で使っていきます。

イメージとしては、

夏まで
「英語を知る」

9~10月
「英語を読む」

10~11月
「英語を読みながら問題を解く」

11月以降
「入試形式で時間内に解く」

という流れです。

もちろん、これはすべての受験生に当てはまる固定スケジュールではありません。

現在の学力や志望校によって、知識の復習と長文演習の割合を調整する必要があります。

■まとめ|秋の英語は「知っている」を「使える」に変える時期

9月から英語長文を伸ばすために、意識したいポイントをまとめます。

① 英単語を知っているだけでは長文は読めない

語順・文構造・文章の流れを理解する練習をする。

② 返り読みを減らす

英語の語順に沿って、意味のまとまりごとに読む。

③ 全文を完璧に訳そうとしない

接続語や段落の役割を意識して、文章全体の流れをつかむ。

④ 長文は「解いた後」が重要

間違いを、単語・文構造・選択肢・時間などに分類する。

⑤ 音読を取り入れる

理解した英文を繰り返し読むことで、英語を英語の語順で処理する力を養う。

そして何より大切なのは、

「長文が苦手だから、とにかく長文をたくさん解く」

だけにしないことです。

長文が読めない原因は、生徒によって違います。

単語が足りないのか。

文法・構文の理解が足りないのか。

読むスピードの問題なのか。

選択肢の処理に問題があるのか。

時間配分の問題なのか。

原因を見つけてから対策をすると、同じ1時間の勉強でも効果は変わってきます。

9月は、夏までに身につけた英語の知識を少しずつ「入試で使える英語」へ変えていく時期です。

「単語は覚えているのに長文が読めない」

「夏休みに勉強したのに、模試の英語が伸びなかった」

「秋から何を優先して勉強すればいいのか分からない」

という場合は、まず現在の長文を一度解いてみて、

「どこで時間がかかっているのか」

「どこで間違えているのか」を確認してみてください。

原因が分かれば、秋からの英語学習は変えていくことができます。

一人ひとりの現在の学力や志望校に合わせて、長文・単語・文法・音読などのバランスを整理しながら学習していくことも大切です。

秋からの学習を、冬以降の得点力につなげていきましょう。

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