【高校受験・大学受験】9月の模試で国語の点数が下がった?秋から見直したい「国語の勉強法」
■夏休みに頑張ったのに結果が出ないとき、まず確認したいこと
9月に入り、学校生活も本格的に始まりました。
受験生にとっては、夏休みの勉強を終えて、模試や実力テストなどで現在の実力を確認する時期でもあります。
そんな中で、保護者の方からよく聞くのが、
「夏休みにかなり勉強したのに、国語の点数があまり伸びませんでした」
「むしろ夏前より点数が下がってしまいました」
「国語は何を勉強すればいいのか分かりません」
という悩みです。
特に国語は、英語や数学と比べて「何を勉強すれば点数が上がるのか」が分かりにくい教科です。
そのため、模試の結果を見て、
「うちの子は国語が苦手なのでは?」
と不安になってしまうこともあります。
しかし、9月の段階では、単純に点数だけを見て判断する必要はありません。
むしろ大切なのは、
「なぜその点数だったのか」
を分析することです。
今回は、高校受験・大学受験に向けて、9月から見直したい国語の勉強法について紹介します。
■9月の模試で国語の点数が伸びないのは珍しくない
まず知っておいてほしいのは、
夏休みに勉強したからといって、9月の模試ですぐに大幅な点数アップにつながるとは限らない
ということです。
国語の読解力は、単語や公式のように「覚えた翌日に点数になる」という性質のものではありません。
例えば夏休みに、
読解問題をたくさん解いた
漢字や語彙を勉強した
記述問題の練習をした
過去問や模試形式の問題に取り組んだ
としても、それがすぐに模試の点数として表れるとは限りません。
学習したことが実際の読解力として定着するまでには、ある程度の時間が必要です。
だからこそ、
「夏休みに頑張ったのに9月の点数が低かった=勉強方法が間違っていた」
とは限りません。
■国語の模試は「点数」より「間違い方」を見る
では、模試が返ってきたら何を見るべきでしょうか。
もちろん、合計点や偏差値も重要です。
しかし、国語については、
「どの問題を、なぜ間違えたのか」
を確認することをおすすめします。
例えば80点満点の国語で50点だったとします。
同じ50点でも、
Aさんは、
・漢字で10点失点
・記述で5点失点
・読解で15点失点
だったかもしれません。
一方でBさんは、
・漢字は満点
・記述はほぼ取れている
・読解の選択問題で大きく失点
という可能性もあります。
同じ50点でも、必要な対策はまったく違います。
だからこそ、
「国語が苦手」ではなく、「国語のどこで失点しているのか」
まで細かく見ることが大切です。
■国語の失点は大きく4つに分けてみる
模試の復習では、間違えた問題を次のように分類してみてください。
① 知識不足
漢字、語句、文法など、知っていれば解けた問題です。
この場合は、知識を増やす必要があります。
② 本文の読み取り不足
本文の内容を正しく理解できていなかったケースです。
「筆者が何を言っているのか」
「登場人物がなぜその行動をしたのか」
などを読み取る力が必要になります。
③ 選択肢の比較不足
本文はある程度理解できているのに、選択肢の細かい違いを見抜けず間違えるケースです。
これは高校受験でも大学受験でも非常に重要です。
例えば、
「前半は本文と合っているけれど、後半が違う」
「本文に書かれていない内容が付け加えられている」
といった選択肢があります。
④ 時間不足
最後まで解き切れなかった場合です。
この場合は「国語の読解力」だけが問題とは限りません。
読むスピード、問題を解く順番、時間配分なども見直す必要があります。
■「国語が苦手」という言葉をできるだけ細かくする
家庭で勉強するときにも、
「国語が苦手だから国語を勉強しよう」
だけでは、少し曖昧です。
それよりも、
「説明文の選択問題で間違えやすい」
「小説の心情問題が苦手」
「記述問題で部分点しか取れない」
「漢字で毎回失点する」
「最後まで解き終わらない」
というように、具体的にしていきましょう。
ここまで分かれば、対策が立てやすくなります。
例えば、
記述が苦手なら、記述問題を重点的に練習する。
語彙が弱いなら、語彙学習の時間を作る。
時間が足りないなら、時間を測って長文を読む。
このように、弱点に合わせて学習内容を変えていきます。
■秋の国語は「問題数を増やす」だけではない
9月になると、
「受験が近づいてきたから、もっと問題を解かないと」
と考える人も多いでしょう。
もちろん、問題演習は大切です。
しかし、
10問解いて、丸つけだけして終わる
よりも、
5問解いて、その5問を丁寧に復習する
ほうが、場合によっては大きな学習効果につながります。
特に国語では、
「なぜこの答えなのか」
「なぜ自分はこの選択肢を選んだのか」
を考えることが重要です。
問題を解くことだけが勉強ではありません。
答え合わせと復習も、国語の勉強そのものです。
■9月からは「正解した問題」にも注目する
意外と見落とされやすいのが、
正解した問題の確認
です。
例えば、
「たぶん③だと思ったら、正解だった」
という問題があったとします。
結果としては正解です。
しかし、もし根拠が曖昧だったのであれば、次に似た問題が出たときには間違えるかもしれません。
そこで、
「なぜ③なのか?」
を本文に戻って確認します。
本文のどこが根拠なのか説明できるか。
これを意識するだけでも、国語の解き方は少しずつ変わってきます。
■高校受験の国語|秋からは「入試問題を意識した復習」を
高校受験では、9月以降、実力テストや模試、過去問など、入試を意識した問題に触れる機会が増えてきます。
この時期に大切なのは、
「問題を解いたら、その問題から何を学んだか」を残すこと
です。
例えば、
選択肢は最後まで読む。
「しかし」の後に注目する。
心情問題では、気持ちだけでなく、その理由まで本文から探す。
といったように、自分のミスに合わせてルールを作っていきます。
こうした小さな修正を積み重ねることで、本番での失点を減らしていきます。
■大学受験の国語|「正解の根拠」を説明できるようにする
大学受験の現代文では、特に、
「なぜこの選択肢が正解なのか」
を説明できることが重要です。
難しい評論文になると、選択肢も非常に紛らわしくなります。
「なんとなくこれ」
ではなく、
「本文のこの部分と対応しているから」
と説明できるようにしていきます。
また、記述問題では、
「本文のどの部分を使うべきだったのか」
「何を書けば得点になるのか」
まで確認します。
単純に正解を覚えるのではなく、
正解にたどり着くための思考過程を身につける
ことが、秋以降の国語対策では重要です。
■保護者の方に知っていただきたい「国語の成績の伸び方」
国語は、勉強した分だけ毎回きれいに点数が上がる教科ではありません。
例えば、
50点
↓
55点
↓
48点
↓
62点
↓
58点
↓
68点
というように、上下を繰り返しながら伸びていくこともあります。
一度の模試で、
「前より5点下がった」
というだけで、
「勉強方法を変えたほうがいい」
と判断する必要はありません。
むしろ、
以前できなかった問題ができるようになっているか
を見ることが大切です。
点数だけでは見えない成長があります。
■秋からの国語学習は「2つの軸」で考える
9月以降は、
① 基礎・知識の維持
と
② 読解問題の演習・復習
の2つを並行していくのがおすすめです。
例えば、
平日に15分程度、漢字や語彙を確認する。
そのうえで、週に数回は読解問題に取り組む。
そして、解いた問題は必ず復習する。
このように、
「知識を増やす」+「読解の精度を上げる」
という両方を意識していきます。
■国語の成績が伸び悩んだときこそ、勉強を細かく見直す
9月は、受験生にとって焦りが出やすい時期です。
夏休みが終わり、
「もっと勉強しなければ」
「周りの受験生に遅れているかもしれない」
と感じることもあるでしょう。
しかし、焦って勉強時間だけを増やす必要はありません。
まずは、
「今、何ができていて、何ができていないのか」
を確認してみてください。
国語の点数が50点だったとしても、
「国語が苦手」
という一言で終わらせるのではなく、
「漢字は取れている」
「説明文は比較的できている」
「小説の心情問題で失点している」
「記述で点が取れていない」
と分解していきます。
すると、次にやるべき勉強が見えてきます。
まとめ|9月の国語は「点数」より「伸びる原因」を見つける
9月の模試で国語の点数が思ったように伸びなかったとしても、すぐに焦る必要はありません。
まず確認したいのは、
「なぜその点数になったのか」
です。
そして、
知識不足なのか
本文の読み取りなのか
選択肢の比較なのか
記述なのか
時間配分なのか
を具体的にしてみましょう。
国語は、ただ問題数を増やすだけではなく、
「間違い方を分析して、次の問題で修正する」
ことが成績アップにつながります。
特に9月以降は、模試や実力テストの結果を「順位」や「偏差値」だけで終わらせず、
自分の国語の課題を見つけるための材料
として活用してほしいと思います。
夏休みに頑張った成果が、すぐに数字として表れないこともあります。
だからこそ、焦らずに一つずつ。
「前は間違えた問題が解けるようになった」
「選択肢の見方が分かってきた」
「記述で部分点が取れるようになった」
そんな小さな変化を積み重ねていくことが、秋から冬にかけての大きな成長につながります。
国語は「苦手だから、とにかく問題を解く」のではなく、「何が苦手なのかを見つけてから対策する」。
9月からは、そんな視点で国語の勉強を見直してみてください。
「勉強しているのに、なかなか国語の点数が上がらない」
「模試の結果を見ても、何を改善すればいいのか分からない」
という場合は、ぜひ一度、現在の学習方法そのものを見直してみることをおすすめします。
受験までの残り時間が限られてくる秋だからこそ、一人ひとりの課題に合わせた学習が大切になってきます。
この先生のおすすめコース
- 60〜70点台で国語・英語・社会の点数が伸び悩んでいる生徒
- 授業は理解できるが、記述問題になると何を書けばいいか分からない生徒
- 学習方法が合っているか分からず、何を直せばいいか迷っている生徒
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国語のおすすめの指導コース
- 共通テスト対策にお困りの方
- 国語の勉強で何をしていいかわからない方
- 7割以上を目標としたい方
- 【叡智学園】に対して強い入学意思がある方
- 【IB(国際バカロレア)認定校】への入試対策を考えている方
- 【適性検査Ⅱ型】の入試対策を考えている方
- 中高一貫校の内申点対策に加えて、ハイレベルな国語力をつけたい方
- 大学受験に向けて、中学生のうちからスタートをしたい方
- 中だるみを防ぎ、コンスタントに国語の力をつけていきたい方
- ◆ 記述問題になると、何を書いていいかわからなくなる子
- ◆ 他教科は得意だけど、国語で差をつけられそうな子
- ◆ 国語はなんとなく解いているけど、点が安定しない子
- センター試験や共通テストの過去問で得点がどうしても8割を超えない受験生
- 現代文の勉強を後回しにしてきたため、共通テストの解き方をまだ知らない受験生
- 難関国公立大学を目指して共通テストで高得点を獲りたい受験生