オンライン家庭教師マナリンク
国語

【高校受験・大学受験】夏休み最後の2週間、国語は「新しい問題」より「解き直し」

2026/8/17

■ 夏の学習を9月の成績につなげる最後の仕上げ方

夏休みも、いよいよ残り2週間ほどになりました。

ここまで、

「毎日国語の問題を解いてきた」

「漢字や古文単語を覚えてきた」

「夏期講習でたくさんの問題に取り組んだ」

という受験生も多いと思います。

一方で、この時期になると、

「まだまだ勉強が足りない気がする」

「最後まで新しい問題を解かなければ」

と焦ってしまう人もいます。

しかし、夏休みの最後に大切なのは、新しい問題を次々に増やすことだけではありません。

むしろここからは、

「この夏に勉強したことを、本当に自分の力にできているか」

を確認することが重要です。

そのために取り組んでほしいのが、解き直しです。

■夏休み最後は「新しい問題」より「できなかった問題」

国語は、問題を解けば解くほど単純に伸びる教科ではありません。

例えば、

10題解く
↓
丸付けする
↓
間違えた問題を確認する
↓
次の10題へ

という勉強を繰り返していても、

「なぜ間違えたのか」

が分からなければ、同じ間違いを繰り返してしまいます。

一方で、

一度間違えた問題を、時間を置いてもう一度考える

ことで、自分の弱点が見えてきます。

夏休み最後の2週間は、

「あと何題解くか」ではなく、「この夏に間違えた問題をどれだけできるようにしたか」

を意識してみましょう。

■まずは「夏休みの間違い」を集める

最初にやってほしいのは、これまでの問題を振り返ることです。

例えば、

  • 夏期講習のテキスト

  • 学校の夏休み教材

  • 問題集

  • 模試

  • 過去問

  • 今までの小テスト

などを確認します。

そして、間違えた問題に印をつけていきましょう。

ここで大切なのは、

「間違えた問題を全部同じように扱わないこと」

です。

■国語の間違いを3種類に分ける

① 知識不足

例えば、

  • 漢字が分からなかった

  • 慣用句を知らなかった

  • 古文単語の意味が分からなかった

  • 文法を知らなかった

というケースです。

これは比較的対策が明確です。

知らなかった知識を覚え、何度か繰り返して確認しましょう。

② 読解不足

例えば、

「筆者の主張を読み取れなかった」

「登場人物の心情を勘違いした」

「指示語が何を指しているか分からなかった」

というケースです。

この場合は、答えを覚えるだけでは不十分です。

「本文のどこを読めば、その答えにたどり着けたのか」

を確認しましょう。

③ 設問処理のミス

国語では、

「本文の内容は分かっていたのに、問題を間違えた」

ということもあります。

例えば、

  • 「適切でないもの」を選んでしまった

  • 指定字数を確認していなかった

  • 「本文中から抜き出しなさい」を見落とした

  • 選択肢を最後まで比較していなかった

などです。

これは知識不足ではありません。

問題文を正確に読む力

が必要になります。

■「なぜ間違えた?」を言葉にする

解き直しで一番大切なのは、

「答えは○○だった」

で終わらせないことです。

例えば、

問3を間違えた
↓
正解は②
↓
「本文の第4段落に根拠があった」

ここまででも悪くありません。

しかし、さらに、

「私は第3段落の内容だけで判断してしまった。『しかし』の後に筆者の考えが出ていた」

と分析できれば、次の問題にも応用できます。

間違いを「次に正解するための情報」に変える。

これが解き直しの目的です。

■高校受験生は「夏の弱点」を3つに絞る

高校受験生の場合、夏休み最後の2週間で全てを完璧にする必要はありません。

むしろ、

「今の自分が特に苦手なものは何か」

を3つ程度に絞ってみましょう。

例えば、

  • 説明文の記述

  • 小説の心情問題

  • 漢字・語句

という具合です。

そして、残りの2週間は、

苦手分野を重点的に復習する

ようにします。

苦手を一つずつ減らすことで、秋以降の学習がかなり進めやすくなります。

■大学受験生は「現代文・古文・漢文」を分けて考える

大学受験生は、国語を一つの教科として考えすぎないことも重要です。

例えば、

現代文

  • 語彙

  • 論理展開

  • 選択肢

  • 記述

古文

  • 古文単語

  • 文法

  • 敬語

  • 読解

漢文

  • 句法

  • 漢字

  • 読解

  • 設問処理

というように分けて考えます。

「国語が苦手」という状態を、

「古文単語が不足している」

「現代文の選択肢の比較が苦手」

「漢文句法が曖昧」

というところまで具体化できれば、やるべきことが見えてきます。

■夏休み最後の1週間は「再テスト」をする

解き直しをしたら、最後にもう一度確認しましょう。

例えば、

1日目

間違えた問題を復習する。

↓

3日後

もう一度解く。

↓

1週間後

再度確認する。

ここで正解できれば、

「一度間違えた問題を、自力で解けるようになった」

ということです。

これが非常に重要です。

■「答えを覚えた」と「解けるようになった」は違う

国語では特に注意したいポイントです。

同じ問題を解いて、

「前は②だったから、今回も②」

という状態では、本当に力がついたとは言えません。

大切なのは、

「なぜ②なのか」を説明できること。

本文の根拠を示し、

「この部分からこう判断できる」

と説明できれば、その問題からきちんと学べています。

■夏休み最後の2週間のおすすめスケジュール

高校受験生

平日

漢字・語彙:10〜15分

↓

読解:20〜30分

↓

解き直し:15〜20分

↓

以前間違えた問題の確認:10分

合計50〜75分程度。

大学受験生

平日

現代文:30分

↓

復習・要約:20分

↓

古文・漢文:30分

↓

古文単語・漢文句法:15分

というように、演習と基礎を組み合わせます。

休日には、まとまった時間を使って過去問や模試形式の問題に取り組み、その後にしっかり復習しましょう。

■夏休み最後に「できるようになったこと」を確認する

夏休みの終わりには、ぜひ一度、

「この夏で何ができるようになったか」

を書き出してみてください。

例えば、

  • 漢字を200語覚えた

  • 古文単語を300語覚えた

  • 説明文の読み方が分かるようになった

  • 記述問題で本文から根拠を探せるようになった

  • 長文を以前より速く読めるようになった

などです。

受験勉強をしていると、

「まだできないこと」

ばかりが目に入ります。

しかし、夏休みの間にできるようになったことも必ずあります。

それを確認することは、9月以降のモチベーションにもつながります。

■夏休みの最後は「仕上げ」の時間

夏休みは、最後まで新しいことを詰め込む必要はありません。

もちろん、必要な単元を進めることも大切です。

しかし、この時期からは、

「勉強したことを使える状態にする」

という視点を持ってください。

国語なら、

解く

↓

間違える

↓

原因を分析する

↓

解き直す

↓

もう一度解く

というサイクルを作りましょう。

この積み重ねが、夏休みの勉強を「やっただけ」で終わらせず、秋以降の得点力へと変えてくれます。

■まとめ

夏休み最後の2週間。

ここで大切なのは、

「もっと問題を解かなければ」

と焦ることではありません。

この夏に取り組んだ問題を振り返り、

  • 何ができるようになったのか

  • 何がまだできないのか

  • なぜ間違えているのか

  • 9月以降に何を優先するのか

を明確にしておきましょう。

特に国語は、勉強の成果が数字として見えにくい教科です。

だからこそ、

「問題を解いた数」ではなく「できるようになったこと」

を基準にしてみてください。

夏休みは、あと少しです。

ここまで頑張ってきた人は、最後の1〜2週間も無理に焦る必要はありません。

一日一日、やるべきことを積み重ねれば大丈夫です。

そして、夏休みの最後に、

「今年の夏、ちゃんと頑張った」

と思えるところまでやり切ってみてください。

その経験は、9月以降に苦しい時期が来たときにも、きっと自分を支えてくれます。

夏の最後の一歩まで、一緒に頑張りましょう。

このブログを書いた先生

この先生のおすすめコース

国語(中学生)の月額コース
【中学生全学年】高校入試へ!説明的文章のコツ&読解力養成講座
三者面談あり
無料体験あり
【中学生全学年】高校入試へ!説明的文章のコツ&読解力養成講座
24,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
中学1〜3年生
  • 文章は読んでいるのに「何となく」感覚で答えてしまう中学生
  • 国語だけでなく、英語・社会・数学の文章問題にも苦手意識がある生徒
  • 高校入試に向けて、今のうちに“考える力・読む力”を伸ばしたい生徒
コースの詳細を見る

このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら

国語のおすすめの指導コース

国語(小学生)の月額コース
帰国子女 国語サポート(非受験)
三者面談あり
無料体験あり
帰国子女 国語サポート(非受験)
22,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
小学4〜6年生
  • 学校の国語の授業の補習がしたいが、集団授業は不安
  • 国語が学年相当でないので、学年を下げて国語を勉強したい
  • 国語を今までほとんど勉強してこなかったので、日本語としてのサポートもほしい
コースの詳細を見る
20,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
小学1〜6年生
  • 読み書き障がい(LD)がある生徒さん
  • 作文など文を書くのが苦手な生徒さん
  • 子どものペースに合った授業、サポートをしてほしいと思っている保護者さん
コースの詳細を見る
国語(小学生)の月額コース
小学生の漢字専科【漢字に強くなろう】元小学校教師が徹底コーチ
タイプ別
無料体験あり
小学生の漢字専科【漢字に強くなろう】元小学校教師が徹底コーチ
22,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
小学1〜6年生
  • 漢検や中学受験に向けて、漢字や熟語を確実に覚えたい!
  • 海外在住・帰国生・インター生で、漢字にじっくりふれる機会が少ない!
  • 漢字の勉強の仕方がわからない、漢字を覚えるのが大変!
コースの詳細を見る
国語(中学生)の月額コース
時短合格を目指す 過去問&弱点分析[中学国語]
三者面談あり
タイプ別
無料体験あり
時短合格を目指す 過去問&弱点分析[中学国語]
18,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
中学2・3年生
  • 効率的な国語の入試対策を知りたい方
  • 国語の読解力を鍛えたい方
  • 国語の論述問題を添削してほしい方
コースの詳細を見る
国語(小学生)の月額コース
【中学受験国語】語彙・文法を固めて偏差値50の壁を突破する!
三者面談あり
タイプ別
無料体験あり
【中学受験国語】語彙・文法を固めて偏差値50の壁を突破する!
18,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
小学4〜6年生
  • 国語は毎回違う文章だから勉強する意味ない!そう思っているお子さん
  • 記述の問題を見ただけで諦めてしまい、テストでも空白になっているお子さん
  • 国語のテストでいつも時間が足りなくなってしまい、後半が埋まらず点数が低くなっているお子さん
コースの詳細を見る

国語のブログ

小学生の算数が伸びないとき、計算練習を増やす前に確認したいこと

「毎日計算ドリルをやっているのに、テストの点数が上がらない」「計算はできるのに、応用問題になると止まってしまう」こうした相談を受けることがあります。こんにちは。算数・数学の指導に35年以上携わってきた、きゅうご先生です。算数が苦手なお子さんに、さらに計算練習を増やすことが必ずしも効果的とは限りません。算数には、言葉を理解する力も必要です例えば、次の問題を考えてみましょう。「赤いリボンは24cmです。青いリボンは赤いリボンの3倍の長さです。青いリボンは何cmですか」この問題で大切なのは、24×3を計算できることだけではありません。「3倍」という言葉の意味を理解し、何と何を比べているのかを捉える必...続きを見る
きゅうごの写真
きゅうごオンライン家庭教師
2026/10/10

音読のすすめー本格的な読解に進むための下準備としてー

国語がとても苦手なお子様の場合、音読がうまくできるかを確かめることをお勧めします。読み間違いがある、読み飛ばしをする、書いてある言葉を別の言葉に言い換えてしまう、たどたどしく変なところで区切って読むといった様子が見られる場合は、文章を十分に理解して読めていない可能性があります。そんなときは、まず音読の練習をしっかり行いましょう。音読には、次のような効果があります。・ スムーズに読めるようになると、意味を考える余裕が生まれます。たどたどしい読みのままでは、意味を考えるところまで行き着きません。・繰り返し読むことで、文章の内容が定着しやすくなります。・ 文の構造を捉えやすくなります。・ 言葉や表現...続きを見る
西川の写真
西川オンライン家庭教師
2026/10/8

算数の文章題が苦手な子は、国語でつまずいていることがある

「計算はできるのに、文章題になると急に分からなくなる」そんなお子さんは少なくありません。保護者の方から見ると、「算数が苦手なのかな」と思いやすいのですが、実際には計算力ではなく、問題文を読むところで止まっていることがあります。文章題では、・何が分かっているのか・何を聞かれているのか・どの数字を使うのか・どんな式にすればよいのかを順番に整理する必要があります。この「読む・整理する・考える」という力は、国語の読解でも使う力です。だから私は、算数と国語を別々に考えすぎないようにしています。たとえば国語で文章を読むときにも、「誰の話なのか」「何が起きたのか」「大事な言葉はどこか」「答えの根拠はどこにあ...続きを見る
きゅうごの写真
きゅうごオンライン家庭教師
2026/9/26

読解力をあげるには

こんにちは、講師のニシオカです。国語に欠かせない読解力をあげるって、難しいですね。「あげよう!」と思っただけでは、もちろんあがるはずもありませんし、かといって、練習量に比例してあがってくれるものでもありません。私が受講生におすすめするのは、「筆者の熱量」を意識することです。「読まれたい」「理解されたい」と思って筆者は書いているわけなので、その熱量がさまざまな工夫となって、文章に散りばめられています。①具体例(より分かりやすくするために効果大)②比較対象(他のものを比べることで、注目してほしい点がより際立ちます)③疑問文(ただの疑問よりも、反語【~か、いや・・・】であることが多い)などの工夫に気...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/9/24

【語彙力の育て方】「普通」「ヤバい」で会話が終わる子に、言葉をひょいっと手渡すコツ

「今日学校どうだった?」「普通」「この映画どうだった?」「すごかった」何を聞いても「普通」「すごい」「ヤバい」「無理」といった数個の言葉で会話を終了させてしまう子どもたち。「もっと具体的に言いなさい!」とツッコミたくもなりますが、実はこれ、子どもがサボっているわけでも、言葉を知らないわけでもありません。単に「頭の中にあるモヤモヤした感情に、どのラベルを貼ればいいか分からないだけ」だったりします。子どもたちの頭の中には「焦り」「不満」「呆然」「困惑」といった感情がちゃんと存在しています。ただ、それを言葉として出力するのがめんどくさいので、手元にある万能シール「普通」「ヤバい」をペタッと貼って処理...続きを見る
いくこの写真
いくこオンライン家庭教師
2026/9/18

【高校受験・大学受験】9月の模試で国語の点数が下がった?秋から見直したい「国語の勉強法」

■夏休みに頑張ったのに結果が出ないとき、まず確認したいこと9月に入り、学校生活も本格的に始まりました。受験生にとっては、夏休みの勉強を終えて、模試や実力テストなどで現在の実力を確認する時期でもあります。そんな中で、保護者の方からよく聞くのが、「夏休みにかなり勉強したのに、国語の点数があまり伸びませんでした」「むしろ夏前より点数が下がってしまいました」「国語は何を勉強すればいいのか分かりません」という悩みです。特に国語は、英語や数学と比べて「何を勉強すれば点数が上がるのか」が分かりにくい教科です。そのため、模試の結果を見て、「うちの子は国語が苦手なのでは?」と不安になってしまうこともあります。し...続きを見る
そらの写真
そらオンライン家庭教師
2026/9/14

この先生の他のブログ

そらの写真

【帰国子女の高校受験⑪】東海モデルケース|帰国が1〜2月になる場合の高校受験戦略

2026/10/16
◎出願に間に合わないとき、何を確認し、どの進路を選ぶべきか?「海外からの帰国が1月になりそうです。今からでも高校受験に間に合いますか?」「帰国生入試の出願期限が迫っています。手続きが間に合わなかったら、進学先はどうすればよいのでしょうか?」帰国が受験直前の1〜2月になるご家庭にとって、最も大きな不安...
続きを読む
そらの写真

【帰国子女の高校受験⑩】関西モデルケース|帰国が10〜12月になる場合の受験戦略

2026/10/14
大阪・奈良の制度を確認しながら、出願資格と学力対策を同時に進めよう「年末近くに日本へ帰国する予定ですが、高校受験に間に合うでしょうか?」「帰国生入試を受けたいのですが、出願資格や必要書類を確認する時間が足りるか心配です」海外から10〜12月に帰国するご家庭にとって、最も大きな課題は、残された時間の短...
続きを読む
そらの写真

【帰国子女の高校受験⑨】帰国時期が4〜9月の場合はどうする?関東の高校受験で内申点を確保する方法と併願戦略

2026/10/12
早めの帰国を生かすために、編入・内申点・帰国生入試の準備を整理しよう海外から帰国して高校受験をする場合、帰国する時期によって受験戦略は大きく変わります。例えば、4〜9月に帰国する場合。「まだ受験まで時間があるから、帰国してから考えればよい」と思うかもしれません。確かに、入試直前の1〜2月に帰国するケ...
続きを読む
そらの写真

【帰国子女の高校受験⑧】私立中高一貫校の帰国生入試という選択肢|公立・国立とは違うメリットと注意点

2026/10/9
「帰国生だから英語入試」ではない?私立高校の多様な入試方式を整理します帰国子女の高校受験を考えるとき、「まずは公立高校の帰国生枠を探そう」と考えるご家庭は多いと思います。もちろん、公立高校の帰国生選抜は重要な選択肢です。しかし、ここまでの連載で見てきたように、公立高校の帰国生入試は、都道府県によって...
続きを読む