「自分の意見を捨てる」なんて言わないで。――出題者との『対話』で正解を見つける方法
マナリンクで国語を担当している島田です(^^♪
いよいよ明日は共通テスト本番ですね。きっとみなさん緊張していることでしょう。
大丈夫です。過去の私もそうでしたし、きっと今のほかの受験生もみんなそうです。
安心して、頭をクリアにして、よいイメージをもって明日の試験に臨んでくださいね。
さて、直前の今、「国語は自分の意見を捨てて、機械的に解かなければならない」……そんな風に教わって、どこか寂しい気持ちになっている人はいませんか?
私は、国語の先生として、あなたの感性や意見を否定したくありません。むしろ、明日の試験は「出題者という一人の人間との、知的な対話」だと思って臨んでほしいのです。
【過去問を例にした「対話」のコツ】
2025年度の第1問を例に考えてみましょう。 昨年は「幸福」や「贈与」といった、私たちの生き方に関わる深いテーマが扱われました。
ここで大事なのは、「私は幸福についてこう思う」とぶつけるのではなく、「出題者は、この文章のどこに感動して問題を作ったのか?」と問いかけることです。
例えば、傍線部直後の接続詞や、段落のまとめの部分に設問が集中しているなら、出題者は「ここが論理のターニングポイントだよ、気づいて!」とサインを送っています。
紛らわしい選択肢は、出題者が「本文を表面だけなぞると、こう間違えちゃうよね」と用意した罠です。その罠に気づいたとき、「なるほど、そう来ましたか。でも本文のこの言葉を根拠にすれば、こっちが正解ですよね」と心の中で返してみてください。
「正解を選ぶ」のではなく、出題者が引いたレールを一緒に歩き、「ここがゴールですよね」と握手をするような感覚。それが、私が提案する「対話」です。
あなたのこれまでの読書体験や思考力は、出題者の意図をキャッチするための「アンテナ」になります。自分を消すのではなく、その豊かな感性を「相手を理解するため」に全開にしてきてください。
明日の試験会場で、あなたが素敵な「対話」を楽しめることを、心から応援しています。