保護者Q&A:「自分を責めてしまうとき、どうしたらいい?」
― カウンセラー視点でお伝えしたい“心の整え方” ―**
お子さまの勉強や学校生活について悩んでいるとき、
「もっとサポートできたはずなのに…」
「私の関わり方が間違っていたのかもしれない」
そんなふうに、つい“自分を責めてしまう”保護者さまは本当に多くいらっしゃいます。
しかし、16年間学校現場で生徒と保護者を支えてきた経験、そしてカウンセラーとしての視点からお伝えしたいことがあります。
“自分を責めてしまう”というのは、実はお子さまを思う強い愛情の裏返しだということです。
今回は、その気持ちとの上手な付き合い方をお話しします。
■ 自分を責めるとき、心の中では何が起きているのか?
保護者の方が自分を責めてしまう背景には、
「失敗させたくない」という思い
「もっと良い方法があったのでは」という後悔
「親としてこうあるべき」という理想
こうした“強い責任感”が存在します。
しかし、この責任感が行きすぎると、
本来必要な冷静さや「今できていること」への目線が見えにくくなり、
心の負担が大きくなってしまいます。
■ 自分を責めそうになったときの“心の整え方”
① 今の状況を“評価”ではなく“観察”する
「ダメだった」「もっとできたはず」という評価ではなく、
「今、何が起きているのか?」と“現状の観察”に視点を切り替えるだけで、心が軽くなります。
例:
×「私の接し方が悪かったから勉強をしない」
〇「最近、勉強が手につかない様子がある」
評価を外すだけで、次に打てる行動が見えるようになります。
② 過去よりも“これからどうするか”を一緒に考える
子どもの成長は、今この瞬間からいくらでも変わっていきます。
大切なのは、親子が同じ方向を向けるきっかけをつくること。
「どこを手伝うとやりやすくなる?」
「何から始められるかな?」
といった、小さな対話が大きな一歩になります。
③ お子さまに“安心の土台”を見せる
保護者の方が自分を責めていると、お子さまは敏感に察します。
そして「迷惑をかけている」「自分のせい」と感じてしまうことも。
完璧である必要はありません。
「一緒に考えていこうね」という姿勢こそ、子どもにとって大きな安心になります。
■ 保護者の心が整うと、子どもも前に進みやすくなる
お子さまの学習やメンタルの状態を支えるうえで、
“保護者さま自身が心のゆとりを取り戻すこと”は、とても大切です。
そして、もし一人で抱え込んでしまいそうなら、
専門家のサポートを頼ることは決して悪いことではありません。
勉強のこと、学校のこと、親子のコミュニケーションのこと…。
どんな小さな悩みでも、ぜひ気軽にご相談ください。
「追い詰めないサポート」を大切にしながら、親子で前に進むお手伝いをいたします。