算数は図で考えるのが大事

「塾で算数の授業を受けているはずなのに、テストになると全然点数が取れない」
「家で宿題をやらせても、全く手が動いていない」
「ケアレスミスがいつまでたっても直らず、成績が伸び悩んでいる」
といったお悩みを抱えていませんか。
算数の点数が伸びないのは決してお子様に「理系のセンスがない」からではないということです。多くの場合、根本的な「勉強のやり方」に原因が潜んでいます。
今回は、算数の成績を劇的に変えるための最も重要な視点、「算数は図で考えるのが大事」というテーマについて詳しくお話ししたいと思います。
算数の点数が伸びない理由
算数が苦手な子、特に偏差値50の壁をどうしても超えられないお子様には、ある共通した特徴があります。それは、「先生が教えてくれた内容を一生懸命覚えていて、なぜそう解くのかを理解していない」ということです。
塾の授業では、先生が黒板に鮮やかに解き方を書きます。子どもたちはそれを一生懸命ノートに写し、家での宿題やテストの時には、その「解き方の手順」や「式の形」を頭の中から引き出して、問題文の数字をただ当てはめようとします。つまり、算数を「解法の暗記科目」だと思い込んでしまっているのです。
しかし、この「解法暗記」こそが、算数の成績が伸び悩む最大の原因です。公式を丸暗記して数字をパズルのようにはめ込んでいるだけでは、テストで少し数字が変わったり、問われる条件が複雑になったりした瞬間に、全く手が止まってしまいます。
「この問題はどのパターンの解き方だったかな…」と記憶を探るばかりで、見たことのない初見の問題に出会うと「習っていないから解けない」と最初から諦めてしまいます。
「なぜここで掛け算をするのか」「なぜこの数字で割るのか」といった根本的な理屈を理解しないまま、ただ数字をこねくり回して答えを出そうとしている状態では、学年が上がって問題が高度になるにつれて、必ず成績の限界が来てしまいます。
算数の点数が伸びないのは、自分の頭で「なぜそう解くのか」を考えるプロセスがすっぽり抜け落ちているからなのです。
算数ができるようになるには図で考えるのが大事
では、暗記頼りの算数から抜け出し、初見の問題でも自分の力で解けるようになるためにはどうすればよいのでしょうか。その答えは極めてシンプルです。算数は頭の中だけで考えるのではなく、「図で考える」ことを徹底することです。
算数が苦手な子は、問題文をじっと見つめて「ひらめき」が降りてくるのを待とうとします。しかし、算数は頭の良さやひらめきのセンスではなく、「手を動かす作業」です。
問題文に書かれている数字や条件をただ漫然と目で追うのではなく、それを「線分図」や「面積図」、「表」として自分の手で大きく描き出し、目に見える形に整理(翻訳)することが最も重要になります。
なぜ図を描くことが重要なのでしょうか。それは、「なぜその式になるのか」を視覚的に、そして理屈として深く理解できるようになるからです。
例えば、和差算や割合の問題で線分図を描けば、どことどこを足せば等しくなるのか、どの部分が「1」に当たるのかがひと目で分かります。速さの問題でも、状況図を描くことで「誰がどこで追いついたのか」が明確になります。
図を描き、理屈をしっかり納得した上で式を立てる訓練を積むことで、公式は単なる暗記の対象から「便利な道具」へと変わります。この「図を描いて理屈から理解する」プロセスを踏むことこそが、応用問題にも立ち向かえる本物の実力を養う唯一の道なのです。
テキストの解説には式しか書いていないものがあるので要注意
ここで一つ、ご家庭での学習において気をつけていただきたい落とし穴があります。それは、塾のテキストや市販の問題集の「解説」です。
多くの場合、テキストの解説(解答例)には、紙面の都合上、答えに至るまでの「式」だけが羅列されていて、肝心の「図」や「なぜその式を立てたのか」という思考のプロセスが完全に省かれていることがよくあります。
算数が苦手なお子様が一人で宿題の丸つけをした時、バツだった問題の解説に「式」しか書いていないとどうなるでしょうか。「なるほど、こういう時はこの式を立てるんだな」と式を見るとなんとなく理解したつもりになり、赤ペンでその式を丸写しして終わってしまいます。
しかし、これは非常に危険な状態です。式を見ただけでわかった気になっても、いざテストで真っ白な紙に向かうと、自分では絶対に解けません。
なぜなら、「その式を導き出すために、問題文の情報をどう図に整理したのか」という一番重要なプロセスをすっ飛ばしてしまっているからです。
結果として、またしても「式の丸暗記」に走り、何度同じような問題を解いても一向にできるようにはならないという悪循環に陥ってしまいます。
ほんとうに理解しているかチェックしてもらえる環境を!
算数は積み上げの教科です。小4の基礎が抜けているのに小5の応用を解こうとしても絶対に理解できません。
基本的なやり方や「なぜそうなるのか」という理屈を理解していないまま、「わかったつもり」で放置してしまうと、必ずどこかの応用問題で太刀打ちできなくなり、大きくつまずいてしまいます。
だからこそ、お子様が「本当に理屈を理解しているか」「自分の手で図を描いて式を立てられるか」を客観的にチェックしてもらえる環境が絶対に必要です。
しかし、これを親御さんがご家庭でチェックしようとすると非常に困難を伴います。「どうして図を描かないの!」「なんでこの式になるか説明しなさい!」とつい感情的になってしまい、お子様も反発して親子ゲンカに発展してしまうケースが非常に多いのが現実です。
親が無理に教えようとすることで、かえって算数嫌いを悪化させてしまうことも少なくありません。
そのような意味で、私たちプロの「オンライン家庭教師」は最適な環境だと言えます。プロの客観的な視点で、お子様の「わかったつもり」になっているつまずきの根本原因をピンポイントで特定します。
ノートの中身を見せてもらったり式を言ってもらったりすることで、「この式はどうしてこうなったの?」「この問題の線分図を描いてみて」と対話形式で問いかけられます。
先生が描いた図を見せるのではなく、「お子様自身の力で図を描けるようになる」まで、じっくりと伴走するのです。
また、オンライン家庭教師は、ご自宅にいながら時間や場所の制約なく、塾の膨大な宿題の取捨選択やセカンドオピニオンとしての学習相談窓口としてもフル活用していただけます。
勉強の管理と「本当に理解しているかのチェック」をプロに任せることで、親御さんは「勉強を教える・怒る」という重圧から解放されます。
お子様は「図解」という最強の武器を手に入れ、自力で「わかった!」「できた!」という成功体験を積むことで、偏差値50の壁を確実に突破できるようになります。
家族みんなが笑顔になれる中学受験を目指して、ぜひ一度、客観的なチェックができるオンライン家庭教師の環境を取り入れてみることをおすすめします。