「できた」は小さいほどいい|スモールステップを褒めることの大切さ
こんにちは、家庭教師のけんたろうです。
今日は、私が授業でいちばん大切にしている「小さな『できた』を褒めること」についてお話しします。
「テストで80点取れたら褒める」だと、なかなか褒められない
「次のテストで80点取れたら、たくさん褒めよう」そう考えている保護者の方は多いと思います。もちろん、結果が出たときに褒めるのはとても大切です。
ただ、テストは多くても年に5回ほど。しかも、勉強が苦手な子ほど、点数という「結果」が出るまでに時間がかかります。
その間ずっと褒められないままだと、子どもは「がんばっても意味がない」と感じて、手が止まってしまいます。
スモールステップとは、「今日できること」まで小さくすること
そこで大切になるのが「スモールステップ」です。大きな目標を、今日・今週できるくらいの小さな一歩に分けて、その一歩ができたら褒める。これだけです。
たとえば、こんな感じです。
「数学の成績を上げる」→「ワークを1日1ページやる」
「1日1ページ」でも重いなら →「1日10分だけ机に向かう」
それも難しければ →「今日やる問題を1問だけ決める」
大人から見ると「そんなに小さくていいの?」と思うくらいで、ちょうどいいです。
最初の目的は、点数を上げることではなく、「自分で決めたことを、自分でできた」という経験を積むことだからです。
なぜ小さな「できた」が効くのか
勉強が続かない子の多くは、やる気がないわけではありません。「何をやればいいか分からない」「やっても、できた気がしない」という状態で、手が止まっていることがほとんどです。
小さな一歩なら、ほぼ確実にできます。できたら褒められる。褒められると、次もやってみようと思える。この「できた → 認められた → またやる」のくり返しが、勉強を続ける力の土台になります。
そして、一歩が当たり前になってきたら、少しずつ量を増やしていきます。10分が15分に、1ページが2ページに。気づいたときには、最初は考えられなかった量を、自分の力でこなせるようになっています。
褒めるときのコツ3つ
① 結果ではなく「やったこと」を褒める
「80点すごいね」よりも、「毎日10分続けたね」「途中式をていねいに書けてるね」のように、本人がやった行動を言葉にしてあげてください。行動は自分でコントロールできるので、次につながります。
② 具体的に褒める
「えらいね」だけだと、何がよかったのか伝わりにくいです。「昨日より1問多く解けたね」「間違えた問題をもう一回やり直したんだね」と、見えたことをそのまま伝えるだけで十分です。
③ できなかった日を責めない
予定どおりにいかない日は、誰にでもあります。そんなときは「なんでやらなかったの?」ではなく、「今週は量が多かったかもね。少し減らそうか」と、一歩の大きさを見直すチャンスにしてあげてください。
私の授業でやっていること
私の授業では、毎回の最後に「次の1週間に家でやること」を生徒さんと一緒に決めます。最初は1日10分からでOKです。
そして次の授業のはじめに、「どこまでできたか」を一緒に確かめます。できたところは一緒に数えて、できなかったところは量や進め方を調整します。
叱るのではなく、できたことを一緒に数える。その小さな積み重ねが、「勉強が続く子」をつくると考えています。
おわりに
「うちの子、全然勉強しなくて…」というお悩みは、とてもよく伺います。でも、まずは一歩をうんと小さくして、その一歩を見つけて褒めてあげてください。それだけで、お子さまの表情が少しずつ変わっていくはずです。
家での声かけや、勉強の進め方に迷ったときは、どうぞお気軽にご相談ください。
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