前のブログで書いた「解釈」について、もう少し詳しく説明するよ

0

2021/4/27

先日、勉強の仕方の手順について解説しました。

しかしながら、内容自体は「自分で考える」「解釈する」という、何とも漠然とした内容に終始していました。具体的な方法論まで詳しく書こうとすると対象が大幅に絞られてしまうため、このような言い方しか出来なくなります。人によって最適な方法は違いますので、詳細な説明は一人一人に対してのみ行います。これは私が完全個別でしか授業をしない理由でもあります。


さて、今回は「解釈」について、イメージしやすくなるように説明していきます。

いきなりですが、学習とは、複数の文献や講義から得た知識を元に論理を導く行為です。

出来るだけ多くの文献を読み、出来るだけ色々な人の話を聞き、頭の中でそれらの情報を繋げて共通項や法則性を見出し、そこから自分なりに「これはどうなるのか?」と新しい仮説を立てたり疑問を検証します。この繰り返しにより頭の中で論理が構築されます。この過程が学習です。

これを学校の勉強に当てはめてみると、すべきことが見えてくると思います。

  1. 教科書や資料集など(文献)を読む
  2. 講義を聞く
  3. 文献と講義の内容を繋げ、内容を考えながら共通項や法則性を見出す(これが解釈)
  4. 生じた疑問や仮説(=考察)を、問題を解いて検証する

この繰り返しで明らかにした法則が論理です。

その論理を用語や定理と一緒にきっちり暗記しましょう。理解と記憶は別でなので、使わなければ忘れてしまいます。

学校の勉強が苦手な人は3を避けようとします。何事もそうですが、自分で考えること無しに先へ進めません。意識して考えなければいけません。しかし、苦手なことを考えるのはどうしても時間がかかるし、何より苦痛ですよね。

こんな時に先生を活用します。授業(先生の講義)の役割は、例えるなら「料理番組を見る」ようなもので、それだけで料理が作れれるわけではありませんし、食べられるわけではありませんね。ただ、料理のレシピを自分で一から作る手間が省けます。レシピ作りという最も時間がかかる部分を先生にお任せしようというわけです。なので、苦手なことほど先生に聞くようにしましょう。

料理番組のおかずを作ろうと思ったらどうしますか?まず、材料とレシピをメモするはずです。ポイントや注意点もメモできれば完璧でしょう。時間が経つと忘れてしまいますから、出来るだけその場でメモを取る方がいいです。そして、自分がキッチンに立ち料理をする時の状況を想像すると実践しやすいですね。材料はどこにある?道具は何を使う?足りないものは?代用する?などなど。。

勉強も同じです。先生の話を聞きながら、あるいはその日のうちにノートなどにまとめて内容のイメージを作ります。先生と全く同じにはできるはずがないので、自分の家のキッチンの作りや道具、材料を考慮し「自分なりに」作ろうとするはずです。この先生の話を「自分が理解できる形に直す」ことこそが「解釈」です。

最後に検証です。料理を作り、上手に出来たかを確認します。料理の場合、おいしければ成功と言えるのでしょう。しかし、先生の味と同じかどうか検証のしようがありませんので、本当の意味でレシピ通りなのかどうかは分かりません。

ここが学校の勉強と大きく違うところです。なぜなら、勉強には問題という検証手段がすでにいくつも用意されています。検証手段として私がお勧めしているのは、基礎理論の集合である共通テスト(旧センター試験)の問題です。私の授業では、受験対策として共通テスト(センター試験)の過去問しか行いません。5年分くらいの解き方を理解できれば、殆どの大学に通用する学力が身に付きます。


どうでしょうか?「解釈」という漠然とした表現について、イメージできましたでしょうか?

ちなみに、理解とは「他人に伝わるように説明できるイメージ」のことです。


最後に、少々余談になりますが「暗記」についてお話ししましょう。

いきなりですが、定期テスト400点を取る方法をお教えします。「教科書、ワーク、ノートを丸暗記」してください。内容が理解できていなくても一字一句暗記できれば大丈夫ですし、実際私は暗記だけで450点程度は取れていました。届かない人は勉強時間が足りていないか、暗記方法を間違えているかのどちらかです(ADHD等、致し方ない事情を持つ方は除きます)。

「これを勉強と言えるのか?」と思いますか?半分正解ですが、半分間違いです。知識はあくまで前提です。つまり、暗記は受験勉強の第一歩であり、暗記してからが実際のスタートなので、暗記を疎かにしないでください。

0

この先生の他のブログ