オンライン家庭教師マナリンク
国語

数学専門講師ですが、読解力コースを作りました

2021/5/21

数学専門講師である私が、読解力習得に特化したコースを開設いたしました。

成績だけで言うなら偏差値70を越えている国語が圧倒的に良いのですが、誰かに説明するとなると数学が最も説明しやすいという理由で数学講師をしています。

それで大丈夫なのか?と思われるかも知れませんが、教科書を1度読んで入試問題解けるレベルの読解力を持っているので大丈夫です。さらに、生徒の話を瞬時に理解して指導内容を都度変更できます。ADHDやLDの生徒さんが私の授業はやめたくないと言っていただける理由はここにあります。自慢にしかならないので恐縮ですが、学生時代にカリキュラムになかった複素数平面を一度教科書を読んだだけで完全に理解し、しかも東北大学(理系)の入試問題を解き、その場で正しい理屈も構築できました。

が、これ特別でも何でもなく、「教科書を正しく理解できていれば当たり前のようにできる」ことなんです。

※大丈夫でないと判断している科目は授業を受け付けていないのでご安心ください。


私の場合、元々あったわけでなく後に身についたのですが、この経験から読解力を身につける必要性についてご説明いたします。

⒈読解力は国語のみならず、あらゆる科目を伸ばす

いきなりですが読解力が向上すると数学の成績も向上するという研究報告があります。この研究によると、読解と数学で使用する脳領域が同じとのことです。

私も文章が分かるようになってから、他の科目が上昇しました。

特に大きく変わったのは物理、数学、英語です。

具体的に偏差値がどう変わったか、一部の科目を記載します。ちなみに、afterの偏差値はセンター試験の結果です。

数学:60→68

物理:50→65

英語:45→65 という感じです。

英語に至っては、1ヶ月でこれだけ変化しています。誤解のないように言っておくと、これは「1ヶ月の勉強でこれだけ上がる!」と言いたいのではありません。むしろずっと勉強を続けてきた結果の大逆転と言った方がいいでしょう。

分析してみると、読解力がついたことで教科書の本質が理解できるようになったことが大きな要因です。

読解力がついたことで、先生の話を論理的に理解できるようになったのですね。

全ての科目において、限界を越えた感覚を覚えました。

⒉高校生になると読解力不足の問題が表面化する

中学生までは暗記でなんとか立ち回れたのですが、高校ではそうは行きません。読解力を身につけていないと、問題だけでなく解説も理解できないために次の段階に進めなくなります。

⒊読解力は社会人になっても役に立つ。

読解力は「文章」だけに効果を発揮するものではありません。他人の話を聞いて要点を捉えることにも役立ちます。

さらに言うと、社会人になってからの方が文章をしっかり(しかも素早く)読まなければならない機会は多いです。読解力がない人は大人になってから成長できません。「学び」に読解力は不可欠です。大抵の情報は言語により表されていることを考えれば当たり前でしょう。


読解力の必要性について、理解いただけたでしょうか?言語を情報伝達手段として用いている限り、読解力が不要となることはないでしょう。さらに、読解力は学習効率アップに貢献します。一度本を読めば理解できるようになりますからね。


読解力の必要性についてご理解いただいたと思いますが、次はどのように身につけるべきか、方法についてご説明いたします。

皆さんは、国語は読解力を身につけるのに最適な方法だと感じていますでしょうか。

その答えについて述べる前に、読解力とは何か確認しておきましょう。読解力は文章をイメージに翻訳することに他なりません。脳は言葉を言葉として出なく、言葉を「理解できるイメージ」に直すことで理解します。つまり「理解できる=イメージできる」なのです。

しかし、ここで問題が生じます。「イメージ」は人によって異なるものです。説明しようにも、形も方法も人それぞれなので教え方も人によって変える必要があります。全員に同じような説明をすることが果たして現実的なのでしょうか。

それだけでなく、学習はイメージが作れるようになって初めてその意味が理解できるようになります。「説明の理解に必要なものを説明する」というのは、何とも矛盾していますし、実際私の指導経験からすると、これで理解できる人はごく僅か「先生と考えが違い人たち」です。


以上から、大多数の方に必要なのは説明ではないのです。それでは何なのでしょうか?


現在でも依頼があれば国語の指導をさせていただいておりますが、内容は要約を作る訓練を行なっております。元はADHDの生徒さん向けに読解力を身につける方法として始めたものです。この方法を他の生徒さんにも適用したところ、国語の読み方が変わったと好評をいただきました。

ゴールまでに辿る道のりが全て異なるのであれば、「誰にでも分かる」説明ではなく、その生徒本人だけ分かる方法を提供すれば良いのです。これは一対一だからこそできるものです。

しかしながら、経験上数回の指導では到底身につきません。長期的な訓練が必要です。

以上から、読解力を身につける最適な方法の私なりの答えとして、読解力コースを作成いたしました。


読解力が身に付くと、同じ文章でもこれまで見えてこなかったことが見えるようになります。無意味だった言葉の羅列が意味を持つようになると、決して言い過ぎではなく世界が変わる感覚を覚えるはずです。

活字が苦手な方、読解力をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。

このブログを書いた先生

国語のオンライン家庭教師一覧

国語のブログ

付箋を有効利用!

こんにちは、講師のニシオカです。新学期が始まり、2~3週間。いろんな教科がじわじわと進行していく中、「理解の管理」はいかがでしょうか。テスト前に「きゃーーーーーーー」とか「もうだめだ」とならないためには、週1でもいいので、「今どれくらい理解できているか/いないか」の確認が有効ですよ。特に、国語の場合、復習がなかなか苦手なお子も多いのですが、テスト前に意味もわからず暗記しても、結局記述問題には対応できないため、負のループに陥りがちですよね。おすすめなのが、付箋(ふせん)を授業中に有効利用することです。やたらと時間をかけて説明された所、細かく因果関係まで確認した所などは、定期試験にも出題されやすい...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/4/28

主語と述語をちゃんとしてみる

どのレベルの生徒であれ、現代文の授業で私が欠かさず行っているのが「要約文の添削」です。同じ文章を扱っていても、紡ぎ出される言葉は一人ひとりまったく違う。その個性を比較して読むのが、私のひそかな楽しみでもあります。添削を重ねるうち、ふと自分の朱書きを眺めて気づきました。 「結局、私はずっと同じことを言い続けているな」と。「主語と述語が噛み合っていない」 「主語が途中で変わっている」 「主述のねじれが起きている」バリエーションは違えど、指摘の根底にあるのはすべて「主述の関係」。 国語の先生として一番気になるのは、やはりこの“基本のキ”らしいのです。中学国語の...続きを見る
柴山の写真
柴山オンライン家庭教師
2026/4/27

読めない子を、読める子にする。——私が国語を教える理由

——「主語と述語を正しく選んで」と何度言っても、その子は選べなかった。 幼い頃、母が毎晩絵本を読んでくれた。長女だったせいか、丁寧に、毎晩。気づけば小学校入学前に低学年向けの本が読めるようになっていた。図書館に連れて行ってもらい、顔見知りの司書さんができた。本を読むことは、私にとって呼吸のようなものだった。 小学1年生の国語の授業で、先生が「文節を指で囲いながら読みましょう」と言った。みんながそうしているのを見て、なぜかまどろっこしくて、私はそのまま普通に読んだ。昼休みも外遊びの声を背に図書室にこもり、高学年では書写の宿題を先へ先へと勝手に進めた。中学生になると思春期の波に飲まれ、かわりに図書...続きを見る
木村の写真
木村オンライン家庭教師
2026/4/27

読めている“つもり”から抜け出す 国語・読解力の正体 第10回 「記述問題で“時間が足りない”を解決する方法」

「内容は分かるのに、書いていたら時間がなくなる」これは記述問題で最も多い悩みの一つです。結論から言うと、👉 時間が足りない原因は“書くこと”ではなく“考え方”にあります今回は、短時間で正確に書くための具体的な手順を整理します。① 「いきなり書く」はNG時間が足りなくなる人の多くが、思いついたことをそのまま書く書きながら考えるという状態になっています。このやり方だと、👉 書いては消して、また書く👉 内容がブレる結果として時間を浪費します。✅ 正しい順番👉 考える → 組み立てる → 書くこの順番に変えるだけで、スピードと正確さは一気に上がります。② 解答は「3ステップ」で作る記述は感覚ではなく、...続きを見る
そらの写真
そらオンライン家庭教師
2026/4/27

本文を早く読むには「急がば回れ」

「本文を読むのが遅くて模試で時間が足りません!どうしたら速く読めますか?」生徒からのよくある質問の一つです。ただスピードを上げたいだけなら速読法を身に付けたらよいでしょう。しかし生徒たちは、「書かれていることを理解しながら早く読みたい!!」と思っているはず。そういうときは視点をちょっと変えて「急がば回れ」戦法です。速く読むためにまず時間を測ってみる一冊の問題集を用意して数日間、時間を測って「読解」を行います。そうすると、自分が読みながら理解するにはどれくらいの時間が必要か算出できます。一冊の問題集と指定したのは難易度も文字量もだいたい同じだから。読解に必要な時間から解くのに費やせる時間を計算し...続きを見る
柴山の写真
柴山オンライン家庭教師
2026/4/25

祝辞から見えた身体性ーー劇作家・野田秀樹さんの東大入学式祝辞

AIにないもの少し前に話題になった今年の東京大学の入学式祝辞。野田秀樹さんの個性と知性が字面だけでも伝わってくる。すごい物書きの個性とはこういうものなのかと思わされました。内容の素晴らしさはいろいろありますが、私が気になったのは「AIには人間の体がない」というくだり。つまり「身体性」について言及されていたことです。AIとの境界線どの分野でも注目されているAIですが私が小論文のコースを設けている芸術界やマスコミ界でも人間との違いはよく議論されています。特に芸術の世界ではAIアートにまつわる議論が白熱しています。AIが描いた作品は芸術と言えるのか……。芸術系志望の生徒ともつい先日その話をしたところ...続きを見る
柴山の写真
柴山オンライン家庭教師
2026/4/22

この先生の他のブログ

小関の写真

読解力を身につけるために覚えておくべきことを説明するよ

2021/4/29
Twitterで流した内容なのですが、こちらに再投稿します。国語は専門ではないのですが、実は偏差値40代から半年足らずで70越えを果たした実績があります。その異常な速度での成績向上の前後でどのように考え方が変わったかをまとめ、国語はどのように考えることが大切かご説明します。それほど難しくもなく、少々...
続きを読む
小関の写真

前のブログで書いた「解釈」について、もう少し詳しく説明するよ

2021/4/27
先日、勉強の仕方の手順について解説しました。しかしながら、内容自体は「自分で考える」「解釈する」という、何とも漠然とした内容に終始していました。具体的な方法論まで詳しく書こうとすると対象が大幅に絞られてしまうため、このような言い方しか出来なくなります。人によって最適な方法は違いますので、詳細な説明は...
続きを読む
小関の写真

勉強の仕方を解説するよ

2021/4/23
みなさん、自主学習はどのように行っているでしょうか?学校で「問題集を何度も解きましょう!」「ノートを見直ししましょう!」などと言われ、とりあえず問題集を解いて教科書やノートを見る人は多いと思います。しかしながら、ただ読んでただ解くだけでは応用問題が解けず壁にぶつかる人が多いのではないでしょうか。難関...
続きを読む