これができると国語がわかる その15 予測
2025/7/3
【予測】
予測ができると、正答率が上がります。
問題を読むのも、解くのも速くなります。
いいことづくめ!
たとえば数学。
問題を読んだときに解法が予測できたら
その問題はほぼ解けますよね。
逆に解法が思い浮かばない問題は
永遠に解けません。
国語も同じです。
タイトル、設問、序論と結論などを見て
「今回はこんな話かな?」と予測できたら
情報処理の負荷が軽減されるので
かなり楽になります。
「予測」の難しい点は
「思い込み」になってはいけないこと。
読みながら予測と違っていたら
アップデートしなければなりません。
軌道修正が前提です。
人生経験の少ない学生には、これが難しい。
大人のように「ま、そういうこともあるか」という
許容というか寛容というか、
修正を受け入れる姿勢も必要です。
言葉にするのが難しい予測のテクニック。
でも小学生でも中学生でもできます。
できるようになっていくから、おもしろい。
この仕事をやめられない理由の一つです。
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