さぁ、いよいよ受験生だ!で、何から始めようか?

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2020/2/4

全国のもうすぐ受験生のみなさん、初めまして!

あしまるというものです。


 さて、今回は「さぁ、いよいよ受験生だ!で、何から始めようか?」ということで、この先1年間のスケジュールの立て方や、塾の選び方までをレクチャーしてまいります。多くの受験生が引っかかる罠がたくさんありますので、是非ご一読ください。また、この文章を「保護者の方」にも読んでもらって、一緒に受験対策を進めていきましょう!


 ただし、ここに書いてある内容の多くは「高校2年生・中学2年生」を想定した内容(高校多め)となっております。中学受験を控えた方々には当てはまらないこともあるかと思いますので、ご注意ください。また、ここでの話はあくまで一例です。何となくの方針をつかみつつ、自分に合った学習方法を探していきましょう!


~お品書き~

1.志望校はできるだけ早めに決めよう!

2.必要な教科は全部対策!?無茶しないで一歩ずつ!

3.意外と大変、塾選び!?集団塾と個別塾の違い

4.No schoolを使ってみよう!


1.志望校はできるだけ早めに決めよう!

 そろそろ私立大学・高校の多くは受験期を終え、国立大学受験も今月末、国公立高校受験も3月にはほとんど終わっていることでしょう。そう、今この記事を開いている、2年生の方々は、来年の今ごろ受験を迎えているわけです!特に高校2年生の皆さんは、センター試験に代わる新しい「共通テスト」が実施されます。新しいことだらけで、不安もたっぷりですが、まずは「志望校を選ぶ=受験に必要な教科を選別する」ことが重要です!

 この「志望校選び」が遅いと、「数学別に使わないのに、めっちゃ勉強しちゃったよ・・・」という悲劇が起こりえます。自分が目指す、一番上の大学・高校の必要科目をよく見て、自分の学習計画を立てていきましょう。


2.必要な教科は全部対策!?無茶しないで一歩ずつ!

 さて、志望校も何となく決まってきて、さあ必要教科はこれとこれとこれと・・・あとこれも!さあ全部やったるかー!となったみなさん。でもちょっとまってください、それほんとに「今」全部やる必要ありますか?


 人間は、短期間で多くの情報を処理するのはあまり得意ではありません。実際仕事の場でも「今日はAをします!明日はBを!明後日はCを!・・・」という風に次から次に新しい仕事を覚えさせられると大変です!「え~!まだ慣れてないのにまた新しいこと!?覚えられない・・・」となった上に、Aの仕事が必要になった時にはすっかり忘れていて「前に教えたでしょ!?こんなこともできないの!?」と怒られること間違いなしです(ぱわはら)。


 そこで、まずは1か月、1教科(多くても2教科)に絞って対策をしてみましょう!具体的には、①学校(集団塾)で与えられている課題等をまずこなす(1~2時間を目安に)、②自主的に学習する部分については教科を一科目に絞って、とにかくその学習を進める(2時間以上目標に)という形になります。この時、重要なのは「対策に時間がかかる教科で、自分の苦手なものから始める」ことです!


 対策に時間がかかる教科、とは一般的に「暗記より理解のほうが重要な教科」と言われている科目群です。個人的に優先度ランクをつけるならば

Sランク:数学(幾何・図形は特に)、英語(長文読解+英単語)、現代文、物理・化学

Aランク:古文、地理、生物・地学、英文法(私立大受験の高校生なら早めがいいかも)

Bランク:公民、日本史、世界史

です。

 もちろん、Bランクから始めてはいけないなんてことはありませんが、Sランク教科が苦手なのに放置して、あとでとんでもないことになる人が多いので、早め早めが肝心です。また、受験勉強の最初は「勉強する習慣をつける」ことも重要ですから、毎回同じ教科に絞ってやることをはっきりさせて学習してみましょうね!


3.意外と大変、塾選び!?集団塾と個別塾の違い

 いよいよ、最初の戦略も決まり、あとは塾に通って志望校合格に向けて頑張るだけ…って塾多すぎない!?となったあなた。自分に合った塾選びっていうのもまあなかなか大変です。この時期から色々探し始めて、自分に合ったところを探すのが一番ですが、まずは「集団塾」にするのか「個別塾(家庭教師含む)」にするのか、はたまた「併用」するのかを考えておきましょう。


 「集団塾」の最大の特徴は「一緒に勉強するライバル・仲間がいる」というところです。そんなの学校も同じじゃん!と思うかもしれませんが、意外とこれが「合う・合わない」の大きな分かれ目になっているのです。学校とまず大きく違う点は「違う高校の受験生たちが、自分と同じレベルあるいはまったく同じ志望校を目指して集まっている」という点です。学校のクラスであれば、気心知れた友人たちと和気あいあいと頑張る…ということもできますが、集団塾ではそうもいきません。はじめましてレベルの人たちと一緒に志望校に向けて全力で学習し、自分や周りの模試の結果に一喜一憂する(あんましちゃだめよ)...。「ライバルがいたほうが燃えるぜ!」とか「一人だと怠けそう。。。」といった人たちにはおすすめです!是非、切磋琢磨して志望校合格をつかみ取れる「集団塾」を探しましょう。しかし、実際には「空気が耐えられない」とか「周りと比べるのがつらい」といった理由で辞める生徒も多いようです。体験授業があるならば、是非参加して、その塾の「空気感」が自分に合うかどうかよく判断しましょうね。


 一方で、「個別塾」の最大の特徴は「少なくともその時間、自分のために勉強を見てくれる人が一人ついてくれる」ところにあります。あなたのために指導をして、あなたの弱点を見つけ一緒に考える先生が一人ついてくれるのはとても心強いと思います。また、「集団塾」が合わない人や、「集団塾」についていくのがしんどい人の併用先としてもおすすめです。


 ただし、「個別塾」はその分デメリットも抱えています。一つは講師の選択が難しい点です。例えば、塾によっては「担任制」ではなく、その日出勤してきている講師になる場合があります。毎回違う先生が来るのは、人見知りな人にとってはかなりつらいですし、そもそも講師側もあなたの弱点や学習の進捗をよくわかっていない可能性が高いです。また、仮に「担任制」だったとしても、担任になった講師と自分の相性が良くない場合が存在します。個別塾で指導していた経験から申し上げますと、自分に合う先生に会えるかどうかは運による部分が少なからずあります。そもそもやる気がない先生が来るのは論外としても、「すごくよく頑張ってくれる先生なんだけど説明がわからない...」なんてことは起こりえます。もちろんそれは、先生の説明が下手なわけでも、あなたの理解力が足りないわけでもありません。単に「相性が良くない、求めているものと違う」ことが起きているだけに過ぎません。


 また、人一人をその時間完全に拘束するわけですから、費用も高くなりがちです。毎日授業したい!と言っても保護者の方から「NO!!」と言われる可能性もあります。


4.No schoolを使ってみよう!

 ここまで読んでくださったみなさんは「じゃあ、自分に合った先生自分で選べる、費用もできるだけ安い塾はないのか!?」と思ったことでしょう。そう、ここにあるんです!No schoolに!


 No schoolには、「無料で」質問をすることができ、その質問にプロの講師が「無償で」答えるコーナーがあります。プロ講師の授業を直接見ることはできませんが、その講師が「何を考え、何を発信し、どういうコンセプトの授業をしようとしているのか」はわかるはずです。生徒目線では「この説明シンプルでわかりやすい!」ということもあれば、「丁寧な説明でわかりやすい!」ということもあって、自分の気に入った先生を探すいい機会になります。


 気に入った先生を見つけたら、問い合わせをしてみましょう。先生によっては、無料体験指導をしていますから、じっくり話をしてやりたいことができるか、志望校に向けて頑張ることができるかを考えましょう。


 また、No schoolは個人契約の先生が集まっているため、「指導料のマージン(手数料みたいなの)を取られない」=普通の個別指導塾・家庭教師よりも格安で授業を受けられます。回数を多くしても、無理なく継続することができるでしょう。もちろん、集団塾との併用もしやすいです。


 新しい事ことがいっぱいの受験生期間ですが、やるべきことを一つ一つ確認しながら進めていきましょう!みなさんの1年が充実したものとなりますように、あしまるも応援しております!

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