【完全版】ホームスクーリングって?日本での実情を徹底解説!

【完全版】ホームスクーリングって?日本での実情を徹底解説!

誰もが学校に行くのが当たり前だったのは過去のこと。

学校に行くかをお子さんと親御さんで選択して、家での学習を進めるという選択肢を取るご家庭がごく一般的になる。
そんなことが起きるのは実はそう遠くない未来かもしれません。

今回の記事では、最近何かと話題の『ホームスクーリング』について詳しくお話していこうと思います!



ホームスクーリングについてもう少し詳しく知りたい

  • 具体的にいくらくらい掛かるの?
  • 統計的にみたホームスクーリングを選んだご家庭の推移は?
  • いざするとしたらどの様な手順・手続きが必要なの?
  • ホームスクーリングを選択した場合の出席はどうなるの?
  • 実際にホームスクーリングをしているご家庭の声が知りたい!

このようにお考えの方は多いのではないでしょうか?
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ホームスクーリングとは?


キッチン

みなさんはホームスクーリングをご存知ですか?
言葉だけは聞いたことがあるという方が多いかと思います。
そんな方に向けて今回はホームスクーリングについて詳しく深堀りしていきたいと思います。
ホームスクーリングはオルタナティブ教育のひとつであり、アメリカで発祥の教育法です。
アメリカではホームスクーリングが合法化されていて、国の方針として推進されており2000万人もの子供がホームスクーリングを選択しています。
もしかしたら、ホームスクーリングは不登校や引きこもり気味の子供に向けた教育法だという認識の方も多いかとは思いますが、実際はそのようなことは無く、親御さんの方針など色々な要素があるかと思いますが、ポジティブな要因でホームスクーリングを選ぶご家庭が海外では多いです。
日本では法整備などもまだ整っておらず、なかなかホームスクーリングが浸透していないのが実情です。
そんな近年何かと話題なホームスクーリングについて早速一緒に見ていきましょう。

ホームスクーリングのメリット


まずはホームスクーリングのメリットについて見ていくことにしましょう。

個人のペースで学習できる


一番の大きなメリットはやはり学校の進度に合わせる必要がなく、個人のペースで学習をすすめることが出来る点でしょう。
個人のペースに合わせることが出来るということは、学校の進度についていくのが難しいという場合はもちろんですが、逆に学校の進度よりも早いペースで学習をすすめることももちろん可能なわけです。
勉強が苦手なお子さんはじっくりと向き合うことが出来、その先の進学などを見据えているお子さんはどんどんと学力を伸ばすことが出来ます。


お子さんが主体的になる


お子さんが主体的になるという点についても大きなメリットということができるでしょう。
現在の日本の学校教育は文部科学省の発行する学習指導要領に基づいて教育が行われています。
この学習指導要領に基づいた学校教育は、日本のどこでも一定水準の教育をお子さんに教授するという目的で作られたものです。(かなーーり平たく言えばですが…)
この学習指導要領に則った全国均一の授業がすべてのお子さんにとって自発的に学んでいると言うよりも、義務的に勉強している感が強くなってしまう傾向があります。
一方、ホームスクーリングではお子さんが自発的に学ぶ環境を作り出すことができるため、お子さんが主体となって学習を進めることができます。
学習の観点だけに留まらず、小・中という多感な時期に自主性を身につける事は大きなメリットと言えるでしょ

時間を有効活用できる


ホームスクーリングでは時間を有効活用することが出来ます。
田舎の学校の場合や、高校目での通学に時間がかかる場合などは特にこの点は大きなメリットになってきます。
通学の時間や、朝の支度の時間などがかからないため、生産性のない時間を使う必要がないため無駄なく効率的に勉強に励むことが出来ます。

費用を抑えられる傾向がある


普通に学校に通った場合と比べてホームスクーリングのほうが、掛かる費用が抑えられる傾向にあります。
もちろん、教育にかけるお金はご家庭によってピンきりですが、小・中・高と12年間全て国公立の学校に進学した場合でも約476万円もの費用がかかります。
私立などに進学した場合にはさらに急激に学費は跳ね上がります。
一方、ホームスクーリングでは基本的には教材費が主な支出になります。
もちろん塾や家庭教師、通信教育などを利用する場合には別途費用が必要になりますが、それでも一般的な通学よりは費用を抑えられる傾向があります。
(参照:文部科学省 平成30年度子供の学力調査)

ホームスクーリングのデメリット


ここまでメリットを見てきましたが、その反面もちろんデメリットも存在します。
次の項ではホームスクーリングのデメリットについてみていきましょう。

法的・社会的な支援がない


まずあげられるのは、まだ日本ではホームスクーリングを広く受け入れるだけの法整備がされていないと言う点です。
そのような環境のため、周りからの理解も得づらいというのが実情です。
そもそも日本では義務教育が採用されており、国民の三大義務にも教育の義務(教育を受けさせる義務)があるため、フリースクールがなにか法的に抵触しているわけではありませんが、法的に完全に良いとも言えないのが今の日本です。
ですが、学校教育法では就学義務が定められていて…と法律の話を詳しくしだすと今回の記事の目的とは離れてしまうのでここらへんにしておきます。
要するに、現在の日本ではまだホームスクーリングを受け入れる体制が整っておらず、それに伴って社会的な理解も得づらいという現実が有り、そこは大きなデメリットということができる、ということです。

友好関係を広げにくい


学校に通うことの学習に並ぶ大きな目的として、いろいろな人に出会い友好関係を広げるということを上げることが出来ると思います。
ホームスクーリングでは当然、通学の場合と比べて人に出会う機会が減ってしまい、友好関係が広がりにくくなってしまいます。
ホームスクーリングでも、主に自宅学習だけれど週に一回など定期的に学校に通うなどのスタイルを採っている場合もありますが、やはりそれでも一般的なお子さんと比べるとこの様な傾向が見て取れるかと思います。
部活などの課外活動への参加も難しくなるのでそういった点もデメリットと言えます。

最低限の学習を終了できない可能性がある


先程も少しお話に上がりましたが、現在の日本では文部科学省の作成している学習指導要領に則った授業を全国全ての学校で行っています。
学習指導要領はいわば国が定めた最低限ここまでは学習をしようというラインなわけです。
学校に通っていればこの最低限の教育は修了することができますが、ホームスクーリングの場合このラインにまで達さないというリスクもあります。
学校でのトラブルが原因で不登校になってしまい、修了が困難になるというケースもあるためホームスクーリングに限った話ではないかもしれませんが、頭に入れておく必要があります。

価値観や思想が偏ってしまう場合も…


人と触れる機会が減り、少人数での学習を進めていると、いろいろな意見や視点にふれる機会が減ってしまいその結果、お子さんの価値観や思想が偏ったものになってしまう可能性があります。
幼少期に形成された価値観などはなかなか、年を重ねたあとに変えようとしてもなかなか難しいです。
こういった事態に陥らないように、お子さんにいろいろな出会いの場を作ることをホームスクーリングを実施する場合には心がけましょう。

ホームスクーリングのそもそも


そもそもホームスクーリングはオルタナティブ教育のひとつであるということを冒頭でご紹介しましたが、オルタナティブというのはそもそも「代わりの」や「代替となる」と言った意味を持ち、つまり従来の学校教育に反対してなにか変わりとなるものはないかという経緯で生まれた教育法です。
すべてのお子さんに均一な教育を行き届かせるという理念は至極真っ当なもののように思える反面、お子さんはまったくもって均一ではないのに教育の形がすべて統一されているのはおかしいという意見がでるのも自然な流れかと思います。
アメリカを中心にこの様な考えは広まり、ここ最近になって日本にもこのような思想が流入してきました。
また、ここ数年でコロナの影響やオンラインでの学習の普及などで徐々にホームスクーリングを始めとした多様な学びが受け入れられつつあります。
アメリカではホームスクーリングは合法で、指定したテストを決められた学年で受けることや、学習時間等の記録を定期的に提出することを求める州が多くあります。
2020年に新型コロナウイルスの影響で学校が閉鎖されるまでは、3.3%の子どもたちがホームスクーリングを選択していたといわれています。
しかし、コロナの蔓延によって多くの子どもたちが自宅学習を経験し、そのメリットの大きさを感じています。
今後、コロナの猛威が終息し学校が再開されても、教育の姿は以前とは異なるものになっていくかもしれません。

日本でのホームスクーリングは可能?


では実際問題、今の日本でホームスクーリングをすることは可能なのでしょうか?
まず、大前提として日本にはホームスクーリングに関する制度も法律もありません。
つまり、ホームスクーリングは禁止も推奨もされていないわけです。
ここで重要になってくるのが、ホームスクーリングを始める場合、教育委員会や学校とうまく付き合っていくことです。
支援体制が整っていないからこそ、これらの団体に理解してもらうことは非常に重要ですので真摯にお子さん本人、ご家庭の意向や考えを伝えましょう。
日本の義務教育は、「親が子どもに教育を受けさせる」ことを義務としているため、保護者が自分の信念のために子どもを学校へ行かせずホームスクーリングで学ばせることは違法です。
しかし、「子どもが自分の意志で学校に行かない」ために、学校以外の教育環境を必要としている場合には認められています。
家庭での学習環境が整っていることや、その学習への意気込みや成果を示せれば、学校もホームスクーリングを見守ってくれるでしょう。
実際に、日本でもホームスクーリングをしているご家庭はたしかにあり、ネット上ではホームスクーリングをしているご家庭のブログ記事なども見ることが出来ます。
ですが、なんどもこの記事内でも述べていますが、まだ日本ではホームスクーリングを受けいれる体制が整っているとは言えません。
ですので、現在の日本でホームスクーリングをすることは可能で、実際にしているご家庭もあるもののそれなりの覚悟や準備が必要と言うことが出来ます。
また、中学までは入学してしまえば誰でも卒業することが出来ます。
極論、入学後一日も出席していなくても卒業はできます。
ですが高校進学の際にはどうしても内申点が関わってくるため、進学はなかなか厳しくなってしまうというのも現実です。
ですが、高卒認定を受け、無事合格することができれば高校に通っていなくても大学受験は可能です。
これはホームスクーリングの場合にも当てはまります。
なので、今の日本でもホームスクーリングを選択したからといって進学の道が閉ざされてしまうというわけではないので、その点はご安心ください。



ホームスクーリングについてもう少し詳しく知りたい

  • 具体的にいくらくらい掛かるの?
  • 統計的にみたホームスクーリングを選んだご家庭の推移は?
  • いざするとしたらどの様な手順・手続きが必要なの?
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  • 実際にホームスクーリングをしているご家庭の声が知りたい!

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まとめ


いかがでしたでしょうか?
今回は最近何かと話題で耳にすることの多いホームスクーリングについて詳しく解説してきました。
ホームスクーリングが着実に世界規模で広がっている一方で日本ではまだまだ難しい面があるというのが実情であるということもご理解いただけたかと思います。
ですが、ホームスクーリングを選ぶことが当たり前になる日はもしかしたらそう遠くない未来なのかなとも筆者自身この記事を書いていて思いました。
今回ご紹介したメリット・デメリットを参考に、お子さんの現状や特徴なども考慮して検討してみるのも良いかもしれません。