英検に合格したい。でも、理由は英語の勉強だけじゃない?保護者の相談から見えた意外な実態

英検に合格したい。でも、理由は英語の勉強だけじゃない?保護者の相談から見えた意外な実態

「英検に合格したいので、先生を探しています」
オンライン家庭教師マナリンクには、こうしたお問い合わせが数多く寄せられます。
英検対策と聞くと、単語を覚えたり、長文読解やリスニングを練習したりする姿を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、そうした相談もあります。ただ、実際の問い合わせを読み進めていくと、少し意外なことに気づきます。

同じ「英検に合格したい」でも、保護者が本当に解決したいことは、かなり違うのです。
今回は、マナリンクに寄せられた英検に関する相談を振り返り、そこから見えてきた特徴的な傾向をご紹介します。

「英検に合格したいので、先生を探しています」
オンライン家庭教師マナリンクには、こうしたお問い合わせが数多く寄せられます。
英検対策と聞くと、単語を覚えたり、長文読解やリスニングを練習したりする姿を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、そうした相談もあります。ただ、実際の問い合わせを読み進めていくと、少し意外なことに気づきます。

同じ「英検に合格したい」でも、保護者が本当に解決したいことは、かなり違うのです。
今回は、マナリンクに寄せられた英検に関する相談を振り返り、そこから見えてきた特徴的な傾向をご紹介します。

1. 英検の相談なのに、話題は「受験」になる


英検に関するお問い合わせを見ていて、まず印象的だったのが、受験との関係です。
例えば、大学受験に向けて英検の取得を目指すご家庭。
志望校の入試で英語資格を活用したいというご家庭。
あるいは、中学受験や高校受験を見据えて、特定の級を取得しておきたいという相談もあります。
つまり、英検に合格すること自体が最終目的ではないケースがあるのです。

英検はゴールではなく、別のゴールに向かうための手段になっている。

ここが面白いところです。

同じ英検2級を目指す場合でも、英語力を高めたいお子さまと、大学入試で活用したいお子さまでは、学習の優先順位が変わることがあります。
特に大学受験では、志望校の制度によって、求められる級やスコア、利用条件が異なります。
そのため、単に「次の級に合格する」という話ではなく、「いつまでに、どの程度の結果が必要なのか」という学習戦略の相談になることもあります。

英検対策の先生を探しているようで、実際には受験全体の進め方を相談している。
そんなケースも見られました。

2. 英検に合格しているのに、英語が苦手?


次に興味深かったのが、すでに英検の資格を持っているお子さまについての相談です。例えば、英検には合格しているものの、学校の英語の成績が思うように伸びない。
あるいは、英語でのコミュニケーションには慣れているのに、日本の入試で問われる英文法や読解問題には苦戦している。
こうした相談も見られます。一見すると不思議です。
ですが、考えてみれば、英語力は一つの能力だけで測れるものではありません。

英語を聞いて理解する力。
自分の考えを英語で話す力。
英文法の知識。
制限時間内に長文を読み解く力。
それぞれ重なる部分はありますが、まったく同じではありません。

英検に合格していることと、あらゆる英語の問題が得意であることは別の話なのです。
逆に言えば、学校の英語が苦手だからといって、英語に関するすべての能力が低いとも限りません。
資格やテストの結果だけでなく、具体的にどの力が身についていて、どこに課題があるのかを見ることが大切なのだと感じます。

3. 一度合格したら終わり、ではない


英検の相談では、すでに一つの級に合格し、次の級を目指しているご家庭も見られます。
準2級に合格したので、次は2級へ。
2級に合格したので、次は準1級へ。
こうしたステップアップ自体は、ごく自然なことです。
ただ、問い合わせの中には、前の級までは順調だったものの、次の級で何度も不合格になり、悩んでいるという相談もあります。
これまでと同じ勉強方法を続けているのに、なかなか合格できない。

そうなると、お子さま自身の自信やモチベーションにも影響することがあります。

ここで考えたいのは、「前の級に合格できた勉強方法」が、次の級でも通用するとは限らないということです。
例えば、これまでは単語や文法の知識を増やすことで点数が伸びていたとしても、上の級では長文を読み取る力や、自分の考えを英語で表現する力が、より重要になる場合があります。
もちろん、必要な対策は級やお子さまの得意・不得意によって異なります。

ただ、同じ方法で頑張り続けても成果が出ないときは、努力の量だけでなく、勉強の方法を見直す必要があるのかもしれません。


4. 英検対策は「英語全体を教えてほしい」とは限らない


もう一つ特徴的なのが、特定の技能に絞った相談です。
英検では、読む・聞く・書く・話すといった複数の技能が問われます。
そのため、問い合わせの中にも、ライティングを強化したい、面接対策をしたい、リスニングが苦手、といった具体的な相談が見られます。
ここで面白いのは、英語全体が苦手なのではなく、ある一部分だけが合格の壁になっている場合があることです。

例えば、長文は読めるのに、英作文になると自分の意見をうまく書けない。
一次試験は突破できても、面接では緊張してしまう。
英語の知識はあるのに、制限時間内に問題を解き終えられない。
このような場合、最初から英語全体をやり直すことが必ずしも最適とは限りません。

今、どの技能が足を引っ張っているのか。その部分に絞って取り組むことで、学習の進め方が変わる可能性があります。
家庭教師を探す理由も、「英語を教えてほしい」という漠然としたものから、「この部分を何とかしたい」という具体的なものになっているようです。


5. 英検対策なのに、相談したいのは勉強方法そのもの


英検に関する問い合わせの中には、何をどのように勉強すればよいのか分からない、という相談もあります。
例えば、受験に向けて英検を取得したいけれど、学校の勉強や部活動もある。
次の試験まで時間が限られている。
単語を覚えることが苦手で、なかなか学習が進まない。
こうした状況では、単に英語の問題を解説するだけではなく、学習計画そのものを考える必要があります。
いつまでに何を終わらせるのか。
どの技能を優先するのか。
学校の勉強とどう両立するのか。

英検対策の相談でありながら、実際には時間の使い方や勉強の進め方についての相談でもある。

これは、英検以外の学習にも共通することかもしれません。
勉強する内容が分かっていても、何から手をつければよいのか分からない。
そんなときには、問題の解き方だけでなく、学習全体を整理することにも意味があるのだと思います。

6. 英検は、英語力を測る試験であると同時に、学習の節目にもなっている


今回、英検に関するお問い合わせを振り返ってみて、改めて感じたことがあります。
それは、英検がご家庭によって、さまざまな役割を持っているということです。
英語力を確かめるための試験。受験で活用するための資格。次の目標をつくるためのきっかけ。
そして、今の勉強方法を見直すための節目。
同じ英検2級を目指していても、その背景にある目的は一人ひとり異なります。

だからこそ、英検対策を考えるときには、単に「何級に合格したいか」だけでなく、「なぜ、その級を目指しているのか」を考えてみることも大切なのかもしれません。
目標が変われば、必要な勉強も変わる。

マナリンクでは、これからも保護者の皆さまから寄せられる相談をもとに、子どもたちの学習について考え、発信していきたいと思います!