『英語は中学英語だけで十分話せる』の裏話し
2025/9/12
皆さん、良く英語は中学英語、中学レベルの英文法だけで十分!って聞いたことありますよね。
でも、「え〜、そうかなぁ。」「私、全然できないけど〜」って思ってませんか?
これには、裏の話しがあるんですよ。
嘘か?と言えば、嘘ではなく本当です。 でも、じゃあ、なんで話せないの?という話ですよね。
英語の会話では、そんなに難しい単語を多用しているわけではなく、皆さんも良く知っている、take, have, get, do, make なんてもので会話しています。じゃあ、なんで解らないの?というと、これらの動詞と前置詞を組み合わせて、別の動詞を作ることができるからなんです。 これらの動詞を、句動詞、phrasal verb と呼びます。簡単なもので行くと、get up 起きる、look for 〜、〜を探す のようなものです。
それなら知ってると思った人もいると思いますが、ではどれだけの人が、辞書をしっかり引いて、全部の例文を読んで、全ての前置詞とのコンビネーションで作られる意味まで読んでいますか? この努力をした人が勝ち組になるんです!
辞書を引く時に重要なのは、どの前置詞と一緒に使うか? 前置詞によってどんな意味に変化するか?をしっかり読むことです。 phrasal verbを集めた熟語の単語帳などもありますが、しっかり辞書を引く癖のある人なら、それほど必要を感じないと思います。 phrasal verb を理解するには、元の動詞の本来の意味、語感を掴むこと、そして合わせる前置詞の意味、語感を掴むことです。
結論を言ってしまうと、実は、『辞書が正しく使えていなかった』の一言だと私は考えています。辞書の重要性に気づいている生徒が少なすぎる事。これはすごく嘆かわしい事です。英語学習の第一歩は辞書を引く事。ブヨブヨに膨らんで、どんな単語でも一発で開くことが出来るぐらいになってこそ、英語は上達するんですよ。
受験のために仕方なくやっている生徒にはハードルが高いかも知れませんが、本当に英語が好きな生徒は、ここで基礎に戻って辞書を見直してみることが重要です。
この先生の他のブログ
ここ最近、外部英語スコアで入試が有利になるケースが増えてきました。それに伴い、すごく増えているのが、早め早めに英検やTOEICなどの資格試験を受けさせようという流れです。 私は、これには大きな落とし穴があると思っています。ひとつには、年齢に対して無理をさせている という問題。TOEICなどは、仕事に...
良くどんな人が英語が上手くなりますか? という質問に 私はこう答えます。おしゃべりな人。人に言いたい事が山ほどあってうずうずしているから、何語だろうが関係ない。 兎に角しゃべる!歌が上手な人。音感が良い人は、発音などを真似たり、違いに気づくことが出来る。さらに真似がうまい。習うは慣れるから。声が大き...
先日、ついに期末試験 100点取りました!とお母さんから連絡が来ました。教師としてこれほど嬉しいことはないです。100点取ったことない人。この気持ち分かって欲しい。100点って、たかが数字?とんでも無い。ものすごい満足感ですよ。理解はしていても、100点ってケアレスミス無しってことで、理解プラス努力...