どう勉強するかだけでなく、どんな状態で勉強するか
2022/5/7
今回は「逆転合格を狙う受講生向け」の内容です。
結論としては、どう勉強するかだけでなく、どんな状態で勉強するかにも意識を向けてほしいというメッセージです。
保護者様にも把握しておいていただいた方がよいかもしれません。
もちろん勉強法は成績を上げる1つのファクターですが、全ての原因をそこに帰着させるのは危険です。
スポーツを例に挙げます。
どう練習するか(練習方法)はもちろん重要です。
しかし、スポーツであればどんな状態で練習するかも重要なのはイメージできるのではないでしょうか。
苦しくなるくらいお腹いっぱい食べた直後に、本気で練習はしませんよね。
また、グラウンドや体育館の広さや状態も練習効率に影響を与えるのはスポーツ経験者ならお分かりになると思います。
勉強でも同じことです。
脳を使う以上、パフォーマンスを最大限発揮できる状態が望ましいです。
消化にエネルギーを割いている時や、騒音の中などでは、定着は当然悪くなります。
しかし、勉強となるとやり方のみに意識が向いて、どんな状態で勉強するかに目が向かなくなりがちのように思います。
僕自身も、授業をする時の自分の状態は必ず気にかけています。
授業の前にお腹いっぱい食べることはありません。
長期休暇など、お昼から夜12時くらいまで授業が詰まる日も、最後の授業が終わるまで消化の悪いものは摂取しないようにしています。
空腹が気になってパフォーマンスが落ちると感じた場合、合間にバナナとヨーグルトや少量のハイカカオチョコレートを食べています。
ここまでしている人は大人でもかなり稀ですし、高校生に同じことをしろとは言いません。
運動部に入っている方は特に身体作りも重要です。
ただ、逆転合格を狙うということは、同じ大学を目指す他の受験生より早く、大きく成長しなければなりません。
勉強の効率を上げたいのなら、どんな状態で勉強するかにも意識する必要があるという意識は持ってもらえたらと思っています。
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