医学部受験、独学では伸びづらい"あの科目"とは?その理由は?

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2025/4/29

参考書も問題集もやってるはずなのに、思うように伸びない....そんな経験、ありませんか?

特に医学部受験では、独学での限界が顕著に現れる科目があります。

今回はその「伸びない科目」と、その原因についてお話しします。

まず、その科目とはずばり"数学と物理"です。

では、なぜ数学では限界が現れやすいのでしょうか?



結論

結論から申し上げると「インプットとアウトプットの間に大きな壁がある」ことが原因です。


インプットについて

まず皆さんは数学の勉強というととにかく教科書(または参考書)に紹介されている単元と定理などが何を言っているのか?という観点で理解しようとしますよね。

これは正しいインプットです。

そもそもこれができないと何も始まりません。


独学の限界ポイント

そして次にとにかく演習だ!ということで演習書に手を出しますね。

具体的には教科書や参考書の例題や章末問題です。


おそらく、定期テストなどの対策としてはこれで十分に機能すると思います。


しかし、学校の試験はできている人でも「初見問題ができない...」という声や「模試で点数が伸びない...」という声がよくよく聞こえてきます。


その原因を考えたことがありますか?

ここら辺がおそらく多くみられる独学での限界ポイントでしょう。


独学の限界の理由とは?

ではなぜ、独学で厳しくなってしまうのでしょうか?

ここでアウトプットへの壁が出てきます。


その理由を簡単に申し上げると

①知識のネットワークの作り方

②作問者の意図の汲み取り方

③演習書の正しい使い方

などが分かっていないためです。


ここら辺を学ぶために家庭教師などが役に立っていくのです。

それを知らずに家庭教師を頼んでも、正直いって無意味です。

学ぶことが明確でないのに、何を学ぶんだっていうことですね。


さらに厄介なのが、どれもインプットほど即習性に欠けるという点です。要するにできるようになるまで時間がかかるということです。


それぞれ話しますね。


知識のネットワークの作り方については、定理を覚えるのみでなく、他の分野の観点から新しい視点で考えるという試みが必要になります。

簡単な例を出すと、図形問題が苦手なのであれば、座標系にどのようにして当てはめたら良いのだろうか?などと試みることが必要になります。

自分でやるとすごく遠回りになりますし、そもそも難しそうだということで敬遠する方も多いです。


作問者の意図とは、問題を作る人が問題文にどのような形でヒントを配置しているのか?ということです。

数学の問題には必ず「想定解」が存在します。

つまり、作問した人がこういうように解いて欲しいという思惑がある訳です。


この部分を問題の問い方や解いていく中での計算量などから察して修正したり、考えたりすることが大切な訳です。


解法暗記とはこういうところで行うべきことなのです。


演習書の使用の仕方とは、模試の復習の仕方といっても過言ではないでしょう。


例えば「なぜ解いた問題は復習するのでしょうか?」

この質問をきちんと自分の言葉で答えられますか?


復習の理由は?復習の方法は?復習する時期は?

復習ひとつとってもこれだけ色々な観点があります。


この点は人によって全て異なってきます。

全てを自分軸で、かつ正しい方向に判断できれば問題ありません。


しかし、そのためには「正確な自己分析の力」や「ゴールを見据える力」、「成功体験に裏打ちされた豪快さ」など様々な能力が必要になるのです。




以上のような理由で、数学や物理で独学の限界が近くなってしまうのです。


もし、このような内容に興味がおありの方や限界を感じていらっしゃる方は、ぜひとも私にご相談ください!


きっとお力になることができると思います。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます!!

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