五月雨登校って何?|「登校できる日」を大切にしたい今、家庭教師ができること

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2025/5/23

1. はじめに

― 5月、心と体のペースがずれるとき

新学期が始まって1ヶ月。

そろそろ疲れが見えはじめ、「ちょっと学校がしんどいな」と感じる生徒さんも増える時期です。


毎朝なんとか登校していたお子さんが、ある日「今日は行きたくない」と言った。

それが週に1回、2回、だんだんと頻度が増えていく…。


そんなとき、保護者としてはとても心配になりますよね。

「甘えじゃないか」「このままでいいのかな」と悩まれるお気持ち、よくわかります。


今日は、そんな状況にぴったり当てはまる「五月雨登校(さみだれとうこう)」という言葉をテーマに、家庭でできる関わり方、そして家庭教師の立場からできる支援についてお話しします。


2. 「五月雨登校」ってどんな状態?

「五月雨登校」とは、定期的にではなく、不定期に登校したり欠席したりを繰り返す登校スタイルのことです。

必ずしも5月だけの話ではなく、「学校に行ける日もある」「でも毎日は難しい」そんな状況を表しています。


完全な不登校とは少し違います。

本人は「行かなきゃ」と思っているし、行ける日には頑張って登校する。

でも、心や体がそれに追いつかない日もあるんです。


実はこの「五月雨登校」、本人にとってもとてもつらい状態です。

周囲から「どうして行けたり行けなかったりするの?」と誤解され、自分でも「自分ってダメだな」と責めてしまうことがあるからです。


3. 本人が感じていること

― 焦りと孤独のはざまで

五月雨登校の生徒さんは、誰よりも「学校に行かなきゃ」と思っています。

でも、気持ちと体がバラバラで、どうにもならない日がある


「行けた日」は、周囲から特別に褒められることもない。

「行けなかった日」は、ただ静かに過ぎていく。


そんな日々が続くと、

「がんばって行ったことに意味なんてあったのかな」

「どうせ全部中途半端だから、もういいや」

そんな気持ちが湧いてきてしまうこともあります。


それでも、ほんの少し「誰かに認めてほしい」「自分はまだ大丈夫だと思いたい」

そんな思いを抱えている子も少なくありません。


4. 保護者として、できること

五月雨登校の時期、保護者の対応はとても重要です。

でも、それは「何かをしてあげる」ことではなく、どう見守るかがポイントです。


5. そんなときこそ、オンライン家庭教師という選択肢

学校に毎日行けない。

でも、勉強のことは気になっている。

遅れを取り戻したいけれど、どこから手をつけたらいいか分からない。


そんなとき、家庭教師という「もう一つの学びの居場所」があると、

お子さんの気持ちは少し軽くなります。


オンライン家庭教師なら、

学校でもない、家庭でもない、第三の安心できる場をつくることが可能です。


6. 私の授業では

― ゆっくりでも「学ぶ楽しさ」を

私はこれまで、不登校や通信制高校の生徒さん、

五月雨登校のお子さんともたくさん関わってきました。

どの生徒さんにも共通しているのは、

「本当は学びたい」という気持ちがどこかにあることです。


私の授業では、そんな気持ちを引き出せるよう、

・その日のコンディションに合わせた柔軟な授業

・一方的ではなく、対話を大切にした進め方

・小さな達成感を積み重ねるステップ設計

などを心がけています。

焦らず、少しずつ。

「できた!」という実感が、前に進む力になると信じています。


7. おわりに

― 「行けた日」を認めることから

五月雨登校は、決して後ろ向きなものではありません。

それは、「また前に進もうとしている」サインでもあります。


保護者の方が、

「今日行けたね」

「今日は休んでもいいよ」

と声をかけてあげるだけで、子どもたちは少しずつ変わっていきます。


そしてもし、学習のことでお悩みがあるなら、家庭教師という選択肢もぜひ考えてみてください。

その子に合ったペースで、学びを取り戻すお手伝いをさせていただきます。



こちら、「不登校・通信制高校の学生のための学習サポート講座」も用意しております。

お子さまの状況やご不安なこと、何でもお気軽にご相談ください。

ご家庭のペースに寄り添った、無理のない学習サポートをご提案します。



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