オンライン家庭教師マナリンク
中学数学

【中学数学】「サンヘーホーの定理」になってない?|数学の苦手から抜け出すための「国語」の話

2025/6/18

こんにちは、マナリンク講師の浦野です。


突然ですが、

「サイダイコーヤクスー」「サンヘーホーの定理」……

こんなふうに、数学の用語をインプットしていませんか?


これは何かというと、「最大公約数」や「三平方の定理」を“音だけ”で覚えてしまっている状態のこと。

どちらも中学校までの数学の授業でよく聞く用語ではありますが、言葉の意味まで考えず、音だけでインプットしてしまっている子は案外たくさんいます。

この記事では、そんな風に数学に向き合って理解のチャンスを減らしてしまっている学習方法に警鐘を鳴らしていきます!⚠


音だけで覚えても困らない言葉と、困る言葉

たとえば、「チンジャオロースー」や「ホイコーロー」

これらは中国料理の名前ですが、漢字が分からなくても大丈夫。

「ああ、あの料理ね」くらいに音で覚えていても、生活に支障はありません。

そもそも外国語なので、意味がピンとこなくても不思議ではないですよね。


他にも、「寿限無寿限無五劫のすり切れ…」とか。

これも一つ一つの単語には意味があるらしく、とても長くて縁起の良いものを集めた言葉のようです。

しかし漢字や音を覚えていても、意味を一つ一つイメージしながら唱えている人はほとんどいないですね。


でも、「最大公約数」や「三平方の定理」はちがいます。

これらはしっかり現代の日本語の言葉であり、しかもそのまま意味を表してくれているのです。

意味を知らずに「サイダイコーヤクスー」と丸ごと音だけで覚えてしまうのは、せっかくの“ヒント”を見逃してしまっているのと同じなんです。


数学用語の名前にはヒントがいっぱい

たとえば「最大公約数」。

これは、文字通り「最大の・共通の・約数」のこと。

「12と18の最大公約数は6だよ」と言われたとき、「ああ、12と18に共通している約数のうち、一番大きいやつなんだな」とわかれば、もう説明の半分は終わったようなものです。


「三平方の定理」もそう。

「三つの平方数が登場する定理」という意味で、a² + b² = c² のように、「三辺の長さの二乗(=平方)を使った関係なんだな」と気づくことができます。


他にも、「共通因数」「平均」「中央値」「対称」など、数学用語の多くは“日本語の意味をそのまま表した言葉”なのです。

たとえば、「平均」って何?と聞かれたとき、「全部足して個数で割ること」と答えがちですが、

それが「バラバラな量を“同じくらい”にそろえるイメージ」と分かっていれば、応用問題にも強くなれます。


計算が苦手でも、“言葉の意味”がわかると強くなる

数学というと、「暗記が苦手」「計算ができない」といった苦手意識を持つ人が多い教科ですが、実は“国語的な力”でカバーできる場面も多いんです。


たとえば、

「この用語の名前って、どういう意味なんだろう?」

「なんでこういう名前になってるんだろう?」

と自分で考えてみるだけでも、理解が深まります。

用語が“ただの記号”ではなく、“意味のある言葉”に変わることで、ぐっと身近に感じられるようになるんですね。


今日からできる! 数学用語の読み解きトレーニング

もし、数学の授業で出てきた言葉の意味がよく分からなかったときは、次のようなことをやってみてください。

・その言葉を「漢字ごとに区切って」読んでみる(例:最・大・公・約・数)

・なんとなく分かる部分だけでも意味を考えてみる

・国語辞典やネット検索を使って調べてみる

・家の人や先生に「これってどういう意味なの?」と聞いてみる

こうした習慣を身につけていくと、数学の“言葉の壁”が少しずつ低くなっていきます。


おわりに 〜言葉の意味に目を向けよう〜

数学は、「わからないことをそのままにしない」ことがとても大切な教科です。

その第一歩として、「言葉の意味をちゃんと考えてみる」ことから始めてみてください。

計算が得意じゃなくても、言葉の力で数学の理解がぐっと楽になること、実はたくさんあるんです。

そういった一つ一つの小さな心がけが、ゆくゆくは数学的や思考力や記述式答案の作成力につながります。


このブログでは、普段の授業の中で取り上げる雑談や小話、学習を身近に感じるためのちょっとしたテクニックなども、今後紹介していく予定です。

「数学が少しでも身近になった」と思ってもらえたら嬉しいです。

このブログを書いた先生

このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら

中学生の数学対策におすすめの指導コース

22,000/月
1回75(月4回(週1回目安))
中学1〜3年生
  • 中高一貫校で「体系数学」を使用している生徒さん
  • 学校の評定を上げたい生徒さん
  • 体系数学の問題集を授業に使ってほしい
コースの詳細を見る
中学数学月額コース
【中学数学基礎】大丈夫!易しい説明&反復練習でみるみるわかる
タイプ別
無料体験あり
【中学数学基礎】大丈夫!易しい説明&反復練習でみるみるわかる
18,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
中学1〜3年生
  • 苦手部分の解き方を復習しながら「わかった体験」を増やしたい
  • 2週間前から定期テスト対策もしてほしい
  • NO!難しい説明!簡単解説と反復勉強法で苦手意識を克服したい
コースの詳細を見る
中学数学月額コース
高校入試の元・出題/採点者が教える! 公立高校特別対策!!
三者面談あり
無料体験あり
高校入試の元・出題/採点者が教える! 公立高校特別対策!!
55,000/月
1回75(月4回(週1回目安))
中学3年生
  • 公立高校を受験する中学3年生
  • 定期テストの点数は取れるのに、入試問題になると伸び悩んでいる生徒
  • 公立高校入試に特化した「問題を解くコツ」を教えてほしい生徒
コースの詳細を見る
中学数学単発/短期コース
【埼玉県限定】回数・日程柔軟に対応可能!高校入試対策
無料体験あり
【埼玉県限定】回数・日程柔軟に対応可能!高校入試対策
50,000
60(全10回)
中学1〜3年生
  • 数学で90点以上を目指す方
  • 高校受験の数学で足を引っ張りたくない方
  • 自分のペースを大切に楽しく勉強したい方
コースの詳細を見る
中学数学月額コース
現役エンジニアによる丸暗記しない『論理的思考』で解く中学数学
三者面談あり
タイプ別
無料体験あり
現役エンジニアによる丸暗記しない『論理的思考』で解く中学数学
18,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
中学1〜3年生
  • 公式の丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか」を根本から理解し、納得して学習を進めたい生徒さん。
  • 「数学は何の役に立つの?」と疑問の方。現役エンジニアが実社会での活用例を交えて教えます。
  • 文章題や初見の問題が苦手な方。問題を整理し、論理的に解く「エンジニア流の思考法」を伝授します。
コースの詳細を見る

中学数学のブログ

問題集を何周もする中学生は高校数学で挫折する?夏休みにやるべき「1日3問の実況中継」

いよいよ待ちに待った夏休み。「この夏は、数学の問題集を最低でも3周は終わらせるぞ!」と目標を立てて、机に向かっている中学生の皆さん。そして、その姿を頼もしく見守っている保護者の皆様。水を差すようですが、プロの目線から非常に重要な事実をお伝えします。 もし今の勉強が「とりあえず問題集を何周もこなすこと」に偏っているなら、その生徒は高校に入学した直後、数学で決定的な挫折を味わう可能性が極めて高いです。なぜ、真面目に問題集を反復している中学生が高校数学で「深海魚」になってしまうのか。本記事では、その残酷な構造と、中学の夏休みにこそやっておくべき「正しい脳の使い方」について解説します。1. 中学数学は...続きを見る
木村の写真
木村オンライン家庭教師
2026/7/27

📝 「『分からない』と言える子は、伸びる子です」

こんにちは。澪耶です。授業をしていると、「先生、ここが分かりません。」と素直に言える生徒さんもいれば、分からなくても黙ってしまう生徒さんもいます。実は、この違いは勉強だけでなく、自信にも大きく関わってきます。🌱 「分からない」は悪いことではありません「分からない」と言うことを恥ずかしいと感じるお子さまは少なくありません。「こんなこと聞いたら笑われるかな…」「何回も聞いたら怒られるかな…」そんな気持ちから、質問できずに時間だけが過ぎてしまうこともあります。でも、本当に恥ずかしいことは「分からないこと」ではなく、分からないままにしてしまうことです。💡 質問できる環境が大切です私は授業で、「何回聞い...続きを見る
澪耶の写真
澪耶オンライン家庭教師
2026/7/25

📝「『分かった?』より、効果的な声かけがあります」

こんにちは。澪耶です。授業の後や宿題を見たあと、保護者様がお子さまに「分かった?」と声をかけることはありませんか?もちろん、お子さまを気にかけているからこその言葉です。ですが実は、「分かった?」よりも、お子さまの力を伸ばしやすい声かけがあります。🌱 「分かった?」と聞かれると…子どもは意外と、「うん!」と答えることがあります。でも実際に問題を解いてみると、「あれ?解けない…」ということも少なくありません。これは決して嘘をついているわけではなく、「説明を聞いて分かった気になっている」状態だからです。💡 おすすめなのは…私がおすすめしているのは、「じゃあ先生(お父さん・お母さん)に説明してみて!」...続きを見る
澪耶の写真
澪耶オンライン家庭教師
2026/7/19

📝「『できない』ではなく、『まだできるようになっていない』だけ」

こんにちは。澪耶です。授業をしていると、「先生、僕(私)は数学ができません…」そんな言葉を聞くことがあります。でも私は、「できない」のではなく、「まだできるようになっていないだけ」だと思っています。🌱 苦手な教科があるのは当たり前勉強には得意・不得意があります。最初から何でもできる人はいません。だからこそ、「今できない」ということだけで、自分を否定する必要はありません。💡 「できた!」は少しずつ増えていきます例えば、計算ミスが減った英単語を10個覚えられた自分から質問できたこれも立派な成長です。私は授業で、こうした小さな変化を一緒に喜ぶことを大切にしています。👏 自信は成功体験から生まれます「...続きを見る
澪耶の写真
澪耶オンライン家庭教師
2026/7/18

📝「兄弟や友達と比べないでほしい理由」

こんにちは。澪耶です。保護者様から、「お兄ちゃんは勉強ができたのに…」「友達はもっと頑張っているよ。」そんな言葉を、つい言ってしまうことがあるというお話を聞くことがあります。もちろん、お子さまを応援したい気持ちから出る言葉だと思います。ですが、私は「誰かと比べること」よりも、「昨日の自分」と比べることを大切にしています。🌱 子どもの成長するスピードは一人ひとり違います同じ学年でも、計算が得意な子。文章題が得意な子。じっくり考えるのが得意な子。本当にさまざまです。だからこそ、「あの子はできるのに…」という比較は、お子さまの自信を少しずつ失わせてしまうことがあります。💡 比べるなら「昨日の自分」例...続きを見る
澪耶の写真
澪耶オンライン家庭教師
2026/7/16

夏休みは「できる」を増やすチャンスです✨

「この夏こそ、数学を頑張りたい!」そんな気持ちで夏休みを迎える中学生も多いのではないでしょうか。そのやる気はとても大切です。そのやる気を、実際の行動に移すことができるようまずは、勉強を始める前に環境を整えることから始めましょう!「30分だけ勉強しよう」と机に向かっても、スマートフォンの通知が鳴ったり、ゲームが目に入ったりすると…つい気になってしまいますよね。これは意志が弱いからではありません。スマートフォンやゲーム、特にSNSは大人でもつい見てしまうほど誘惑が強いものです。自分の力だけで我慢し続けるのは、決して簡単なことではありません。だからこそ、勉強する時間だけはスマホを別の部屋に置く、ゲー...続きを見る
えりの写真
えりオンライン家庭教師
2026/7/15

この先生の他のブログ

浦野の写真

【理科】社会に出たら理科は不要?|子どもたちの理科離れについて思うこと

2025/7/24
先日、こんな記事がSNSで話題になっていました。「社会に出たら理科は不要」…日本の高校生が最多、日米中韓の4か国比較で「理科離れ」深刻https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20250703-OYT1T50224/この記事によると、日米中韓の高校生を...
続きを読む
浦野の写真

【勉強法】テストとは「教師が期待する答えを書くゲーム」だった|かつての僕の話

2025/6/10
「正解を探すこと」が目的になっていた中高生時代少し、自分の過去をお話しさせてください。僕は中学時代、通知表はオール5。偏差値70ほどの都立高校に進学し、定期テストでは常に上位。内申点も安定して高い数字をキープしていました。数学では、テスト範囲の問題集を何度も繰り返して「解き方」を丸暗記。国語や英語で...
続きを読む
浦野の写真

【2026年共通テスト】出願が完全オンラインに!電子出願の手順と注意点を解説

2025/6/7
共通テストの出願方法が2026年(令和8年)から大きく変わることをご存じでしょうか?これまでの紙による出願から一転して、出願はすべてインターネットを通じた「電子出願」に一本化されます。この記事では、共通テストの出願方法の変更点電子出願の流れと必要な準備よくある疑問と注意点を、現役オンライン家庭教師が...
続きを読む
浦野の写真

もしもこの地球が動いているとしたら?|アニメ『チ。-地球の運動について-』から学ぶ宇宙と物理

2025/6/4
アニメ『チ。』から考える「宇宙」と「物理」の始まりNetflixなどで話題になったアニメ『チ。―地球の運動について―』。中世ヨーロッパを舞台に、命がけで「地動説」を広めようとする人々を描いたこの作品、実は物理好きとしては見逃せない“学問の火種”がたくさん詰まっています。今回はこの『チ。』を入り口に、...
続きを読む