勉強ができない甥っ子と私 -家庭教師を再開した原点ー
2025/7/6
約10年前のある日。
中1の1学期中間テストで、とんでもない点数を取ってしまった甥が
「勉強を教えてください!」
と言ってきました。
その頃の私は書道の先生はしていたけれど
勉強を教えるのは大学時代以来。
正直、「勉強の仕方、覚えてるかな・・・・・・」と不安がよぎりましたが
甥っ子の熱意に背中を押されました。
問題集を解きまくったり参考書を読み漁ったりして
甥っ子の指導と猛勉強を同時進行。
特に英・国・数が壊滅的だったので
「これは彼の将来に関わる」と思って必死でした。
何かに導かれるように家庭教師を再開した私。
甥っ子との授業で「勉強する楽しさ」も思い出しました。
目の前で「わかった!」と子どもが目を輝かせる瞬間は
ほかの仕事では得られないやりがいでした。
こうして、徐々に家庭教師として活躍できる場を広げていき、
再開して数年間は、中学生の英・国・数を教えていましたが、
国語の専門性を磨いていくことにしました。
きっかけとなってくれた甥っ子は
夢だった建築系の専門学校に進み、
今年(2025)建築業界に就職しました。
バランスよく成績は伸びなかったけれど
建築に必要な数学や物理は得意になりました。
そしてこの夏。
京都の夏の風物詩・祇園祭の鉾の組み立てに携わるとか!
京都では祇園祭はやはり特別な行事で
なんらかの形で関われることってすごいと思います。
社会人1年目のヒヨコではありますが
夢をかなえてくれたことがうれしく、
あのとき家庭教師の再開を決断してよかったと
しみじみ感じたのでした。
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