努力を「合格」に変えるのは戦略だという話
受験は、ただ一生懸命勉強すればいいーー
というものではないところが
とても奥深く感じます。
今日お伝えしたいのは、
受験における作戦の重要度です。
予期せぬ志望校変更。その時、どう動く?
現在コーチングを担当している、
国公立大志望のある生徒さんのケースです。
やむを得ない事情で、
急きょ私大文系への志望校変更を
検討することになりました……。
候補に上がっているのは、関西の難関私大。
これまでの作戦とは、
配点も出題傾向もガラリと変わります。
ここで試されるのが、
周りの大人の「戦略眼」です。
「行きたい」と「行ける」を繋ぐ冷静な分析
塾の先生からは「同志社大学」を
強くすすめられているそうです。
もちろん、志が高いのは良いことです。
しかし、その生徒さんはまだ部活もあります。
英語がちょっと苦手で、
国公立大を目指しているときは
英語の配点がそこまで大きくなかったのですが
同志社になるとその比重はかなり重くなります。
さらに以前「取らなくていい」と
アドバイスしていた「数Ⅲ」の授業も
履修してしまっています。
これは、学校の先生の強いすすめがあったためだとか。
私大文系に絞るのであれば、
その分のリソースを
英語や国語に全力投入できたのに……。
「やるべきことの方向」が
少しズレるだけで、
合格への距離が遠く見え
不安が募るばかりになります。
そうすると日々の生活リズムが乱れたり
学習のパフォーマンスの低下にも
つながりかねません。
受験は、限られた「時間」という資源の奪い合い
受験生に与えられた時間は、
全員平等に24時間しかありません。
●どの科目を捨て、どの科目に全振りするか。
●苦手科目を「克服」するのか、「最小限で凌ぐ」のか。
●志望校の配点に対して、自分の持ち駒をどう配置するか。
この「作戦」が抜けたまま、
ただ周りの大人のすすめめに従って走り続けるのは、
地図を持たずに砂漠を歩くようなもの。
コーチとしての私の役割は、
生徒さんの頑張りを無駄にさせないこと。
今回の志望校変更も、感情論ではなく、
合格への道のりをシミュレーションしたうえで
作戦を立て直すつもりです。
あなたの「作戦」は大丈夫ですか?
もし今、「頑張っているのに手応えがない」
「志望校選びで迷っている」のなら、
それは努力不足ではなく、
戦略不足かもしれません。
一度立ち止まって、
自分だけの「勝てるルート」を
再確認してみてください。