おもしろかった小論文のテーマ
小論文は推薦入試や国公立後期で必要になり
学校では授業をすることはほぼないため、
個別での対策が必要になります。
課題文をベースに書くタイプ、
テーマだけポンッと出されて書くタイプなどがあります。
小論文の定義を勝手にもう少し広げると
一般的なタイプに当てはまらない
ユニークな課題を出している大学があります。
今日はそんな大学の変わり種を紹介したいと思います。
私がこれまで「特に変わっているな」と思ったのが
立教大学異文化コミュニケーション学部の
推薦入試の課題作文です。
あなたは、異なった惑星から、今から25年後の地球にやってきた。そこであななたは、奇妙に思われるさまざまな特徴に満ちている社会に遭遇した。あなたは手持ちの装置を使って、それらの特徴の内の1つに介入する。その結果、あなたは、ある成果を得ることができたが、それと同時に、あなたの介入は、意図せざる結果をもたらすことにもなった。そしてこの経験を通して、あなたはこの社会について当初は持っていなかった理解と、ある新たな能力を得ることとなった。
6つの下線部に焦点を当て、以上のSF的なシナリオに肉付けして、ストーリーを創り出してください。
ストーリーの創作にあたっては、以下の2点に留意してください。
①25年後にあなたが見た地球の状況についてのリアリティー
(現在の地球社会との関連性、25年後にそうなっていることに対する説得性)
②ストーリーに意外性を備えていること
このような創作的な課題で必要なのは
“想像力”だと思います。
25年後の地球をリアルに描ける想像力。
異なる社会で得られる成果と
意図せざる結果(デメリット)を予想する想像力。
未来に必要な理解と新たな能力を
先見できる想像力。
そこにはもちろん25年後を予想できる
知識や知見も関わってきます。
「違う」ということが前提の異文化を学ぶ学生に大切なのは
きっと「違い」を想像できる能力。
文学部や芸術学部に多い創作課題ですが
国際系の学部での試みだからこそ斬新で
今も強く印象に残っています。
こういう課題は高校生が陥りがちな一般論に収束しなくて
個性が大爆発するので添削していてもおもしろい。
「意外性を備えていること」って
どんな基準!? とか
ツッコミながら考えるのも味わい深いです。