国語
主語と述語をちゃんとしてみる
2026/4/27
どのレベルの生徒であれ、
現代文の授業で
私が欠かさず行っているのが
「要約文の添削」です。
同じ文章を扱っていても、
紡ぎ出される言葉は
一人ひとりまったく違う。
その個性を比較して読むのが、
私のひそかな楽しみでもあります。
添削を重ねるうち、ふと
自分の朱書きを眺めて気づきました。
「結局、私はずっと同じことを言い続けているな」と。
「主語と述語が噛み合っていない」
「主語が途中で変わっている」
「主述のねじれが起きている」

バリエーションは違えど、
指摘の根底にあるのはすべて
「主述の関係」。
国語の先生として一番気になるのは、
やはりこの“基本のキ”らしいのです。
中学国語の文法でも、「文節の働き」は
中1の最初にさらりと触れるだけ。
そのまま二度と振り返られないことも
珍しくありません。
これでは、子どもたちの意識に
上らなくて当然ですよね。

一方で、もともと書くのが得意な子には、
こうしたツッコミを入れる隙が
最初からほとんどありません。
多くの先生のブログを拝見していると、
国語には勉強しなくてもできてしまう
「強者」がいるそうです。
(特に女子に多いのだとか)
(私のところに来るのは国語が嫌いな子が多いので)
彼らは、主述の関係を自然にマスターし、
呼吸するようにブレることなく
使いこなしている。
だから筋の通った
読みやすい文章を書けるのでは。
書く力をつけるために
文法の勉強が必要な子たちへ、
この意識を届けるのが
私の使命だと思っています。
国語のブログ
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——「主語と述語を正しく選んで」と何度言っても、その子は選べなかった。 幼い頃、母が毎晩絵本を読んでくれた。長女だったせいか、丁寧に、毎晩。気づけば小学校入学前に低学年向けの本が読めるようになっていた。図書館に連れて行ってもらい、顔見知りの司書さんができた。本を読むことは、私にとって呼吸のようなものだった。 小学1年生の国語の授業で、先生が「文節を指で囲いながら読みましょう」と言った。みんながそうしているのを見て、なぜかまどろっこしくて、私はそのまま普通に読んだ。昼休みも外遊びの声を背に図書室にこもり、高学年では書写の宿題を先へ先へと勝手に進めた。中学生になると思春期の波に飲まれ、かわりに図書...続きを見る
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