【中3受験生の君たちへ】9月からの心得と『数学』受験に向けて今できること

1

2023/9/15

中学英数を主に教えています、安芸です。

本日は夏休みが終わり、9月といういよいよ受験モードが始まるこの時期に、


●なんとなくいつもと変わらない生活をしてしまっている君、

●なんかしなければいけないのはわかっているけれど何をすればいいのか分からず

焦る気持ちは持ちつつ日が刻々と過ぎてしまっている君、

●受験モードに突入せず、このままいけば何となく受験を乗り切れると過信している君に


特に私のコースを受講してくださっている生徒さんたちを念頭に置きながら

お話していきたいと思います。


9月の今の時期のあるべき心得は?

まず知っていてほしいのは

『受験は今のままの生活を続けていて、ちょろっと空いた隙間時間に復習をすれば受かる』

『定期テストの延長戦』

『みんな高校生になっているし、私も自然になれるでしょ!』

というような気持ちを持っているなら、今すぐその考えを捨てましょう


じっくり考えるとちょっと焦ってくる受験のアレコレ

●受験は定期テストのようなものではありません


●範囲は3年間分。膨大な量です。


●ライバルは他校のあの子や隣の席のこの子たち。一点一点をせめぎあい

ポカミス一個、一点取りこぼすだけで、同じ点数の子が数十人いれば、当然数十位順位が下がります。その一点で合否を分けることもあり得ます。勝者だけが希望校の門をくぐれるのです。


●一見みんな無事高校生になっている子ばかりが目に入るため、どんな子でも高校はいけているように見えますが、その裏には『落ちる子』は必ずいます。もしくは冬頃に志望校をなくなくレベルを一つ落として安全圏で受験する場合もあります。


早めに受験勉強を始めた子が楽に勝てるのが受験。2月まで5か月。5か月で3年分の復習をするって日割り計算すると結構大変なの知っていますか?


ワークを行うことを自分なりの受験勉強としているなら、3冊分のページを5か月で割ってみましょう。私は一冊150ページほどのワークを持っていますが3年間(3冊)を5か月かけてする場合、単純計算で一か月で90ページ。一日3ページ休みなく行って初めて全部網羅できる期間しか残っていないんです。


ヤバく感じませんか?"(-""-)"ブルブル

中学校では1800個の英単語を学ぶといわれています。1800人の縁もゆかりもない人の名前と漢字を間違えることなく書けるよう今から覚えろって言われたら、ヤバ!って思いませんか?早く取り組まないと後々しんどくなると想像がつきますよね?


単語はなんとな~く覚えているけれど、書けないかも…。時々間違える…。そんな不安定な場合、それは覚えていないのと同じです。スペルが完璧に書けるように再度全単語を復習としたら…。1800を5か月で割るとひと月360個。一週間90個。一日13個ずつ休みなく練習して網羅できる期間しか残っていません


ヤバくない?((+_+))ブルブル


2学期は体育祭・文化祭などイベントもあるので何となく受験モードに突入しにくいのはわかります。でも周りが突入していないからといって安心していてはダメ!あなたのライバルは他校にいて、その子はとっくに毎日勉強をしっかり行っているかもしれません。


受験のために今やるべきこと

1⃣意識改革をしよう

●部活も終わった今、受験のための復習の時間を毎日確保し、スケジュールを立てましょう。


●塾の宿題以外でも先生からプリントや問題の課題が出るかもしれません。ひとまず今だけは、この半年だけは頑張ってみましょう。


●隙間時間や、空いた余った時間を使うようでは足りません。それなら部活を早々に引退した意味がありません!


●3月の受験後に『私、人生で一番勉強したわ』と言えた子が勝ちます。今までの人生で初めての大勝負です。ここで力を出し惜しみしてどうするの!後悔してほしくありません。そのトラウマのせいで大学受験や別の人生の大勝負の時もあきらめ癖がついちゃうこともあるのですよ。


●今の自分の現状を知りましょう。できることに時間を充てるほど時間に余裕はありません!できないところだけに時間を使いましょう!


2⃣一回過去問を解いて自分の現状をしろう

9月のこの時期だと、数学であれば、最後の大問が解けないくらいで8割は習い終えています。

一度ご自身の県の過去問を行い、何点くらいとれるかをやってみましょう。


大体一教科約50分で作られています。最後の大問を抜かすとして35~40分で残りが解けるか試してみてください。


3⃣ミスを選別し、どの単元が弱いかをピックアップ

採点をし、

●ポカミス

●思い込み・解き方忘れてたミス

●全く手が出せなかったミス


①三種類のミスに分けてください。

②【ポカミス】は自分のミスの傾向をちゃんと確認し、次回同じ間違いをしないと決意すればひとまずできた側に置きます。

【解き方忘れていたミス】は、再度解き方を確認し、思い出した後に解き直しましょう。正解したらこれもOK側に置きます。

③【全く手が出せなかったミス】は、その単元をどこかにメモることで、その部分が自分は足りないと分かります。

④全く手が出せなかった単元をワークや塾で与えられるテキストなどを使って繰り返し解き、徹底的に潰していきます。


4⃣長期計画は大変なので、まずは「せめての精神」短期計画を

マラソンでいきなり20キロ走れと言われたらしんどいですが、せめて次の電柱まで走ったらちょっと休憩、やっぱり次の電柱まで頑張ってみよう…。と短期的な目標を繰り返し続けていくことで結局長期的な目標も達成できます。


これを『せめての精神』と私は勝手に読んでます^^

まずは「せめて2週間やってみよう」の精神で、2週間分の計画的に復習を行ってみてください。


私の生徒さんには『二週間復習記録シート(数学用)』をお出ししています。

●シートに単元名を書き

●その単元のページ数を2週間で割って、一日何ページすればいいかを確認

●できた問題はOKマークを付け、できなかった問題は繰り返し解き直します。

●シートの最後に「この単元OK・まだ不安」と選べるようになっているので、不安なら次の二週間にも食い込ませましょう。OKなら次の単元へ進んでOK。


上手くいけば1か月に2単元復習できるので、5か月で10単元復習できますね!


5⃣迷ったらこの単元をやろう!

数学の復習で何をするか迷ったら、

●まずは過去問から自分の弱点を徹底的に洗い出す。

●また学校・家庭教師の先生にどこをやればいいか聞いてみてください。

●それでも迷ったら…。


独断と偏見で選びましたが、私がいろんな県の過去問をやってきて、多くの県で出ており、9月の段階ですでに習っている単元といえば…このあたりが重要かと思います。


①一次関数

②連立方程式の文章問題・利用

③ヒストグラム・箱ひげ図

④規則性

⑤一次関数と二次関数が重なった図の問題

⑥合同証明


全部2週間ずつやっても、3か月で終わります。ここから始めてみるのもおすすめです。


6⃣11・12月に再度過去問やってみよう

単元復習を3か月くらいやったら、以前行った過去問をやってみましょう。成果が上がっていれば、より頑張ろうという意欲がわいてくるはず!


過去問は最新から3個くらい行ってみるといいでしょう。進み具合によっては最後の大問も解けるようになっているかもしれません。するとその単元が今度は弱点と分かるかも。残りの数か月はそこを強化に充てられますね!


さぁ『今から』さっそく始めよう!

週1回の家庭教師で教えられることはごくわずか、教えてあげられるコツもごくわずかです。コツを教えられても、実際にそれを使って解く練習をするのは君。


そしてそれができる時間は授業のない、おうち時間です。おうち時間の使い方が受験合格の大きなウエイトを占めます。


君ならできると信じています。だって今まで授業で欠かさず宿題を出す頑張り屋さんの姿を見てきたからです。春に嬉しい報告を受けられるように、今からさっそく取り組みましょう!

1

この先生の他のブログ